県は20日、全県の路線バスの決済方法として、JR東日本のIC乗車券「Suica(スイカ)」の機能を備えた「地域連携ICカード」を普及させる方針を示した。公共交通のキャッシュレス化により、県民や県外、海外の利用者も使いやすい環境を整えて利用を促す。同日、県や交通事業者らでつくる県公共交通活性化協議会を長野市で開き、了承された。 地域連携ICカードは、各地の交通系ICカードとスイカの機能を1枚に統合でき、群馬県の「ノルベ」や青森県の「ハチカ」など他県で広がりをみせる。県内は北信地方5市町村の路線バスなどで使える「KURURU(くるる)」が…