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『HHhHープラハ、1942年』ローラン・ビネ|ビネ自身が主人公で、実況中継するかのよう - 書に耽る猿たち
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『HHhHープラハ、1942年』ローラン・ビネ|ビネ自身が主人公で、実況中継するかのよう - 書に耽る猿たち
『HHhHープラハ、1942年』ローラン・ビネ 高橋啓/訳 東京創元社[創元文芸文庫] 2023.6.17読了 ... 『HHhHープラハ、1942年』ローラン・ビネ 高橋啓/訳 東京創元社[創元文芸文庫] 2023.6.17読了 本屋大賞翻訳小説部門を受賞したというのが納得できるおもしろさだった。パラパラと頁をめくると、細かい文字がびっしりと埋められ(東京創元社の文庫だし当たり前なのだが)、史実を元にした内容だからなかなか込み入ってそうに思えた。しかしまぁ、思いのほか読みやすかったのだ。語り口に引き込まれてぐいぐいと読ませるこの手法が、もう天才的で、類稀なる読書体験となった。 1942年のプラハで実際に起こった、ナチスの高官ハイドリヒの暗殺事件について書かれたノンフィクションにもとれるようなフィクションである。ハイドリヒは、ユダヤ人大量虐殺の発案者にして責任者で、「死刑執行人」「金髪の野獣」「第三帝国でもっとも危険な男」と呼ばれた人物である。 ナチスと聞くだけでユダヤ人大量虐殺、ホロスコート、アウシュヴィ