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SFの世界を一冊で一望する『サイエンス・フィクション大全』
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SFの世界を一冊で一望する『サイエンス・フィクション大全』
見てくれ! これがサイエンス・フィクションの家系図だ。 図の左上に、SFの祖先「Fear and Wonder(恐れ... 見てくれ! これがサイエンス・フィクションの家系図だ。 図の左上に、SFの祖先「Fear and Wonder(恐れと驚き)」がある。 アニミズムや神話・伝説・迷信の流れと、テクノロジーや実験・観察・啓蒙主義の流れが混交し、自然科学とユートピアとロマン主義を養分として、ゴシック小説の巨大な畑が出来上がっている。 ゴシック小説から、科学と技術と恐怖を組み合わせた最初のSF『フランケンシュタイン』が生み出され、ウェルズやハクスリー、ヴェルヌ、アシモフ、ブラッドベリ、ギヴソン、イーガンを始めとする大きな流れがある。これらを支えてきたのはダイムノヴェル(10セントで買える大衆小説)やペーパーバックによる文学と漫画のメディアだ。 映像メディアからは月世界旅行やメトロポリスを始めとして、トワイライトゾーン、スタートレック、スターウォーズ、エイリアン、マトリックス、E.T.を代表とした巨大な流れがある。