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『影に対して 母をめぐる物語』遠藤周作|母への愛は大きくなる - 書に耽る猿たち
『影に対して 母をめぐる物語』遠藤周作 新潮社[新潮文庫] 2023.3.18読了 遠藤周作さん没後、しかも20... 『影に対して 母をめぐる物語』遠藤周作 新潮社[新潮文庫] 2023.3.18読了 遠藤周作さん没後、しかも2020年という最近になってから『影に対して』の原稿が発見された。作者自身の略歴をたどればわかるように、実際の体験を元にして母親の郁をイメージにした作品である。 勝呂(すぐろ)という40歳ほどの男性が、幼少期と時間軸をずらせながら母親のことを思い巡らす。勝呂という名前に聞き覚えがあると思っていたら、遠藤周作さんの『海と毒薬』という作品に登場していた。 他にもいくつかの作品にたびたび登場し、遠藤さんの分身であるようだ。それにしてもこんな名作が埋もれていたとは驚きである。ひょっとすると本人は自分の心の中だけにしまっておきたかったのかもしれないし、気持ちにケリをつけてから世に出そうと思っていたのかもしれない。 芸術の追求のために家庭をかえりみなかった母親。勝呂少年はただただ母親の愛に飢えて
2023/03/27 リンク