次は、刀剣に関する本を見てみましょう。 刀剣は、それを所持していた歴史上の有名な武将、刀鍛冶にまつわる、様々な伝承や伝来エピソードを持っています。 また、鍛え抜かれた刀身の冴えた美しさや、意匠を凝らした刀装具は、美術品としての魅力も備えています。 刀剣に関する本も色々とありますが、ここでは天保14年(1843)に出版された栗原信充作『刀剣図考(とうけんずこう)』を見てみましょう。 国文学研究資料館蔵『刀剣図考』(ラ8-12) ※新日本古典籍総合データベースでご覧いただけます。 この図は、小烏丸という太刀の絵と解説です。平家重代の名宝と呼ばれる太刀で、平清盛も所持していたそうです。 江戸時代には、平家の流れをくむ伊勢家に伝来し、その後、明治天皇に献上され、現在では宮内庁に所蔵されています。 この図は、鬼丸(おにまる)という銘をもつ太刀です。鬼丸とは、もともと髭切(ひげきり)と名づけられていま
(こきんわかしゅう) こういう時は、製作時代が遡る、モノとして古い書物を紹介するほうがよいのかもしれないが、これも尊い「お宝」だと思う。西下経一博士(1898~1964年)が昭和2年(1927年)に書写した「古今和歌集」。 日本の古典籍は手書きの書籍(写本)で現存するものも多いが、室町時代以前の写本を古写本と呼ぶのに対し、明治時代以後の写本を新写本と呼ぶことがある。先般8月16日掲載の小文で触れた、当館所蔵の西下経一旧蔵書の特別コレクション「初雁文庫」について、ここで改めて記したい。 西下博士は、旧制第六高等学校・岡山大学・東京教育大学・上智大学の各教授を歴任した国文学者で、とくに「古今和歌集」の伝本研究で知られる。「初雁文庫」の蔵書は古写本を中心とするが、新写本も少なからず含まれる。「写真撮影の容易ではなかった時代の研究者の苦労の程がそのまま残されているのも、本文庫の特色の一つとして挙げ
日本語と韓国語の新聞・雑誌・ブログ記事をいくつも見たが、似たようなものばかりだ。それらの結論は、相手国に対する憎悪を煽ったり、友好を訴えたりである。もちろん憎悪と戦争より友好と平和がいいに決まっているが、ではいかなる友好なのか? 友好を訴える記事には、6月に大阪で開かれたG20の席で両国首脳が目を合わせずにすれ違う写真が何度も用いられた。ならばG20で両国首脳が笑顔で握手していることが友好だというのか? 両国の企業がニコニコして共に民衆を搾取するのが友好なのか? 2015年の「慰安婦合意」のように歴史問題を「不可逆的」に「解決」することが友好なのか? もちろん文在寅政権は2015年の慰安婦合意的な友好関係から距離を取っていることも、今回の「非友好」的状況が生じる脈絡なのだが、であるならば、非友好的状況のほうが民衆にとっていい面もあるのではないか? 歴史問題が呼び起こされる際にいつも登場する
偽書の収集 岩瀬文庫 宮内庁書陵部 国文学研究資料館 国会図書館 古典籍資料室 偽書の収集 今ちょっと、資料的価値が非常に低いある偽書を集めている。偽書といっても一人の人物が一時につくったものではなく、たくさんの人物がかかわっているようで、地域的に大きくバージョンが分かれたりするのだが、目的としては由緒を飾るための補助につかわれていたようだ。さてその偽書の最終段階、つまり由緒が意味をもっていた時代の終わりのころに成立したバージョンには、どうもうちの先祖が一枚噛んでいるような形跡があるのだ。悪いことにはその最終バージョンが活字化されているので、完全に忘れさられるということにはならないようだ。 さて前にも書いたように、うちの蔵の中にはいって系図類を盗んだ連中がいる。ただの物盗りで盗ったはいいものの使えないので捨てられたのかもしれないのだが、今でもその偽書が作った幻想がどこかで生きているのかもし
メタデータをダウンロード RIS形式 (EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(English) 「文献資料ワークショップ」とは、国文学研究資料館(NIJL)とアメリカ・カナダ大学連合日本研究センター(IUC)との共催のもと、年に数回行われるワークショップのシリーズです。日本古典籍の研究に関心のある方を対象に、一次資料の利用方法、取り扱い方、および研究への応用をテーマとした対話型のワークショップで、特に大学院生と若手研究者の参加を歓迎します。2023年度は計2回、11月(セッションIX)と2月(セッションX)に開催されます。 <文献資料ワークショップ「セッションX」> テーマ:古活字版(Old Japanese Moveable-Type Editions) トピック:「古活字版から見る日本の書物史」 講師:佐々木孝浩(慶應義塾大学附属研究所斯道文庫・教授) 日時:2024年 2月 21日(水)15:00~17:00(日本時間) 会場:国文学研究資料館(一部ハイブリ
文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日本語・日本文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒113-0022 東京都文京区千駄木2-31-3 サンウッド文京千駄木フラッツ1階101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.com インボイス登録番号:T4011501023591 Tweet Share on Tumblr 3月下旬の刊行予定です。 空井伸一『「国文学」の批判的考察 江戸のテキストから古典を考え直す』(文学通信) ISBN978-4-909658-27-2 C0095 A
本書は、「いかにしてたくさん、今よりも論文を書くか、それも日本語だけではなく英語でもいかにして論文をたくさん書くか」をテーマに、学術論文をたくさん書くためのスキルを身につけ、たくさん書くことを習慣とするコツを示します。 そのアイデアとして50のレベルを想定し、RPG(ロールプレイングゲーム)のようにゲーム感覚で楽しんで読み進められる工夫を用意しました。 たくさん書ける研究者になるため、様々なスキルを獲得していき、最終的にレベル50「たくさん書ける研究者になっている」状態を目指しましょう。 こんな人におすすめ ●はじめて論文を執筆・投稿しようと思っている ●今よりも論文執筆の生産性を高めたい! ●論文投稿や査読対応の方法を知りたい! ●論文指導のための手引きが欲しい 【2022年3月初版発行】 【執筆者紹介】 飯村 周平(いいむら しゅうへい) 1991年生まれ。茨城県出身。2019年、中央
Currently Japanese humanities scholars are under pressure to use English in teaching and writing irrespective of whether they have sufficient proficiency in it even in cases where there is no absolute necessity to use that language. Given this awkward situation, I would like to address such questions as 1) what are the roles of English and Japanese in the process of “internationalization”? and 2)
Sophia Kokubun 上智大学国文学会 Association for Japanese Literature, Sophia University, Japan 20号 (1987-01-17) (1 – 15) 剣持 武彦 : 「こころ」「宣言」「友情」:近代文学の成熟期における三つの青春文学 pdf (17 – 35) 瀬間 正之 : 古事記表記論 III:神名尊称辞の考察 pdf (37 – 55) 青木 哲郎 : 山上憶良の飛翔願望 pdf (57 – 76) 吉本 隆志 : 「蜻蛉日記」中巻における意識の変曲点について」 pdf (77 – 106) 井上 泰至 : 「吉備津の釡」:「後妻打ち」からの乖離 pdf (102 – 121) 西田 勝 : 『雨月物語』の世界:その二「浅茅が宿」 pdf (107 – 121) 西田 勝 : 『雨月
参加費:無料 当日は、ZOOMによる中継も行います。 会場開催についてはどなたでもご自由にご参加いただけますが、ZOOMでの視聴を希望される場合は、7月6日までに以下のフォームより必ずご登録ください。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScoy8VIg71zLvVdA6KkD4bMg9-03dH6gVhu2zrdxu52ccaKug/viewform
親子健康手帳普及協会が日本で初めて妊娠期から20年を記録できる母子健康手帳を作成しました 風間書房にて販売代行しています。(2024年4月1日更新) どなたでもご購入いただけます。 ★海外への発送は承っておりません。 ★返品は不可となっております。あらかじめご了承ください。 ☆★☆「20年をつづる母子健康手帳(2024年版)」の販売を開始いたしました。★☆★
(いしやまでらえんぎ) イギリスの女性作家ヴァージニア・ウルフ(1882~1941年)は、ケンブリッジの女子学生に向けた講演「女性と小説」の中で、「女性が創作をするためには、年に500ポンドの収入と鍵のかかる部屋が必要である」と述べている。これは執筆を支える経済的自立と、精神的自立のためのひとりの空間が必要だという意味である。 しかし、我々は自分が書いた物語さえ持ち出されてしまうような部屋で書いていた平安時代の女性、紫式部を思い出す。ウルフ自身はアーサー・ウェイリーも属したブルームズベリーグループの一員であり、彼の英訳『源氏物語』を読んでいる。1925年に雑誌に寄稿した英訳版への書評では、中世の幸福な時代を生きた女性作家として紫式部を讃(たた)えている。 ただし現実の紫式部が、静寂な空間でひとり机に向かい、物語を執筆したという保証はどこにもない。むしろ『紫式部日記』からうかがわれるのは、狭
天愚孔平(てんぐこうへい)(1733~1817年)とは松江藩江戸詰め藩士、萩野信敏(はぎののぶとし)。通称は喜内。号、鳩谷(きゅうこく)。中年より自ら孔平、別号を天愚と称する。現代では全く忘れ去られた人であるが、江戸時代には奇人として有名で、九州大学名誉教授の中野三敏氏は『江戸狂者伝』(2007年刊)の中で、最も多くの頁(ページ)を割いて、この誇大妄想気味ではあるが魅力的な彼の側面を丹念に追う。 ※新日本古典籍総合データベースにて全文をご覧いただけます。 『百家琦行伝(ひゃっかきこうでん)』(国文研蔵、岳亭五岳著、1835年刊)によると、藩の重役である彼は家内では大きなかごの中で読書、外出時は常に雨羽織を着て、古草履を拾い歩いていた。しかし、いざ彼と話すとその論調は高く、博識並ぶ方なかった。神社仏閣に詣でて「天愚孔平」と刷った紙を貼り、千社札中興の祖となったなどである。 一方、彼の公的生活
文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日本語・日本文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒113-0022 東京都文京区千駄木2-31-3 サンウッド文京千駄木フラッツ1階101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.com インボイス登録番号:T4011501023591 Tweet Share on Tumblr 11月中旬の刊行予定です。 白石良夫『注釈・考証・読解の方法 国語国文学的思考』 ISBN978-4-909658-17-3 C0095 四六判・上製・288頁 定価
来年は辰(たつ)どし。今年もあっという間に師走に入り、身辺もそぞろ慌ただしくなってきた。 加速度的に進むデジタル化の影響を受けて、年賀状文化は急速にスモールサイズ化してきており、実際、年賀LINEや年賀メールで済ませる向きも相当に増えてきた。年始の風物詩にも〈多様性〉が見てとれよう。 ところで年賀状の淵源(えんげん)は、いったいいつか。文化史的にこれを眺めれば、それはどうやら江戸期に盛んに行われた「歳旦帖(さいたんじょう)」がこれに当たるものかと考えられる。 「歳旦帖」というのは、年頭の披露・配布に合わせて前年暮れに編集・印刷された特定グループによる作品集のことで、漢詩や和歌によるものもあるが、圧倒的に多いのは俳諧(はいかい)のソレである。通常は、歳旦三つ物(歳旦の祝詞(しゅくし)としての発句(ほっく)・脇・第三の三句)と歳旦引付(ひきつけ)(一門・知友らの歳旦・歳暮(せいぼ)吟(ぎん)
国文学買取、日本文学の本 出張買取古典、日本語学等国文学書はお任せください。飛鳥、奈良時代の上代文学、平安時代の中古文学、鎌倉時代・室町時代・安土桃山時代の中世文学、江戸時代の近世文学等古典文学、日本文学に関する本はお任せ下さい。また、言語学、方言、辞典、等日本語学に関する古書もお任せ下さい。笠間書院、風間書房、港の人、ひつじ書房、桜楓社の国文学専門書はお任せ下さい。 2020年06月07日出張買取東京都八王子市子安町国文学書の買取相談お待ちしています|大量の国文学に関する古書を譲っていただきましたお売り頂いたお品国文学、古典文学、和本、古典籍2019年08月21日出張買取神奈川県三浦郡葉山町一色葉山町にて大量の本の出張買い取りお売り頂いたお品国文学、文学全集、数学、理工書、仏教、歴史、哲学2019年04月14日出張買取千葉県千葉市登戸文学全集など近代文学に関する本を本棚30本分と大量出張
オンラインイベント「プルヴェラー・コレクションの扉を開く ― フリーア美術館×国文研」 2021年3月27日(土)20:00~21:00(日本時間) 2021/3/15 国文学研究資料館(国文研)と国立アジア美術館(フリーア美術館、アーサー・M・サックラー・ギャラリー)は、国文研が運営する「新日本古典籍総合データベース」で、フリーア美術館所蔵「プルヴェラー・コレクション」のデジタル画像が公開されることを記念し、日米を結んでのトークイベントを共同開催します。 国文研のロバート キャンベル館長と、フリーア美術館のフランク・フェルテンズ学芸員が、プルヴェラー・コレクションから、俵屋宗達「松島図屏風」の波の描写とも関連の深い絵本、富岡鉄斎『波濤』を主な題材に取り上げ、日本の古典籍における視覚的表現やその語られ方、楽しみ方についてトークします。さまざまな波をモダンなデザインで表現した美しい絵本をぜひ
鍬形蕙(くわがたけい)斎(さい)(明和元~文政7年〈1764~1824年〉)画『江都 名所図会』は、天明5年(1785年)8月に出版された作品である。上野・両国・隅田川といった江戸の名所49図を描き、それぞれの地名とともに、図にちなんだ俳諧が配されている。 現存するいくつかの伝本のうち、国文研蔵のものは初版と思われる一本で、巻子本に仕立てられているが、元は折本帖(おりほんちょう)仕立てだったと思(おぼ)しい。天地17㎝、長さ1187.5㎝。絵画の主線は藍色で摺(す)られ、寺社や植物に赤や緑、薄い黄色が用いられている。淡々とした色合いと小ぶりなサイズ感、そして写実的で軽快な蕙斎の筆が相まった、雅味あふれる一本である。 松魚が運び込まれ活気溢れる、交通の要所日本橋。芝居小屋のざわめきが聞こえそうな堺町。雄大な海の向こうに房総半島が見え、人々が潮干狩りに興じる品川。鳥(ちょう)瞰(かん)的な視点
国文研が所蔵する江戸時代後期 ・天明5年(1785年)刊行の料理本『万宝料理秘密箱』中の「卵百珍」に記載された卵料理のレシピのうち、「三ツ星タマリエ」の料理研究家として活躍する料理研究家 ゆかりさんが考案し、鶏鳴新聞にも掲載された現代版レシピ(とともに翻刻テキスト)をご紹介します。 『万宝料理秘密箱』(国文学研究資料館所蔵)https://doi.org/10.20730/200021712 三ツ星たまごソムリエ 料理研究家 ゆかり https://www.youtube.com/channel/UC7LT6gRahCIBd5AO5MUl8dQ 鶏鳴新聞 http://keimei.ne.jp/
国文学研究資料館のウェブサイトで、資料館が所蔵する資料から作成された「WEB会議などで使える背景画像」の配布がスタートした。 「気になって会議に集中できない可能性が微レ存」の声も2020年1月6日、国文学研究資料館のウェブサイトに「WEB会議などで使える背景画像」が投稿された。「在宅勤務やテレワーク、遠隔授業などでWeb・TV会議アプリケーション等の背景としてご利用いただける画像です。すべて国文学研究資料館が所蔵する資料から作成しています。ご活用いただければ幸いです」として、『百鬼夜行図(ひゃっきやぎょうず)』や『源氏物語画帖 (げんじものがたりがじょう)』など、有名作品の一場面を切り取った背景画像をダウンロードすることができる。 アップされた画像から、さらに詳しい資料にアクセスすることもできる。 ネット上では、「新しい古典の親しみ方」「ちょっと雅な気分に浸れそう」と盛り上がる声が目立つ。
ジェイムズ・ウエッブ宇宙望遠鏡(2) 奥の細道(3) Mandelbrot Fractal Zoom(1) フォークソング(3) アニメ(3) 写真(3) 物理学(1) 黄金比(1) 受動意識仮説(1) Heart Strings(1) 太陽系(1) フラクタル(1) 映像(70) 哲学的対話(2) ジェイムズウエッブ宇宙望遠鏡(1) 能(1) 宇宙遊覧(1) ブラックホール(1) 鈴木大拙(1) 宇宙(3) カオス理論(1) 歴史(2) 漫画(1) Steve Jobs(1) 波 光 音(1) 散歩(616) 雅楽(4) ロック(18) ポップス(17) 音楽(29) 津軽三味線(5) 舞(2) 民謡(4) 古典(3) 南無阿弥陀仏(137) 日記(72) 百人一首(8) classic(12) 徒然草(2) 雅楽(4) 邦楽(2) ポップス(11) 歌謡曲(9) 演歌(1) 漫才(2)
東アジア固有の文字は漢字及び漢字の影響下の文字と雲貴高原の絵文字群に大別される。本書は定量的データから文字大系の特徴に迫る。 【著者略歴】 鹿島 英一(かしま えいいち) 1950年3月 岐阜県に生まれる。本籍地 横浜市。 東北大学工学部、大学院工学研究科(電気及び通信専攻)及び同大学院文学研究科(言語学)修了。工学修士、文学博士。 1982 年8 月より2 年間、カイロ大学文学部客員助教授を務める。 その後、シンガポール理工学院(Singapore Polytechnic)勤務及び長崎大学助教授、同教授、九州大学教授を経て、2015 年4 月より九州大学名誉教授。 まえがき 表・付表・図一覧 序 旧漢字圏 第1章 漢字集合と字数―台湾「常用国字」と韓国「常用」漢字― 1.1 はじめに 1.2 台湾「常用国字」の集合論 .1 異体字の取扱い .2 一覧表に就いて .3 「常用国字」一覧表
今回の散歩はJR中央線荻窪駅周辺です。 先ずは以前から行きたいと思っていたが緊急事態宣言で行けなかった大田黒公園。 地方の人のイメージでは東京は自然が少ないのでは?と思いがちですが、ビルや住宅街の中に突如緑豊かな公園が現れたりします。また、それが結構大きかったりします。なかなか侮れませんね。 訪ねたのは2021年10月末。一部の木で紅葉が始まっていました。 そして行きたかったのがここ。なんの変哲もない池周りの石垣の遊歩道ですが、 アニメ呪術廻戦の最初のオープニングの www.youtube.com 0:35あたり、禪院真希のシーンで流れるこの場所です。 こちらの東屋は メガネを通すと呪霊(化け物)が見えるシーンの場所です。 この公園はそれほど有名ではないのでここを見つけたロケハンはスゴイですね。 ちなみにこの日は今にも雨が降りそうな暗い曇天でしたが、ここはそれほど物の怪が出そうな感じはなか
2024年4月から開館時間を変更します。 開館時間 平日 9:30-18:00/土曜 9:30-17:00 ※史料・貴重書・特別コレクション等の閲覧は平日のみ。要予約 休館日 closed:7、14、21、24、28、29日 作品の全画像を見る 【解題】 [当館請求記号 99-125] 『雨月物語』は、初期読本〈よみほん〉の名作。 剪枝畸人(上田秋成)作。桂眉仙画。 半紙本。合2冊。 安永5年(1776)4月、京・梅村判兵衛、大坂・野村長兵衛連名の刊記を有する。 表紙は錆青磁色布目文様で題簽は剥落(外題朱書)、巻之一~三、四・五の2冊に合冊され、「書林/菊源/中津」の貸本屋印を捺す。元表紙が完備しないので断言はできないが、『上田秋成全集』第七巻「解題」に、同一刊記を有し、見返し・巻末広告のあるものに比べて「やや早印か」とする版であろう。虫損が目立つが、初版早印本の俤は十分にうかがうことがで
国文学研究資料館と凸版印刷、「扇の草紙」翻訳コンテンツ『Found in Translation』 完成記念イベント開催 国文学研究資料館と凸版印刷、「扇の草紙」翻訳コンテンツ 『Found in Translation』 完成記念イベント開催 国文学研究資料館の研究成果を活用しコンテンツ化。江戸東京博物館で初公開 Tweet PDF 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館 凸版印刷株式会社 国文学研究資料館(所在地:東京都立川市、館長:ロバート キャンベル、以下 国文研)と凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、共創プロジェクトを2018年10月に開始し、推進しています。今回、共創プロジェクトの一環として、国文研「ないじぇる芸術共創ラボ-アートと翻訳による日本文化探索イニシアティブ」(※1)の成果である「扇の草紙」の翻訳を活
わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 厚さ6センチ。1200頁超のとてつもない日本文学概論書が2019年6月、京都大学学術出版会から刊行された。濱田啓介先生の『国文学概論』である。「後記」に、出版にいたる経緯が記されている。京都大学学術出版会の八木俊樹さん(故人)という編集者のお勧めがあったようだ。濱田先生みずからおっしゃるには、「私がある対象領域についての求心的な研究者ではなく、あちらこちらへと発散的な性格であることを(八木さんが=飯倉注)了解しておられたのと、先の著書の内容には、様式論・伝達論のような言い
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