■ もうひとつの昆虫学 ■"商虫"の条件 ■釣り餌の虫列伝(1)国産の天然もの ブドウスカシバ (商品名:ぶどう虫、えびづる虫) イラガ (商品名:玉虫) ボクトウガ (商品名:やなぎ虫) スジツトガ (商品名:ささ虫) アズキノメイガ (商品名:いたどり虫) トビモンシロヒメハマキ (商品名:よもぎ虫) アワノメイガ (商品名:もろこし虫、もろ虫) キクスイカミキリ (商品名:きく虫) エゴヒゲナガゾウムシ (商品名:ちしゃ虫) コナラシギゾウムシ (商品名:どんぐり虫) チャバネトゲハネバエ (商品名:らびっと、ラビット) クロバエ類(ホホグロオビキンバエ・ケブカクロバエ・クロキンバエ) (商品名:ジャンボウォーム) ヤマトアミメカワゲラモドキ (商品名:川虫・キンパク) ヤマトフタツメカワゲラ (商品名:オニチョロ虫ほか) オオクラカケカワゲラ (商品名:オニチョロ虫ほか) ヒゲナガ
<火山の熱や深海の水圧、真空の宇宙空間さえ生き延びるクマムシは、驚くべきDNA修復メカニズムを備えていた> クマムシは想像を絶するほどの過酷な環境を生き延びることができる生物だが、その生命力の謎が解明される可能性が出てきた。 【動画】クマムシは宇宙の最強生物 クマムシはその愛らしい姿から、水グマやコケブタと呼ばれているが、極端な高温や低温、高圧・低圧、空気不足、放射線、脱水、さらには宇宙の真空状態に至るまで、ほとんどの生命体にとって死を招く環境に耐えることができる。 最近、学術誌『カレント・バイオロジー』に掲載された論文によれば、この頑健な生物が放射線を生き延びるメカニズムが解明された。 体長わずか0.5ミリのクマムシは、さまざまな環境で生息している。コケ、落ち葉、淡水や海洋の堆積物などに生息していることが多いが、高温の沸騰泉、ヒマラヤ山脈の頂上、水深4000メートルの深海でも発見されてい
生命の化学的起源に関係のある分子が、火山や地熱系に見られる岩の割れ目を通る熱流によって精製され得ることが実験室実験で明らかになった。このことを報告する論文が、Natureに掲載される。今回の研究から、生命の最初の構成要素が複雑な化学混合物からどのように形成されたかについての説明が得られた。 生体高分子とその成分の形成は、初期地球における生命の起源の重要な瞬間だった。しかし、そうした経路を実験室内で再現するのは困難で、多くの場合、これらの複雑な反応から数多くの副産物が生じる。このことは、生物を構成する生体関連物質が無視できる程度に少ないことを意味する。こうした要素を精製する方法を考案しようとするこれまでの試みでは、一度に広範囲の分子を単離することができず、方法の特異性に限界があった。 今回、Christof Mastらは、地質学的な発想によって作られた、微小な亀裂(厚さ170マイクロメートル
A mounted skin of unknown species belonging to genus Canis deposited in the National Museum of Nature and Science, Tokyo (NSMT) is certificated morphologically and bibliographically. The specimen label is described as ‘a kind of Yamainu’ and M831 of the Tokyo Imperial Household Museum collection, while the specimen catalog says that M831 was derived from an individual kept at Ueno Zoo and that it
イルカの音響脂肪はもともと筋肉だった~イルカは噛むことをやめることで、水中で高度にはたらく聴覚を進化させた~(地球環境科学研究院 助教 早川卓志) 2024年1月30日 ポイント ●イルカが持つ特殊な頭部脂肪である「音響脂肪」の網羅的な遺伝子発現解析に成功。 ●遺伝子発現パターンは、音響脂肪が筋内脂肪として進化したことを明示。 ●イルカは音響脂肪が咀嚼筋にとって代わることで、聴覚を進化させたということを発見。 概要 北海道大学大学院環境科学院修士課程の竹内 颯氏、同大学大学院地球環境科学研究院の早川卓志助教、同大学大学院水産科学研究院の松石 隆教授の研究グループは、鯨類(イルカ、クジラの仲間)が頭部に持つ「音響脂肪」が、陸生動物が持つ咀嚼筋などの頭部筋肉に由来することを解明しました。 鯨類は約5000万年前に海洋環境へ進出した哺乳類で、多様な新奇形質を進化させることで、水中生活を送ることが
『進化思考批判集』のPDF版を本日出版します。ダウンロードはこちら(約32MB)、無念の正誤表はこちら 紙の本は現在絶賛印刷中。本の流通、特にAmazonへの経路は把握しきれていないので、お届けできるのはもう少し先になるかもしれません。 予約していただいている方、お待たせしまくって申し訳ありません。 【24/1/5追記:東京丸の内の丸善さんが大量に、そして進化思考と並べて置いてくださっていますありがとうございます】 この本のために出版者登録をしたのが今年の頭のことでした。 (割と簡単にできます。『進化思考』版元の海士の風が「離島の出版社」を強調していますが、印刷所(そこで雇用が生まれる)を作るならともかく、出版社を作るのは別に威張るほどのことではないように思います) 本書「あとがき」にもありますが、共著の松井実先生が同じく共著で参加している『土偶を読むを読む』を見て、もう少し広がりのある本
ほぼ無重力の国際宇宙ステーションで行った実験で、マウスの受精卵を正常に育てることに世界で初めて成功したと山梨大学などの研究チームが発表しました。 研究チームはおととし8月、国際宇宙ステーションへの補給物資を運ぶロケットで、凍結したマウスの受精卵を打ち上げ、宇宙飛行士が4日間培養して、受精卵が細胞分裂して胎盤の細胞と胎児の細胞に分かれる「胚盤胞」に育つかどうか調べました。 その結果、ほぼ無重力の環境で育てた受精卵72個のうち17個、23.6%が胚盤胞まで育ったということです。 一方、地球上と同じ重力を人工的に発生させた環境では、61個のうち19個、31.1%が胚盤胞に育ったということで、研究チームは今回の実験では重力の有無による影響はほぼ無かったと評価しています。 また、ほぼ無重力の環境で育てた胚盤胞と、地上や、人工的に重力を発生させた環境で育てた胚盤胞ではDNAや遺伝子などの状態に差はなか
国際宇宙ステーションで成長した胚。正常に胎児になる部分と胎盤になる部分ができていることが確認された=若山照彦・山梨大教授提供 国際宇宙ステーション(ISS)でマウスの胚を成長させることに世界で初めて成功したと、山梨大などのチームが28日発表した。微小重力下でも胚の成長には影響がなく、宇宙で哺乳類が繁殖できる可能性を示した成果という。 実験は2021年、ISSの日本の実験棟「きぼう」で実施し、当時長期滞在していた星出彰彦宇宙飛行士も参加した。マウスの初期胚720個を、半分はISSと同じ微小重力、残り半分は地上と同じ重力にして、着床前の「胚盤胞」になるまでの期間(4日間)培養した。その後成長を止めて約3週間保存し、地球に送り返した。 帰還後に正常に回収できた初期胚が胚盤胞まで成長できたかを調べると、成功率は、微小重力下で23・6%、地上重力下では31・1%と、有意差はなかった。
原初のRNAから進化の過程を紐解いていく 生命の起源に迫る成果 発表のポイント RNAが最初の生命システムであるという仮説において、単純で短いRNAから生命の大きな特徴でもある自己複製ができるRNAがどのように生まれたかは謎とされてきました。 本研究では、わずか20塩基の短いランダム配列のRNA集団から特定のRNA配列と構造が自発的に出現すること、またそれらのRNAを基に、特定の20塩基のRNAが自己複製することを世界で初めて実証しました。 自己複製という生命に普遍的な現象が、原始の地球に供給された単純な生体分子でも容易に起きた可能性を示しており、生命の起源の解明につながることが期待されます。 概要 早稲田大学理工学術院専任講師の水内 良 (みずうち りょう) と東京大学大学院総合文化研究科教授の市橋 伯一 (いちはし のりかず) らの研究グループは、原始地球にも存在しえた短いランダム配列
コスタリカの動物園で飼育されているワニの雌が、単独で妊娠したことが明らかになった。「単為生殖」と呼ばれるこの現象がワニで確認されたのは初めて。
冬が来て、また彼らは山へ入った-。 道東で牛を連続で襲う謎のヒグマ「OSO18(オソ・ジュウハチ)」。追いかける男たちの姿を報告する。 ※取材の様子は、5/26日(金)19:30から「北海道道」で放送します(NHKプラスで、全国からご覧になれます)。 1. 男たち2月11日、別海は一面の雪に覆われていた。 広大な牧場の一角に佇むトラクター倉庫の片隅に、男たちが集まっていた。北海道庁からOSO18の捕獲を依頼されたNPO「南知床・ヒグマ情報センター」の面々である。 いつものように、薪に火をくべて暖をとりながら、持ち寄った鮭を炙る。ここで腹ごしらえをしながら作戦を準備するのが、男たちのならわし。この日は、そろそろ冬眠明けのヒグマが動き出していないか、森へ探索に出て確かめようと話し合っていた。 12人の男たちの拠点は、標津、別海、浜中、標茶など道東一円に散らばり、遠い者は1時間半をかけて、ここに
通常の文脈で “惑星” という単語が出た場合、それは恒星など何らかの天体の周りを公転する天体を指します。しかし、宇宙にはどの天体の周りも公転せず、単独で宇宙空間をさまよっている惑星も見つかっています。これを「自由浮遊惑星」 (※) と呼びます。 ※…Free-Floating Planet (FFP) 、Rogue Planet。浮遊惑星、はぐれ惑星とも。 自由浮遊惑星は恒星からエネルギーを受けていないので、崩壊熱をもたらす放射性元素が豊富に含まれているなど何らかの条件が整っていない限り、その表面は冷え切っているはずです。私たちが知る限り、生命には液体の水が必須であるため、このような天体には生命が存在するとは思えません。しかし、自由浮遊惑星の “衛星” では話が変わってきます。 惑星の周りを回る衛星は、惑星に近い側と遠い側で、わずかながらも異なる強さの重力を受けます。衛星の公転軌道が楕円形
生命進化を再現できました。 米国のジョージア工科大学(Georgia Tech)で行われた研究により、3000世代かけて元は単細胞生物である「酵母」を目に見える多細胞生物へ人工的に進化させることに成功しました。 進化した酵母たちの体は最初の2万倍以上(直径1mm以上)となってショウジョウバエに匹敵する大きさとなり、物理的強度は1万倍も強化され、多細胞生命体としてやっていくための条件を備えていることが示されました。 酵母たちはいったいどんな進化で巨大な体と頑強さを身につけたたのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年5月10日に『Nature』に掲載されました。 A Journey to the Origins of Multicellular Life: Long-Term Experimental Evolution in the Lab https://research.gatech.
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