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国文学の検索結果81 - 120 件 / 488件

  • 雪女② ~『宗祇諸国物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    『宗祇諸国物語』(西村市郎右衛門作か、貞享二[一六八五]刊)巻五-五 ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 新日本古典籍総合データベース 【原文】 或る暁《あかつき》、便事《べんじ》の為《ため》、枕に近き遣戸《やりど》押《お》し開け、東の方を見出《みい》でたれバ、一反計り向かふの竹藪《たけやぶ》の北の端《はし》に、怪《あや》しの女一人立てり。 背《せい》の高さ壱丈もや有らん。 顔より肌《はだへ》透き通る計り白きに、白き単衣《ひとへ》の物を着《き》たり。 其の絹、未《いま》だ此の国に見慣れず、細かに艶やか也。 糸筋《いとすじ》赫奕《かくやく》と辺りを照《て》らし、身を明《あき》らかに見す。 容貌《ようばう》の端厳《たんごん》なる様《さま》、王母《わうぼ》が桃林《とうりん》にま見え、かぐや姫の竹に遊びけん、斯《か》くや有らん。 面色《めんしよく》によつて年の程を窺《うかゞ》はば、二十歳

      雪女② ~『宗祇諸国物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    • 聖徳太子オーロラを見た? 飛鳥時代、夜空に赤い扇形 | 共同通信

      キジが尾羽を広げたような扇形の赤いオーロラを聖徳太子が見たかも―。国立極地研究所、国文学研究資料館などのチームが15日までに、飛鳥時代に現れたオーロラを歴史書「日本書紀」が記録していたとする分析を発表した。日本で最も古い天文現象の記述として知られるが、彗星との解釈もあって決着がついていなかったという。 片岡龍峰・極地研准教授(宇宙空間物理学)は「巨大で明るい扇形オーロラは真夜中前に現れることが多い。驚いた人々が天の使いともされるキジの美しい尾羽に例えたのだろう」としている。

        聖徳太子オーロラを見た? 飛鳥時代、夜空に赤い扇形 | 共同通信
      • 井原西鶴が描く明智光秀! その7(補完) ~『武家義理物語』巻一の二「瘊子は昔の面影」~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

        前回、挿絵の紹介をしたのですが、局頭《つぼねがしら》と思われる人物について、二つばかりご質問をいただいたので、お答えしたいと思います。 kihiminhamame.hatenablog.com id:mashley_slt さん 光秀さんイケメンに描かれてますね♪気になるのが左の局頭さん…何か鼻から出てる?! もう少し、画質が良い画像を用意しました。 新日本古典籍総合データベース ※国文学研究資料館所蔵品のデジタル公開画像を適宜加工して使用しております。 鼻から何か出ているわけではなく、上唇の印刷がつぶれているだけでしたwヾ(๑╹◡╹)ノ" id:kaedeya さん 局頭の髪型(?)がとても気になります。これ、どういう状態なのでしょうか。 勉強になりました! 局頭は、うなぎ綿《わた》[綿帽子の一種。形がウナギに似ているから、この名が付いたのかしらん?]という、年配の女性がよく使用した帽子

          井原西鶴が描く明智光秀! その7(補完) ~『武家義理物語』巻一の二「瘊子は昔の面影」~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
        • 二十八日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

          (部屋の中が虚無僧だらけになる) 新日本古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 廿八日の夜にハ、遥かに尺八の音聞こえ、程無く虚無僧《こもそう》と見えて、地を踏みもせで、家内に入り来たりぬ。 其の後は、同じ様《さま》の虚無僧打ち續きて、数多《あまた》入り来たりし程に、居間の中一圓に虚無僧となりつゝ、平太郎臥したに傍《かたへ》に皆、寝《いね》てありける。 夜明ケて後は、其の跡も見えず。 【現代語訳】 七月二十八日の夜には、はるか遠くに尺八の音が聞こえ、間もなく虚無僧《こむそう》が地面を踏みもせずに、すーっと家の中に入ってきました。 それから、同じような虚無僧が続いて、たくさん家の中に入ってきました。 居間中が虚無僧だらけになって、平太郎が寝ている側で、虚無僧はみんな

            二十八日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
          • 前篇 旧石器時代からいた「海の遊牧民」 | 三浦佑之×安藤礼二「海の民、まつろわぬ人々――。」 | 三浦佑之 , 安藤礼二 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社

            『「海の民」の日本神話 古代ヤポネシア表通りをゆく』刊行記念対談 著者: 三浦佑之 , 安藤礼二 出雲と筑紫、そして若狭、能登、糸魚川から諏訪まで続く「海の道」—―古代日本、「表通り」は日本海側だったことを、『古事記』等の文献はもちろん、考古学や人類学も含めた最新研究から丹念に追った『「海の民」の日本神話 古代ヤポネシア表通りをゆく』(新潮選書)。著者の三浦佑之氏(千葉大学名誉教授)と安藤礼二氏(多摩美術大学教授)による、古今東西を自由に駆け巡る、刊行記念対談をお届けします。 (2021年10月18日、於・新潮社クラブ) 旧石器時代の航海術 三浦 安藤さんは『折口信夫』(講談社)などの御著書がおありですが、もともとは考古学をやっておられたんですよね。それで是非、今回の本について感想を伺いたかったんです。 安藤 今回の『「海の民」の日本神話 古代ヤポネシア表通りをゆく』(新潮社)、そして『出

              前篇 旧石器時代からいた「海の遊牧民」 | 三浦佑之×安藤礼二「海の民、まつろわぬ人々――。」 | 三浦佑之 , 安藤礼二 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社
            • 日本書紀に記されている「赤気」という現象の正体は扇形オーロラだという説 | スラド サイエンス

              国立極地研究所と国文学研究資料館、総合研究大学院大学の共同研究で、日本書紀に記されている「赤気」と呼ばれる現象が「扇型オーロラ」と整合することが分かったという(国立極地研究所の発表)。 日本書紀は奈良時代に作られた、日本の歴史を記した書物の1つ。日本書紀には、推古天皇二十八年(620年)に「十二月の庚寅の朔に、天に赤気有り。長さ一丈余なり。形雉尾に似れり。」との記述があるが、この現象がいったいどのようなものだったのかは謎だった。 しかし、国文学研究資料館と国立極地研究所が中心となって進めて来た文理融合の研究成果によると、日本のような中緯度で見られるオーロラは赤く、扇形の構造を示すものであることが分かったという。これは日本書紀の記述に合致するものから、日本書紀で「赤気」と表現されている現象はオーロラであると考えるのが最も自然だという。 なお、「赤気」については、明月記にも建仁4年(1204年

              • 二十七日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                (部屋が曇って闇のようになる) 新日本古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 廿七日の昼の頃、居間の内、曇るが如くにて、次㐧/\に闇の如くなりしが、程無く赤く成りて、輝く様《やう》になりぬ。 後は直物《ひたもの》黒白打ち変わりて、目眩《めくるめ》く様《さま》に覚えしと也。 夜に入りてハ、門の内、拍子木の音聞こえ、又は、蚊帳《かや》の内に、女の声聞こえける。 然《さ》れども、全て形は無し。 【現代語訳】 七月二十七日の昼頃、居間の中が曇ったようになり、徐々に闇のようになりましたが、すぐに赤くなって、輝いているようになりました。 それから、ひたすら、暗くなったり、明るくなったりして、平太郎は目がチカチカしました。 夜になると、門の中で拍子木の音が聞こえ、また、蚊帳《

                  二十七日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                • 日本歴史学協会 - 菅首相による日本学術会議会員の任命拒否に強く抗議する(声明)

                  日本学術会議(以下、学術会議とする)第25期の活動が開始されるにあたり、学術会議が推薦した会員候補105名のうち、日本近代史を専攻する歴史学者1名を含む6名の候補の任命を、菅首相は拒否した。 そもそも日本学術会議法(以下、法とする)第七条2に「会員は、第十七条の規定による推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する。」とあり、第十七条には「日本学術会議は、規則で定めるところにより、優れた研究又は業績がある科学者のうちから会員の候補者を選考し、内閣府令で定めるところにより、内閣総理大臣に推薦するものとする。」とある。したがって、学術会議の会員の任命にあたっては、何よりも学術会議の推薦が尊重され、内閣総理大臣の任命は形式的なものであることは明らかである。この点、1983年5月12日の参議院文教委員会における中曽根康弘首相(当時)の「これは、学会やらあるいは学術集団から推薦に基づいて行われるので、政府

                  • [10]怪談「牡丹灯籠」(『伽婢子』より)~二度と女は荻原の家に来ませんでした、、、が~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                    『伽婢子《おとぎぼうこ》』[浅井了意作、寛文六(一六六六)年刊]巻三の三「牡丹灯籠」 ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 新日本古典籍総合データベース 【原文】 急ぎ行きて、頼ミ参らせよ」 と言ふ。 荻原、彼処《かしこ》に詣でゝ、對面《たいめん》を遂げしに、卿公《きやうのきミ》仰せける様《やう》、 「汝ハ、化け物ゝ氣に精血《せいけつ》を耗散《がうさん》し、神魂《しんこん》を昏惑《こんわく》せり。 今十日を過ぎなバ、命ハ有るまじき也」 と宣《のたま》ふに、荻原有りの儘《まゝ》に語る。 卿公《きやうのきミ》、則《すなハ》ち符《ふ》を書きて与へ、門《かど》に押させらる。 其れより女、二度《ふたたび》来たらず。 五十日バかりの後に、或る日、荻原、東寺に行《ゆ》きて、卿公《きやうのきミ》に礼拝して、酒に酔《ゑ》ひて帰る。 流石《さすが》に彼の女の面影恋しくや有りけん、万寿寺の門前近く立ち寄

                      [10]怪談「牡丹灯籠」(『伽婢子』より)~二度と女は荻原の家に来ませんでした、、、が~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                    • 人文学研究者必読の第六期科学技術・イノベーション基本計画のポイントを確認してみる - digitalnagasakiのブログ

                      科学技術基本法は、しばらく前までは「科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)」という 文言で人文学を除外していましたが、令和3年4月、「科学技術・イノベーション基本法」に変更されて 施行され、これにともない、人文・社会科学が含まれることになりました。今後は、人文学に関しても政策的な 研究事業のある部分はこれに沿って進められることになるようです。いわば、科学研究一般の一部として 学術政策により強く組み込まれることになるのだろうと思っております。 では、人文学はどういう風に組み込まれたのでしょうか? ここでは、筆者がネットで調べられる範囲で、この基本計画にどのように人文学が組み込まれているのかを 関連資料とともにみてみましょう。 内閣府の 第6期科学技術・イノベーション基本計画 の頁にこれまでの経緯や、今回の法改正を受けた基本計画の文書(PDF)などが掲載されています。 全84頁の

                        人文学研究者必読の第六期科学技術・イノベーション基本計画のポイントを確認してみる - digitalnagasakiのブログ
                      • 一日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                        (平太郎を掴む大きな鬼の手) (権八の蚊帳の外を歩き回る一つ目童子) 新日本古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 扨《さて》、百物語せし後も何事も無く過ぎしが、「其の術《わざ》有れば、其の印《しるし》有りける」にや、六月も過ぎ、七月朔日の夜、平太郎権八が両家に、また類《たぐひ》無き化け物来たりける。 平太郎が宅に出でしハ、其の形定かに見えざれども、小山とも思《おぼ》しき程、鬼の如くなる者、眼《まなこ》は一ッにて、其の光、表の方より写りける程に、平太郎臥したる側《そば》なる障子《しやうじ》、火の輝くが如くにて、平太郎も驚き、「然《さ》らば、實証《じつしやう》を見ばや」と障子を開かんとせしに、少しも開かず。 猶《なほ》、押し開けんとセし内に、障子引き裂け、大いなる

                          一日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                        • [4]怪談「牡丹灯籠」(『伽婢子』より)~荻原は美女をお持ち帰りするのでした~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                          『伽婢子《おとぎぼうこ》』[浅井了意作、寛文六(一六六六)年刊]巻三の三「牡丹灯籠」 ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 新日本古典籍総合データベース 【原文】 荻原、やをら進みて言ふ様《やう》、 「君帰るさの道の遠きにハ、夜深くして、便無《びんな》う侍り。 某《それがし》の住む所ハ、塵塚《ちりづか》高く積もりて、見苦しげなる荒《あば》ら屋なれど、便《たよ》りに付けて明かし給ハゞ、宿貸し参らせむ」 戯《たハぶ》るれバ、女、打ち笑ミて、 「窓漏る月を一人詠めて明くる侘《わび》しさを、嬉しくもの給ふ者かな。 情けに弱るハ人の心ぞかし」 とて、立ち戻りければ、荻原喜びて、女と手を取り組ミつゝ、家に帰り、酒取り出し、女の童に酌《しやく》を取らせ、少し打ち呑《の》み、傾《かたぶ》く月に理無《わりな》き言の葉を聞くにぞ、「今日を限りの命ともがな」と、兼ての後ぞ思ハるゝ。 荻原、 「また後の 

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                          • 二十三日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                            (天井が大きなハチの巣に変わる) 新日本古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 廿三日にハ、隣の権八所、厳《きび》しく鳴り響きしが、権八は外へ出し故、平太郎ハ至りて漸《やうや》く戸口を開きて見しが、椀器《わんき》又ハ書物など、間の内に取り散らし、人の騒ぎし跡の如く有りしとなん。 然れバ、権八も帰りしに、葦簀《よしず》の天井、低《ひき》く下がりしに、刀にて試しけるが、何事も無し。 次㐧/\に元の如く戻りぬ。 夜に入りて、平太郎が宅の天井、大い成るハチの巣と變じ、蟹の如く泡を吹き出し、黄成る水を吐き出しける。 誠に珎《めづ》らしき大い成る巣を見しとぞ。 【現代語訳】 七月二十三日は、隣の権八の所で、激しく音が鳴り響きました。 しかし、権八は外出していたので、平太郎が

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                            • [7]水戸黄門、八幡の藪知らずへ!~江戸時代に書かれた水戸黄門漫遊記~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                              『義公黄門仁徳録《ぎこうこうもんじんとくろく》』[江戸中後期成立か。呑産通人(呑産道人)作]巻二十七「下総国八幡宮藪を八幡知らずと申す事」 ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 新日本古典籍総合データベース 【原文】 俄かに一天、掻き曇り、只今まで白昼なりしに、真の闇となりて、更に物ゝ何色かも分からずと雖《いへど》も、物に動じ給わぬ御氣性故、御足に任せられて進み給ふに、暗くて定かに知れねども、一方《いつぼう》壱丈《いちぜう》ばかりも有らんと思しき洞穴《ほらあな》の様《やう》なる穴有り。 世の常の者ならバ、是に恐れて立ち帰りもすべきに、義公様御めづ[怖《お》めず]臆せづ、其の穴の内へ入り給ふに、壱間《いつけん》ばかりも行《ゆ》く様《やう》に覚へ給ふに、凡《およ》そ深さ三、四丈程も有るべくと思し召す程に、穴の底へ落ち給ひ、暫《しばら》く御心も付かざりしに、稍《やゝ》二時《ふたとき》計《

                                [7]水戸黄門、八幡の藪知らずへ!~江戸時代に書かれた水戸黄門漫遊記~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                              • 『ダメだ、こっちも炊けてる』小説家さんの観た炊飯器に乗って機甲戦をやる夢がパワーの塊「まだ新米だったのに…」

                                漂月@人狼への転生、魔王の副官 @Hyougetsudou 体調が悪いせいか炊飯器に乗って機甲戦やる夢を見たんですが、撃破された味方炊飯器のハッチを開いて「ダメだ、こっちも炊けてる」って確認してたのでやっぱり戦争はダメだと思いました。 2022-04-05 15:29:22 漂月@人狼への転生、魔王の副官 @Hyougetsudou 戦場に遺棄された敵味方の炊飯器から、ほかほかと湯気が立ち上ってるんですよ。私は上官に命令されて、茶碗とお箸を持ち、おそるおそるハッチを開けて確認したんです。そしたら中にはツヤツヤのごはんが……今でも覚えています。あれはコシヒカリでした。(炊飯器搭乗員の証言) 2022-04-05 15:33:59 漂月@人狼への転生、魔王の副官 @Hyougetsudou 専業小説家/教育学修士(中世国文学)。「人狼への転生、魔王の副官」「マスケットガールズ!~転生参謀と戦列

                                  『ダメだ、こっちも炊けてる』小説家さんの観た炊飯器に乗って機甲戦をやる夢がパワーの塊「まだ新米だったのに…」
                                • 凸版印刷、くずし字解読支援システム「ふみのはゼミ」を開発

                                  凸版印刷、くずし字解読支援システム「ふみのはゼミ」を開発高精度のくずし字AI-OCRを搭載し、古文書・古典籍をオンライン上で簡単に解読できるシステム。共同作業をサポートし、コロナ禍における学習や研究、イベントなどに活用可能 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、高精度のくずし字AI-OCRを搭載し、古文書・古典籍をオンライン上で簡単に解読できるシステム「ふみのはゼミ」を開発しました。 授業やイベントでの活用を想定したグループワーク支援機能により、歴史的資料のデジタルアーカイブ化を推進するとともに、コロナ禍における学習・研究の拡大に貢献します。 「ふみのはゼミ」を活用した共同解読作業のイメージ 本サービスは、凸版印刷が2015年から研究・実証試験を行ってきたくずし字OCRをさらに発展させ、凸版印刷総合研究所が開発したAI-OCRの導入による文字

                                    凸版印刷、くずし字解読支援システム「ふみのはゼミ」を開発
                                  • 二十六日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                    > (腸を垂らして飛び回る女の首) ※この挿絵に腸は描かれていない。 新日本古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 廿六の夜は、床の下、地築《ぢつき》に響きして、やがて何処《ゐづく》とも無く、殊《こと》の外《ほか》大いなる女の首、飛び来たりける。 顔の色ハ青白く、首よりハ長き血腸《ちわた》を引き出し、気味の悪しき眼付きにて、少し笑ひつゝ、間の内 彼方此方《あちこち》と鳥の如く飛び廻りしが、後、平太郎が臥したる上を摩《す》り廻り、気味悪しかり故、やがて捕らゑんとすれバ、忽《たちま》ち消え失せ、又、程無く元の如く血腸引き廻りしが、後ハ平太郎も捨て置きて寝《いね》けると也。 【現代語訳】 七月二十六日の夜は、床下が地固めをしているように響き、やがてどこからともなく、思

                                      二十六日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                    • 千数百年の時を超え川上弘美の新作に「転生」 - 有澤知世|論座アーカイブ

                                      「江戸時代の絵画や読み物を研究しています」 そう自己紹介すると、よく「古典苦手だったんだよね」という反応がかえってくる。時には関心を示してくれる人や、「古い物事を学ぶのは大切ですね」といってくださる人もいるが、多くの人は、古典の研究と、現代社会とは縁のないことのように感じているようだ。 しかし、文学研究や古典の世界は、本当に現代社会とかけ離れたものなのだろうか。 古典は、21世紀を生きる私たちの生活や感性と繋がっている。現代、そして未来を考えることや、新たな芸術を創造することに結びつく、「生きている文化」なのだ。 それを、多くの人に実感してもらいたい。そして、さまざまな分野で活躍している人たちと一緒に、古典を通して現代に向き合いたい。そのために私は、「国文学研究資料館(通称・国文研)」(ロバート キャンベル館長)で「古典インタプリタ」として働いている。インタプリタとは「翻訳者」のことで、古

                                        千数百年の時を超え川上弘美の新作に「転生」 - 有澤知世|論座アーカイブ
                                      • 源氏物語で最古の写本発見 定家本の1帖「教科書が書き換わる可能性」(京都新聞) - Yahoo!ニュース

                                        源氏物語の現存する最古の写本で、鎌倉時代の歌人・藤原定家による「定家本」のうち「若紫」1帖[じょう]が、東京都内の旧大名家の子孫宅で見つかった。冷泉家時雨亭文庫(京都市上京区)が8日発表した。定家が校訂したとみられる書き込みや、鎌倉期に作られた紙の特徴などから、同文庫が定家本と鑑定した。 【写真】これが「隕石から作った刀」 既に確認されている定家本4帖は、いずれも国の重要文化財に指定されている。「若紫」は、光源氏が後に妻となる紫の上との出会いを描く重要な帖だけに、今後の古典文学研究に大きな一石を投じる可能性がある。 源氏物語(全54帖)の定家本は、紫式部による創作から約200年後の13世紀初めに書き写された。昭和初期に国文学者・池田亀鑑[きかん]が調べ、「花散里[はなちるさと]」「柏木」「行幸[みゆき]」「早蕨[さわらび]」の4帖が確認されていた。 今回鑑定した元文化庁主任文化財調査官の藤

                                          源氏物語で最古の写本発見 定家本の1帖「教科書が書き換わる可能性」(京都新聞) - Yahoo!ニュース
                                        • 土左衛門 ~『近世奇跡考』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                          以前の記事で水死体を意味する「土左衛門」という言葉が出てきましたが、 kihiminhamame.hatenablog.com 累ヶ淵の項で取り上げた、山東京伝作『近世奇跡考』[文化元(一八〇四)年初版]巻1-14に、 kihiminhamame.hatenablog.com 「土左衛門」の語源についての考察があったので、小ネタとしてヾ(๑╹◡╹)ノ" 近世奇跡考 5巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 【原文】 十四 成瀬川土左衛門《なるせがハどざゑもん》 享保九年午六月、深川八幡社地《ふかがわはちまんしヤち》の相撲《すまひ》の番附《ばんづけ》を見しに、成瀬川土左衛門《なるせがはどざゑもん》 奥州産、前頭《まへがしら》の始めに有り。 案ずるに、江戸の方言《ほうげん》に溺死《できし》の者を土左衛門と

                                            土左衛門 ~『近世奇跡考』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                          • 便利すぎるこれ!古文書や浮世絵のくずし字を自動解読してくれる無料の「AIくずし字認識」が素晴らしい! : Japaaan

                                            大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII)と大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館(国文研)がすごいデータを無償公開しました!11月17日に公開… この「日本古典籍くずし字データセット」を活用して、古文書や浮世絵などに書かれたくずし字を自動で解読してくれるサービス「AIくずし字認識」が素晴らしく便利なのです! 「AIくずし字認識」は、古文書や浮世絵などの画像の中からくずし字を一文字指定すると、そのくずし字を解読してくれるのです。しかもこの作業をブラウザ上で即座に行ってくれます。 使い方の流れを紹介しますね。 1、古文書や浮世絵などの画像URLを指定 まず必要なのは、画像配信形式「IIIF (International Image Interoperability Framework)」に対応した画像URLです。Japaaanでよく紹介している

                                              便利すぎるこれ!古文書や浮世絵のくずし字を自動解読してくれる無料の「AIくずし字認識」が素晴らしい! : Japaaan
                                            • [4]水戸黄門、八幡の藪知らずへ!~江戸時代に書かれた水戸黄門漫遊記~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                              『義公黄門仁徳録《ぎこうこうもんじんとくろく》』[江戸中後期成立か。呑産通人(呑産道人)作]巻二十七「下総国八幡宮藪を八幡知らずと申す事」 ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 新日本古典籍総合データベース 【原文】 其の方達は、此の所に留まり、我が帰るを、待ち受け申すべし」 と仰せ出され、何《いづ》れも目と目を見合わセ、暫《しバら》く御返答申す者も無かりしが、松平主膳《まつだひらしゆぜん》、林田舎人《はやしだとねり》、口を揃へて申し上げる。 「成程、君の仰セの事、御尤《ごもつとも》にハ候へども、仮にも大切の御身を以て、古《いにしへ》より人の入る事、禁制をセし所へ入り給ひ、もしも凶事《きよじ》にても是有り候ひてハ、我/\御館へ對シ奉り、何とも申し訳、是無く候まゝ、先《ま》づ此の義ハ御止《おんとど》まり下さるべし。 また、愈《いよ》/\此の奥を定め給ふ思し召しニ候ハゞ、建久の仁田《に

                                                [4]水戸黄門、八幡の藪知らずへ!~江戸時代に書かれた水戸黄門漫遊記~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                              • 十六日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                (額を外すと落ちてきた鞘) ※この挿絵では刀身も描かれている。 (化け物からの差し入れの漬け物桶と、踊り出す香炉や机など) ※右下に漬け物桶。 新日本古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 十六日昼の頃、居間なる額、「とんとここゝに、とんとこゝに」と鳴り響きける。 餘《あま》りに鳴りける故、やがて額を下ろし見れば、鞘《さや》一ツ煤塵《すすちり》などに打ち混じりて落ちにける。 是ハ前に奴《やつこ》が失ひし鞘にて有りしと也。 夜に至りて、友達訪ね来たり、咄《はな》しける内、臺所の方に何やらん白き物見えて、静《しづ》/\と申す聲、し出しぬ。 集まりし友、誰とても「行きて見ん」と言へる者無く、平太郎行きて見れバ、漬け物桶一ツ、一人で来たりける。 「道筋の戸も明かずして出

                                                  十六日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                • 二十五日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                  (縁側の下に生きる死人) 新日本古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 廿五日の夜は、裏の方に用事有りて縁の下《もと》に下《お》りけるが、何やらん覚えず踏み附けし故、驚き見るに、死人の様《やう》にて、その面《おもて》ハ恐ろしく、丸眼《まろめ》を開きつゝ、目《ま》起こしをせしが、樵虫《きこりむし》の飛ぶ如く音有りしとぞ。 斯《か》くてハ死人とも覚へざれど、肉冷やゝかにして和《やわ》らかく、其の気味の悪しさ、言ふべからず。 扨《さて》、踏み附けし足ハ、其の肉附きて、もち/\とせし故、裏の方には至る事もならで、漸《やうや》く居間に帰りて、臥しける。 其の後ハ、足に附きて来たりし肉、両股《りやうもゝ》の間に入りて、冷やゝかな事限り無かりしが、終《つひ》に捨て置きて寝入り

                                                    二十五日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                  • [7]怪談「牡丹灯籠」(『伽婢子』より)~荻原は白骨と語らっていたのでした~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                    『伽婢子《おとぎぼうこ》』[浅井了意作、寛文六(一六六六)年刊]巻三の三「牡丹灯籠」 ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 新日本古典籍総合データベース 【原文】 壁《かべ》の隙間《すきま》より覗《のぞ》きて見れば、一具《いちぐ》の白骨《はつこつ》と荻原と、灯火《ともしび》の下《もと》に差し向かひて座したり。 荻原物言へば、彼の白骨《はつこつ》、手足動き、髑髏《しやれかうべ》頷《うなづ》きて、口と思しき所より、聲響き出て、物語りす。 翁大いに驚きて、夜の明くるを待ち兼ねて、荻原を呼び寄せ、 「此の程、夜毎に客人《きやくじん》有りと聞こゆ、誰人《たれびと》ぞ」 と言ふに、更に隠して語らず。 翁の言ふ様《やう》、 「荻原ハ必ず禍《わざハひ》有るべし。 何をか包むべき。 今夜、壁より覗き見けれバ、かう/\侍り。 凡《をよ》そ人として命 生《い》きたる間ハ、陽分《やうぶん》至りて、盛《さか

                                                      [7]怪談「牡丹灯籠」(『伽婢子』より)~荻原は白骨と語らっていたのでした~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                    • 町山智浩『天気の子』を語る

                                                      町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で新海誠監督の映画『天気の子』について話していました。 (町山智浩)今日はなんの話かっていうとですね、日本映画って僕、あんまり紹介ができないんですよ。アメリカで見て紹介するっていう形なんで、日本映画を見るのって一番遅くなっちゃんですね。で、紹介しそこなったものが2つあって、その話をさせてほしいなと思うんですけども。1本はもう今年の見た全世界の映画の中でもうベストワン級だなと思ったのがね、この新海誠監督の『天気の子』なんですよね。 (赤江珠緒)ああ、そうですか! / 感謝?感激?雨☔️あられ? ㊗️観客動員数1000万人突破⚡️ \ 映画公開から75日間にて、動員が1000万人を突破致しました? ご鑑賞頂いた皆さま1人ひとりに、誠に誠に感謝申し上げます!!#天気の子 #新海誠 #興行収入130億円突破 pic.twitter.com/szgPboP

                                                        町山智浩『天気の子』を語る
                                                      • 三日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                        (ネズミの巣穴から現れた女の生首) (天井からぶら下るひょうたん) 新日本古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 明くる三日の夜ハ、居間なる隅《すミ》にて、鼠《ねづミ》の巣の有りしに、その小さき穴より、女の生首逆様になりて、髪を突き立てゝ歩み行きたり。 扨《さて》、平太郎が膝《ひざ》に上がり、頭《かしら》に登りて首を廻りつゝ、所〻を舐《ねぶ》りしとなり。 其の心地、言はん方も無かりしが、程無く消え失せけるとぞ。 同じ夜半の頃ハ、天井に青/\として、円《まど》かなる物見えしが、瓢箪《へうたん》の蔓《つる》を引きて、頓《やが》て平太郎が臥したる上に下がりけるとなり。 【現代語訳】 翌、七月三日の夜は、居間の隅にネズミの巣があったのですが、その小さな穴から、女の生首が

                                                          三日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                        • 十九日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                          (屋根に上げられた罠) ※この挿絵では、木に上げられている。 新日本古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 十九日には、皆/\寄り合ひて、穢多《ゑた》の十兵衛と言へる者に、申し含め、彼が家に傳へし良き罠《わな》有れば、是を以《も》て、此の夜ハ罠を掛けさせける。 然るに、化け物更に掛ゝりもせで、夜もすがら化け物共、罠を嬲《なぶ》り者にし、剰《あまつさ》へ隠れ居たりける十兵衛が鼻を摘《つま》みける。 元より斯様《かやう》な事には出合ひし十兵衛なるに、何と無く恐ろしくて、隠れ居る事もなり難く、平太郎に暇を乞ひ、帰り、然れども、「良き罠なれバ、もしや変化の掛ゝりもやしつらん」と夜明けて後、見に来たり、平太郎に尋ねしに、化け物は掛ゝりもせで、巧みに仕掛け置きし罠を取り出し

                                                            十九日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                          • 大江健三郎詳細年譜 - jun-jun1965の日記

                                                            1850年 曾祖父・八三郎生まれる。 1855年(安政2)内ノ子騒動 1866年(慶應2)奥福騒動 1894年(明治27)父・好太郎生まれる。祖母はフデ。 1902年(明治35)母・小石生まれる。 1914年(大正3)20歳の父と12歳の母が結婚。 1919年(大正8)祖父この頃死ぬ。数え五十歳。 1923年( 12) 姉・一生まれる。 1924年4月24日、好太郎、明智新六らと大瀬革進会を結成、総選挙で窪田文三を応援と決定する。(史料愛媛労働運動史4巻、124p、愛媛新報) 1929年(昭和4)長兄・昭太郎生まれる。 ? 次兄・清信生まれる。 1933年、姉・重子が生まれる。 5月15日、伊丹十三(池内義弘)生まれる。 1935年1月31日 愛媛県喜多郡大瀬村に生まれる。父は大江好太郎、母は小石。長兄・昭太郎(燃料商、歌人)、次兄・清信。姉二人、弟・征四郎、妹一人。父は製紙原料商で、ミツ

                                                              大江健三郎詳細年譜 - jun-jun1965の日記
                                                            • 二日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                              (行灯の灯が長く燃え上がる) (部屋の中が水で満たされる) 新日本古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 然《さ》れバ二日の夜も行灯《あんどふ》明かしけるに、火長く燃え上がり、後は天井に燃え付くと見えにける。 権八は予《かね》て約せしに任せ、宵より来たりしが、この躰《てい》を見るより、殊《こと》に氣を焦《あせ》りけれども、平太郎が騒がざれバ、後止む事無く帰りける。 其《そ》れより平太郎も捨て置きて臥しけるに、彼の焼けしと見えし天井を見るに、何の跡も無かりけるとぞ。 其の夜、平太郎臥しけるに後、居間の内、何とやらん生臭く覚えしが、俄《にわ》かに水 湧《わ》き出て、鼻へも入るかと思はれ、頓《やが》て起きて見れば、一間の内に湛《たゝ》へてける。 後ハこれも潮《うしほ》

                                                                二日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                              • [1]怪談「牡丹灯籠」(『伽婢子』より)~お盆には灯籠に装飾をして飾ります~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                                それでは、今回から、『伽婢子《おとぎぼうこ》』[浅井了意作、寛文六(一六六六)年刊]巻三の三「牡丹灯籠」を読み始めたいと思います。 この作品が、日本で最初に紹介された「牡丹灯籠」のお話です[元は中国明時代の怪異小説『剪灯新話《せんとうしんわ》』の「牡丹灯記《ぼたんとうき》」]。 『伽婢子《おとぎぼうこ》』[浅井了意作、寛文六(一六六六)年刊]巻三の三「牡丹灯籠」 ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 新日本古典籍総合データベース 【原文】 「牡丹灯籠《ぼたんのとうろう》」 年毎《としごと》の七月十五日より、廿四日までハ、聖霊《しやうりやう》の棚を飾り、家/\、是を祭る。 又、色/\の灯籠《とうろう》を作りて、或《ある》ひハ祭りの棚に灯し、或ひハ町家《まちや》の軒に灯し、又、聖灵《しやうれう》の塚《つか》に送りて、石塔《セきとう》の前に灯す。 其の灯籠《とうろう》の飾り物、或ひハ花鳥

                                                                  [1]怪談「牡丹灯籠」(『伽婢子』より)~お盆には灯籠に装飾をして飾ります~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                                • [4]お菊虫 ~日本三大怪談~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                                  お菊虫に関しては、暁鐘成《あかつきかねなる》『雲錦随筆《うんきんずいひつ》』(文久二[一八六二]年刊)巻一に図入りで書かれています。 国書データベース ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 【原文】 〇播州巡覧圖會《ばんしうじゆんらんづゑ》ニ云《い》わく、皿屋敷の世話《せわ》ハ、児女子《じぢよし》の口にのミ殘りて、書き傳へたる物無し。 適《たま/\》播州志《ばんしうし》の類《るい》に聞ゝ書き等《など》有れども、芝居の下手趣向《へたしゆかう》に似て、必ず偽作《ぎさく》とハ見えたり。 寛政七年卯年《くハんせいしちねんうどし》、お菊虫と言ひて持て囃《はや》せり。 世俗《せぞく》にお菊の年忌毎《ねんきごと》に出づると言へり。 是《これ》、妄談《もうだん》の甚《はなハ》だしき也。 漢名《かんみやう》を蛹《よう》と言ひて、毛虫等の蝶《てふ》に成らんとす前に、先《ま》づ斯《か》くの形に變ハれり。

                                                                    [4]お菊虫 ~日本三大怪談~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                                  • 輪っかに顔が付いた妖怪 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                                    やあ、みんな久しぶり、輪っかに顔が付いた妖怪、輪香菜だよヾ(๑╹◡╹)ノ" 三つ目と一つ目に負けじと、僕も輪っかに顔が付いた妖怪の話を紹介するよヾ(๑╹◡╹)ノ" 新日本古典籍総合データベース 『諸国百物語』[延宝五(一六七七)年刊] ※この記事では国文学研究資料館所蔵資料の画像を適宜改変して使用しています。(CC BY-SA) 【原文】 九 京東洞院《きやうひがしのとうゐん》片輪車《かたわぐるま》の事 京東洞院通《きやうひがしのとうゐんとをり》に、昔、片輪車《かたわぐるま》と云ふ化け物《もの》有りけるが、夜《よ》な/\下《しも》より上《かミ》へ上《のぼ》ると云ふ。 日暮れになれバ、皆人恐れて、往来《わうらい》する事《こと》無し。 ある人の女房《によバう》、是《これ》を見たく思ひて、ある夜《よ》、格子《かうし》の内より覗《うかゞ》ひ居けれバ、案の如く、夜半《やハん》過ぎの頃、下《しも》より

                                                                      輪っかに顔が付いた妖怪 - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                                    • 雪女① ~『宗祇諸国物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                                      「定番の昔話が江戸時代にはどう書かれていたか?」シリーズヾ(๑╹◡╹)ノ" 今回は「雪女」です。 でも、現在普及している雪女の話は明治時代の小泉八雲の「雪女」が元になっています。 小泉八雲 田部隆次訳 雪女 YUKI-ONNA 江戸時代はどうだったかというと、雪女と言うキャラクター自体はよく見られるのですが、 『古今百物語評判』 ※富山大学附属図書館ヘルン文庫所蔵 (CC BY) 新日本古典籍総合データベース 『百怪図巻』 ※Wikipediaより 『画図百鬼夜行』 百鬼夜行 3巻拾遺3巻. [1] - 国立国会図書館デジタルコレクション 『百種怪談妖物双六』 国立国会図書館デジタルコレクション - 百種怪談妖物双六 『お化けカルタ』 ※Wikipediaより お話としてはほとんど残されていません。 そのほとんど残されていない雪女のお話から、今回は『宗祇諸国物語《そうぎしょこくものがたり》

                                                                        雪女① ~『宗祇諸国物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                                      • Web会議の背景に「百鬼夜行図」や「源氏物語画帖」はいかが? 国文学研究資料館が公開

                                                                          Web会議の背景に「百鬼夜行図」や「源氏物語画帖」はいかが? 国文学研究資料館が公開
                                                                        • 七日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                                          (大きな坊主) 新日本古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 七日の夜は、彼是《かれこれ》馴染《なじ》みの人〻申し合ひして、「棒に弓よ」と所持したる所に、権八は鎗《やり》引つ提《さ》げ来たり、やがて門の外を巡りしに、壁より内に大いなる坊主の如き者立ち廻りけるを見し故、「心得たり、いで突き留めばや」と鎗取り直し、突いて掛ゝりたるに、其の鎗をバ彼の坊主「やらん」と引つ手繰《たく》り取りければ、権八は興を醒まし、内に帰りて其の様子を語りけるに、彼の槍は早《は》や先程に門の方より内に入り、有り逢ふ一人の鬢先《びんさき》に押し当たり、又裏の方に飛び出しける由《よし》。 集まりし皆/\は慄《おのゝ》き恐れて静まり居たりしが、早や暇《いとま》申して帰りけるとぞ。 【現代語訳】

                                                                            七日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                                          • 「公然の秘密だった」「嫌なことばかり」 アメフト部薬物問題、現役日大生の受け止めは

                                                                            日本大アメリカンフットボール部の違法薬物事件で、大学運営の改善計画がまとまったことを受け、林真理子理事長が4日、記者会見し、学生らに謝罪した。アメフト部の廃部方針については、理事会が継続審議しているなどとし、自らの考えは示さなかったが、現役学生は、今回の問題をどうとらえているのか。 「(アメリカンフットボール部員の薬物使用の)噂は流れていたし、公然の秘密だった」。 文理学部国文学科2年の男子学生(20)はこう打ち明け「サークルがたくさんあり、キャンパスも分かれていて雰囲気が全然違う。学生が多く、(悪いことに手を染める人も)いるだろうな、と思う」と述べた。 アメフト部に友人がいるという3年の女子学生(21)は、廃部撤回を求めるSNSの署名に参加したというが「何もないです。決まったことは仕方がない」と、淡々とした様子だった。 薬物事件を受けて大学側は、アメフト部を廃部とする方針。文理学部教育学

                                                                              「公然の秘密だった」「嫌なことばかり」 アメフト部薬物問題、現役日大生の受け止めは
                                                                            • 三十日目その1『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

                                                                              (化け物のボスらしき男がやってくる) (囲炉裏の灰が吹き上がる) (灰が丸い頭のようになって、両角にコブが出来る) (壁にトンボのように突き出た目と口が現れる) ※この挿絵はどちらを描いているか不明確。 (平太郎の嫌いなミミズが這い出て来る) 新日本古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 晦日《つごもり》ハ色/\怪敷《あやしき》事有りけるが、先ず、此の夜の始めには五つ時頃、人品骨柄《じんぴんこつがら》宜敷《よろしき》四十ばかり男、浅黄《あさぎ》の上下《かみしも》に二刀《にとう》違《たが》へに差し、「許し給はれ」と案内して、裏の方ゟ入り来たりぬ。 平太郎ハ見しより、 「是なん、兼ねて思ひ設けたる化け物ゝ長《おさ》なるべし。一刀に打ち止めん」 と立ちまち刀を抜き、横

                                                                                三十日目その1『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
                                                                              • 現代アニメ批判4/4=1 アニメのように断絶する人間社会 - 玖足手帖-アニメブログ-

                                                                                こんにちは。僕は人間のことが大嫌いだよ。 これまで、3回のアニメ批評を書いてきた。 nuryouguda.hatenablog.com アニメのキャラクターが報われるということに価値を置き、人生は美しい価値があるものが報酬を得るべきという人たち、 nuryouguda.hatenablog.com 美しくない、報われない人の顔は塗りつぶして、暴力の重さを軽くして、透明にしてもいいという人たち、 nuryouguda.hatenablog.com 報われるという幸福の条件は「金と生殖と生活の安全と名誉欲」とする社会資本主義にまみれた人たち。 僕はみんな、嫌いなんだ……。 というわけで、起承転結のラストとしてはね、アニメの批評を踏みつけにして、現実のお前たちを呪ってやる。 Twitterの発言の引用という形で。 お前たちはお前たちの言葉によって呪われるのだ。 さあ、いまこそ、半年くらい(短い)

                                                                                  現代アニメ批判4/4=1 アニメのように断絶する人間社会 - 玖足手帖-アニメブログ-
                                                                                • COVID-19

                                                                                  COVID-19について、考えていること、取り組みたいこと、取り組んでいること、諸々悩み相談等、自由に書き込みましょう! MLAK各機関の対応状況を記録したい。 なかのひとの悩み事を折にふれて内々に相談したい saveMLAKでの取り組み 本ページCOVID-19の編集 covid-19-survey:あなたのまちの図書館の開閉館状況をデータ化しよう 実際に行われている取り組みの事例集 <記入フォーマット(案)> 機関名 - 取り組み内容(YYYYMMDD) とすると見やすいかと思います。 Museum(博物館・美術館等) 日本科学未来館 Q&A「新しい感染症との向き合い方 わかんないよね 新型コロナ」 (202003から) risk≠0だから 自らが思考し立案・実施するための 再開館に向けた COVID-19 対策ガイドライン Ver.1 20200416、Ver.2 20200526