無形固定資産とは 固定資産というと建物や機械、備品といった「形のあるもの」がイメージされやすい資産でしょう。しかしながら、会社の資産は形があるものに限られません。 たとえば、特許権や商標権、ソフトウェアなどの形のない資産は、商品の売上を長期間にわたって生み出してくれる会社の大切な資産です。このような資産は、建物などの有形固定資産と区別して「無形固定資産」と呼ばれ、いずれも固定資産として扱われます。なお、無形固定資産には特許権や商標権のほか、ソフトウエア、借地権、のれん、電話加入権などが該当します。 固定資産の減価償却とは 無形固定資産は税法上有形固定資産と同様に、以下いずれをも満たすものについて「減価償却」を行います。 ・その使用可能期間が1年以上のもの ・取得価額が10万円以上のもの 減価償却とはその取得費を一括で損金に算入せず、その耐用年数に応じて少しずつ経費に計上する会計処理のことで