極端な主張が人気を博すのはなぜか? がわかる本です。 前半 第一章「少年ヒトラー」から 第四章「第二次世界大戦」までが ヒトラーとドイツの経済、政治史です。 後半 第五章「反ユダヤ主義とは何か」から 第七章「ヒトラーに従った大衆」までが、 その後の研究者の成果と著者の解説です。 前半では よく言われる「ヒトラーは合法的に独裁者になった。」が、どういうことか、具体的に解りました。 昨年、wikipediaの「全権委任法」(1933/3/23成立)を読みました。 そのときの理解は 「国会での議決で反対票を投じそうな議員をあらかじめ逮捕しているのだから、合法的とは言えないのでは?」 でした。 つまり「合法的に独裁者になった」と言うことが納得できませんでした。 本書では、このからくりがわかりやすく解説されていています。 納得(独裁者の誕生に)納得はできませんでしたが、何がまずかったのかを自分でも考