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  • デロイト、グリコに加えユニ・チャームでもシステム障害…ベンダ能力に疑問も

    デロイト トーマツ コンサルティングが入居する丸の内二重橋ビル(「Wikipedia」より/Kakidai) 5月30日付「ダイヤモンド・オンライン」記事は、ユニ・チャームで一部商品の納品遅延を起こしているシステム障害について、システム更新作業の主幹事ベンダが外資系のデロイト トーマツ コンサルティングであると報じている。デロイトは4月初めに障害が発生した江崎グリコのシステム更改作業でも主幹事ベンダを務めており、外資系ベンダを起用するリスクがにわかに注目されつつある。業界関係者の見解を交え追ってみたい。 ユニ・チャームは5月16日、一部商品について注文集中による出荷が遅延している旨をアナウンスしていたが、27日付「日経クロステック」記事によれば、ゴールデンウイークに実施した基幹システムの更新で新基幹システムと物流システムの接続でデータ連係に不具合が生じたという。 システム障害による出荷トラ

      デロイト、グリコに加えユニ・チャームでもシステム障害…ベンダ能力に疑問も
    • 「プッチンプリン」の出荷停止に、ゆうちょ銀行の入金遅延…日本企業でシステムトラブルが相次ぐ根本原因 SIerとユーザー企業の間にある「埋められない人材格差」

      江崎グリコのシステム障害によりプッチンプリンなど一部商品の出荷が停止している。4月にはゆうちょ銀行で入金遅延が起きた。なぜ企業のシステムトラブルが相次いでいるのか。麗澤大学教授の宗健さんは「システムを発注している日本のユーザー企業にはITのプロがいないことが背景にある」という――。 続出する企業のシステムトラブル 今に始まったことではないが、企業のシステムトラブルは思ったよりも多い。2023年10月に発生した全銀ネットの障害では数百万件の送金が滞り社会的にも大きな影響があり、2027年に稼働を見込んでいた次期システムの検討作業も停止に追い込まれた。 最近も、江崎グリコのシステム障害によりプッチンプリンの出荷が止まり(※1)、ゆうちょ銀行でも100万件を超える入金遅延が起きた(※2)。 ※1 日本経済新聞「プッチンプリン出荷再開を延期 グリコのシステム障害」(2024年5月1日)4月3日のE

        「プッチンプリン」の出荷停止に、ゆうちょ銀行の入金遅延…日本企業でシステムトラブルが相次ぐ根本原因 SIerとユーザー企業の間にある「埋められない人材格差」
      • 富士通の27歳エース社員、1年目で花形部署に異例のヘッドハント 信条は「3カ月で成果出す」

        新卒2年目からは、同部署で顧客のDX戦略の立案から実行を担っている。自動車や製造などさまざまな業界における顧客のDX課題の設定からデータの統合、ソリューションの提供というゼロイチを約3カ月のサイクルで回し続けている。 DX課題は業界や業種によってさまざまだ。1年かかっても成果が出なかったり、3年がかりでやっとソフトウェアの整備が整ったりと、長期化するプロジェクトは少なくない。 「プロジェクト開始3カ月に重きを置いています。そこでプロジェクトの道筋を定めるだけでなく、課題に対するアウトプットも出す。そこで私自身は身を引いて、別のプロジェクトでゼロイチに挑戦します」 異例の新人のキャリアと短期間で成果を出し続けるために意識していることを取材した。 社内の注目部署に異例のヘッドハント 新卒配属はまれ 現在は本社で活躍している寺島さんだが、新卒ではグループ会社に入社した。「グループ会社のミッション

          富士通の27歳エース社員、1年目で花形部署に異例のヘッドハント 信条は「3カ月で成果出す」
        • IT業界に迫る「2025年の崖」 SIer幹部の本音

          この記事の3つのポイント 2025年、労働集約型の日本のSIビジネスは危機に 標準システムの高度化で、独自開発の需要が減少 IT技術者は、業界の構造変革に備える必要がある 「SIビジネスはパートナー企業(下請けITベンダー)の単価の低さを自分たちの利益に転換するという、世界に類のない変なビジネスモデルである」。この一文について読者はどう思うだろうか。「いつもの『極言暴論』の書き出しじゃないか」と言われてしまえばその通りなのだが、実はこれは私の言葉ではない。ある大手SIerの経営幹部が自らのビジネスを省みて口にしたものだ。 この経営幹部は次のようにも発言している。「日本企業も遅かれ早かれERP(統合基幹業務システム)など標準のものをそのまま使うようになるのは間違いない。経営者が独自のシステムをつくることにお金をかけるのはばかげていることに徐々に気付き始めたからだ」。「だけど、多重下請け構造の

            IT業界に迫る「2025年の崖」 SIer幹部の本音
          • 富士通の福田CIOが語ったServiceNowとの戦略的提携と社内の成果

            印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 富士通は、5月にServiceNowが米国ラスベガスで開催した年次イベント「Knowledge 2024」で、ServiceNowとの戦略的提携を発表した。ServiceNowの顧客でもある富士通は、自社の経験とノウハウを生かして、同社の顧客へ導入支援をするほか、共同ソリューションの開発も行うという幅広いものだ。両社の提携は米国で発表され、日本では大手の富士通だが、グローバルでは競争環境が異なる。ServiceNowとの提携はグローバル強化の意味合いもあるようだ。 イベントのセッションで講演した富士通 執行役員常務 最高情報責任者(CIO) 兼 最高デジタルトランスフォーメーション責任者(CDXO)補佐の福田譲氏は、富士通社内におけるS

              富士通の福田CIOが語ったServiceNowとの戦略的提携と社内の成果
            • 「自分らしく輝けるTech領域」活躍する3人の女性が今伝えたいこと|D-nnovation|Deloitte Japan

              日本の「Tech人材不足」を救うのは女性たち 現在Tech人材は幅広い業界で活躍している。IT業界を一例としてみると、2021年の女性ITエンジニア比率は21.9%だったが、2022年の同調査では23.2%に増加。*1女性比率は徐々に増加し、今後もその傾向が見込まれる。今Tech人材はIT業界にとどまらず、コンサル・金融などの様々な業界で女性人材が求められている。 「Tech領域の仕事では、他と比較して賃金の男女格差が比較的小さいと言われており、職種によっては在宅勤務も定着しています。日本は先進国で最低水準のデジタル競争力。これを引き上げる鍵は私たち女性です」 そう話すのはデロイト トーマツの久保田詩音だ。 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 ディレクター / 久保田 詩音 大手コンサルティングファームを経て2014年より現職。Globalizing Digital Enterp

                「自分らしく輝けるTech領域」活躍する3人の女性が今伝えたいこと|D-nnovation|Deloitte Japan
              • デジタル革命の時代に「少子高齢化」、日本企業は超ラッキーな巡り合わせに感謝すべし

                基幹システム刷新による業務改革プロジェクト――。今はDX(デジタルトランスフォーメーション)の一形態と見なされているわけだが、日本企業の場合、今も昔もどの企業であっても「嘘と虚飾にまみれたプロジェクト」であることを、当事者たちは十分に自覚しているだろうか。はっきり言って、100%できっこない。経営者やIT部門が無能であるとかいう問題ではない。仮に多くの大企業が本当にDXを達成したら、社会的に大問題となり世間から非難を浴びるのはまず間違いないからな。 「嘘と虚飾にまみれたプロジェクト」の意味を詳しく語る前に、まずは話の前提として、基幹システム刷新による業務改革プロジェクトの失敗パターンについてサクッと触れておこう。最も愚かなのは、基幹システムの刷新(というかモダナイズ)のために業務を改革しようというものだ。経済産業省による「2025年の崖」のあおり効果などもあり、ITに疎かった経営者も老朽シ

                  デジタル革命の時代に「少子高齢化」、日本企業は超ラッキーな巡り合わせに感謝すべし
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