【読売新聞】 博物館などで文化財を傷める虫やカビをガスで殺す「 燻蒸 ( くんじょう ) 」を行うことが、格段に難しくなる可能性が高まっている。国立博物館など全国の博物館で最も一般的に使われているガスの販売終了が決まったためだ。現在
木造復元に向けて入場禁止となる日を前に、大勢の「駆け込み来場者」でにぎわった名古屋城天守閣=名古屋市中区で2018年5月5日午後2時23分、兵藤公治撮影 「テーマパークにする気はない」 名古屋市の河村たかし市長が肝いりで進めている名古屋城天守閣の木造復元事業。市はバリアフリー対策として車いす使用者が乗れる小型昇降機を設置する方針を打ち出している。どの階まで昇れるかが焦点となる中、河村市長は毎日新聞の取材に「名古屋城は文化財。テーマパークにする気はない」と述べ、障害者団体が要望する最上階までの設置を明確に否定した。 名古屋城天守閣は5層の屋根を有する「5層5階地下1階」の建造物。市は「地上から天守1階まで」を最低条件として小型昇降機を設置し、市民の意見を聞きながら、さらに上層階まで昇れるかどうか検討を進めている。 名古屋城天守閣の木造復元に関し、河村市長は取材に「文化財の国宝を目指す」と強調
巣山古墳の最終回。古墳外周から #準構造船 が出土。復元された船体を広陵町文化財保存センター(土日祝日休み)で見学できます。縄文以来の丸木舟に舷側と堅板の構造物を載せた船を準構造船といいます #高田川 #葛城氏 # 武内宿禰 目次 「喪船」とされる準構造船の出土 広陵町文化財保存センターの展示 高田川と巣山古墳 本文 www.zero-position.com www.zero-position.com 「喪船」とされる準構造船の出土 (1)で紹介しましたが、巣山古墳では古墳外周の北東角から準構造船の部材が出土しました。 準構造船の出土地点(北東角)から巣山古墳 広陵町文化財保存センターのパネルでは 喪船(もふね) とされています。 喪船とは棺や遺体をのせた葬送の船のこと。 巣山古墳。順構造船の出土地点と出土状況を紹介するパネル(広陵町文化財保存センター) ***** 準構造船とは、丸木舟
奈良市は、富雄丸山古墳で見つかった長大な蛇行剣などを、保管・展示する機能を備えた新しい文化財センターの基本構想をこのほどまとめました。 それによりますと、新しく建設される奈良市の文化財センターは、富雄丸山古墳や現在建設中の道の駅の周辺での建設を想定していて、広さは延べ床面積で6000平方メートル以上と、現在ある施設の2倍ほどになる計画です。 市内で見つかった文化財の調査や研究にあたる設備のほか、これまで手狭だった資料の保管や展示施設も充実させるということで、富雄丸山古墳から見つかった▼蛇行剣と呼ばれる波打った形が特徴の 古代の東アジアで最も長いとされる鉄の剣や▼これまでで発見例がない 盾の形をした青銅製の鏡などを、展示するコーナーも設けることにしています。 また資料を保管する収蔵庫は、壁の一部を透明な構造にし、来館者が中を見られるようにするということです。 新しい文化財センターは、早ければ
さてさて、今日やってきたのは奈良県磯城郡川西町にある島の山古墳。 ここにちょっと気になる謎なエリアがあるんだよね。 島の山古墳は全長200mと大型の前方後円墳である。 古墳が多い奈良県内でもトップ20にランキングされるほどの古墳であり、国指定史跡、国指定重要文化財にも指定されている。 国内に多数ある大型の前方後円墳は概ね古墳の周りには堀があり、堀の周りは遊歩道やや車道となっている場合が一般的である。 がしかし、GoogleMapで島の山古墳を確認すると南側の堀のぎりぎりに住宅が建っているのが分かる。 この場所はいったいどうのような場所なのか? そうなんです。 国指定重要文化財である古墳の堀の上に住宅が建てられているんです。 関西には古墳が4万個ほどあり、その大半は実は個人所有であると言われているが、ここまで大きな古墳であり、国指定重要文化財にもなっている古墳の堀の水上に住宅が建つなんてこと
絵図を前に指定解除の見直しを訴える田中秀明さん(左)と奥野賢悟住職=20日、滋賀県湖南市菩提寺の西応寺 近畿一円に数百点が分布する日本最大級の偽文書(ぎもんじょ)「椿井文書(つばいもんじょ)」の一つであることを理由に、滋賀県湖南市の文化財保護審議会が江戸時代の絵図の指定解除に向けた動きを進めている。焼失や盗難以外での現存文化財の指定解除は極めて異例で地元住民や有識者からは「椿井文書というだけで結論を出している。調査、検証をすべきだ」と反対の声が上がっている。 対象となっているのは、同市菩提寺の西応寺が所蔵する「紙本著色少菩提寺絵図(しほんちゃくしょくしょうぼだいじえず)」(円満山少菩提寺四至封疆之絵図)。戦国時代に焼失した良弁僧正(東大寺初代別当)創設の山岳寺院「少菩提寺」を含む菩提寺山(標高353・2メートル)周辺が描かれており、昭和52年、甲西町(現湖南市)が室町時代の絵画として文化財
およそ600年前に朝鮮半島から日本にもたらされ、大津市の三井寺が所有するあらゆる経典を集めた大全集「元版一切経(げんぱん・いっさいきょう)」が新たに国の重要文化財に指定されることになりました。 国の重要文化財に指定されることになったのは、大津市の三井寺が所有するあらゆる経典を集めた大全集「元版一切経」です。 これは、14世紀に中国の元の寺によって印刷された「大般若経」や「法華経」など2892の経典がまとめられたもので、15世紀前半に朝鮮半島から日本にもたらされました。 その後、豊臣秀吉に仕えた毛利輝元が再建に携わっていた大津市の三井寺に寄贈したということです。 経典とともに元の時代の経箱も残っていて、日本の仏教や東アジアの文化交流の歴史を知る上で極めて価値が高いとしています。 滋賀県文化財保護課は「経典は、それが納められていた経箱も含めて保存状態がよく、貴重なものだ。今後、三井寺とも協議し
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