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『木挽町のあだ討ち』永井紗耶子|完成された物語性 - 書に耽る猿たち
『木挽町のあだ討ち』永井紗耶子 新潮社 2023.7.31読了 胸のドン突きにあるもの。胸の奥深くの突き当た... 『木挽町のあだ討ち』永井紗耶子 新潮社 2023.7.31読了 胸のドン突きにあるもの。胸の奥深くの突き当たりにあって自分の意志じゃどうにもならないもの。これに反する気持ちを抱こうとしても、何かが喉に引っかかったような、もどかしい気持ちになりすっきりしない。だから、胸のドン突きにしっくりくる生業に辿り着きたいと、木戸芸者の一八(いっぱち)は思うのだった。 2年前に木挽町で起きたあだ討ち事件について、ある人物が聞き取りをし何人かの証言を取る。仇討ちの真意は何だったのか。大柄な博徒作兵衛は何故あのように決闘に敗れたのか。そして、作兵衛の首を取り、その後闇に姿を消した菊之助とは一体何者なのかー。 一八が語る一章をまず読んでみて、物語を作るのが、文章を書くのが本当に上手いなぁ、としみじみ感心する。そして最終章まで読み、ますますその技量に感服した。全てがこのように繋がるのかという構成力の高さはもちろ
2023/08/04 リンク