JASRAC許諾第9009285055Y45038号 JASRAC許諾第9009285050Y45038号 JASRAC許諾第9009285049Y43128号 許諾番号 ID000002929 ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。
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ここまでのあらすじ 55歳まで独身だったマンガ家の渡辺電機(株)さんは、関西在住のシングルマザーの女性と結婚する。色々あって妻はしばらく関西に残ることになり、渡辺電機(株)さんは小学三年生の娘と東京で二人暮らしになる。長い独身生活から一転して父子家庭状態の子育て生活は、新鮮な驚きの連続。そんな二人暮らしにも、終わりのときはやって来た。 2021年の正月から始めた連載も、これで終わりです。3年と少しの間、お付き合いありがとうございました。企画を立てた時には9歳、5歳、新生児だった子どもたちも、14歳、10歳、4歳になってしまいました。まだまだ思い出深いエピソードもありますが、だいぶ昔のことになってしまい、次に描きたいテーマも溜まって参りました。かつて経験したことのない大反響をいただいた、代表作のひとつになりました。ありがとうございます。コミックスの2巻が出る…と思うのですが、出版界の状況は厳
西餅・ぼくまだ3巻発売中 @harurock_mo 西餅作品など告知します。「僕はまだ野球を知らない」「ハルロック」「犬神もっこす」 反応は鈍めです。無断転載禁止。nishimochi2012@yahoo.co.jp なんかあった時のためにインスタも →nishimochi_c 著作リストは下記URLに amazon.co.jp/%E8%A5%BF%E9%A… 西餅・ぼくまだ3巻発売中 @harurock_mo 二階席にグリーン車があるのは特急じゃないのか~ そういえば「特急しおさい」とか二階席ないですもんね とにかく車窓の風景を見るのはなんだか体にいいですよね… Twitter日常無料まんが、2巻も出たのでよろしくね amzn.to/3OfMqrL 2023-07-16 15:38:01
中庸とは:過不足がなく調和がとれていること。また、そのさま。中正。中道。 言葉の意味としては読んで字のごとく。 偏りのないバランスの良い人間になりなさいという教えらしい。 それに対する先輩独自の解釈がなかなかに面白かった。 きっかけは、仕事で行き詰まったときに上司から「お前は極端すぎる」と指摘されたことにある。 先輩に何かを期待していたというわけでもないが、飲みの席で愚痴ってしまったことからこの話が始まった。 「特技を伸ばすことは悪いことではないのに、どうして出る杭は打たれるんですかね」 自分でも悔しさの滲んだ愚痴だったと思った。 そこで先輩の口から「中庸」という言葉が発せられた。 「中庸っていう教えがあって、何事もバランスがよいことが大事らしいよ」と。 最初は、そうやってこの人もこちらのアンバランスな部分を叩いて直してくるつもりなのだろうと思った。 しかし、続く先輩からの質問はそうではな
「全く身に覚えのない家宅捜索に入られた」ここ数年、そんな話をよく聞くようになりました。その多くがサイバー犯罪で疑われるケースです。 ネットで世界中が繋がった結果、遠く離れた赤の他人と、何らかの情報が紐付くことが起こり得るようになりました。 その中には当然犯罪者も含まれており、運悪く紐付いたために警察に疑われてしまう人がいるようです。 ネットの普及により、一般市民がとばっちりで警察に目を付けられるリスクは以前にも増して高まっています。 なぜ家宅捜索に入られたのかサイバー警察に誤って家宅捜索された人たちの記事をいくつかご紹介します。 在宅エンジニアが疑われた フリーランスのエンジニアが仕事で不正サイトを調査したところ、アクセス履歴から犯人と間違われた事件です。 真犯人がVPNで身元を隠していたためか、生IPでアクセスした彼が警察に疑われてしまったようです。おそらく警察は、真犯人がヘマして生IP
『いたいよー』 入院している母からのLINEだ。 早朝、朝、昼、晩、深夜。時報のように送られてくる。 『いたい、なんもできない、つらいー』 開腹手術を受けて、一週間。まだ傷がじくじく痛むという。 『わたしがいま一番やりたいこと、わかる?』 『わからん』 『寝返り』 ごろんごろんもできず、車いすにも乗れず、ひたすら腹の痛みを耐える母。 『起きるのもしんどい、ごはんも見たくない。ずっといたい。ちょっとでも気を抜いたら病む』 病んでるから入院しとるんやで。お見舞いも禁止されている今、わたしにできることは『そうかあ』『かわいそに』と、相槌を打つぐらいだ。 それぐらいしか。 相槌すらもバリエーションが枯渇しはじめた。励ますために新しいLINEスタンプを買ってみた。根気よく励ます方も、なかなかしんどい。 そんなある日。 入院先の病院の厨房に、緊急の修理が入った。 ただでさえ、そうそう美味しいとは言えな
学生の頃から知っている人が亡くなってしまった。 それは、立春をほんの少し過ぎた頃のこと、春の気配も足音も聞こえない2月の寒い晩に、その人は自宅の洗面所で倒れてそのまま帰らぬ人になったのだと言う。 享年52歳。 同年代というにはやや年上ではあるけれど、それでも10歳は違わないその人が亡くなったと聞いた時 「ああ、私もとうとう知人友人を亡くす歳になったんだなあ」 私はもう20年ほど前から知っている筈のその人の突然の死を悼むとともに、健康な人も、ちゃんと成人して仕事をして生きていた人も死んだりするものなのだなあと、そんな当たり前のことにとても驚いてちょっとぼんやりしてしまった。 それは私がこの4年程の間に、心臓病のある娘の関係で知り合った子ども達の中で、例えば1歳とか2歳とか4歳のまだ年端もゆかない子ども達が、生まれつきいろいろの問題のある身体と臓器では自らの命を支え続ける事ができずに、退院すら
採用をしていると、 「この方は、「仕事やってるフリ」ばかりしてたのでは」 と感じるときがある。 特に、仕事の成果について聞くとき、これは顕著だった。 * 例えば、前職がマーケティングの仕事だった、という方。 彼は、「コーポレートサイトを改善し、お客様に使いやすいサイトを実現しました。」とアピールしていた。 そこで、我々は 「具体的には、「使いやすい」とは何を意味しているのですか」と尋ねた。 彼は、戸惑ったような表情を見せたが 「見やすかったり、わかりやすかったり、という意味です。」 と言った。 なんとも、抽象的な話だ。 そこで、我々はもっと具体的な意見を求めるため、自分たちのコーポレートサイトを見せた。 「では、このサイトを見てアドバイスをいただきたいのですが、これは「見やすい」ですか?そうでないなら、具体的な改善事項を指摘してください。」と要求した。 しばらく後、彼はモゴモゴ何かを言って
あまり気軽にできるモノではないのだが、ぜひとも一度経験してみてみて欲しい事の一つに入院がある。 入院は凄い。 何が凄いかって本当に、心の底から一刻も早く退院したくなるのだ。 毎日寝てて、全て家事のようなものは他人が代行してくれ、何もしないでも一日三食が提供される。 こう文字に書き起こすと「この生活で文句を言うのは筋違いにも程があるだろう」というような待遇であるにも関わらず、入院中の苦痛は筆舌に尽くし難いものがある。 不自由は不幸だ なんでこんなにも入院は辛く厳しいのか。 医療関係者である自分がこんな事をいうのもアレなのかもだが、病院という場所がこの世で最も”不自由”を感じる場だからなのではないかと自分は推測している。 「肥った豚より痩せたソクラテスでありたい」という有名な言葉があるが、この言葉が示すように不自由というのは全てがお膳立てされた環境下であってもシンドイもので、自由は寒く虚しいも
ローテーブルの前で片膝を立てて、僕はネタを考えていた。 無音にしたテレビ画面には、津波の映像や、悲しみに暮れる人々が映っている。 東日本大震災から、数日が経った夜だった。 ゴールデンウィークに単独ライブを控えており、そのチケットはすでに発売されていた。 僕はその台本を書かなくてはならなかったが、どうにも集中することができないのだった。 こんなときに、自分はいったい何をやっているんだ? いま「面白いこと」を考えるなど、許されるはずがないだろ——。 いっそテレビを消してしまえば、いくらか現実を忘れられるのかもしれないが、僕にはそうする勇気も持てなかった。 このまま当日を迎えたら、一番困るのは自分だ。何より、チケットを買ってくれた人たちにどんな言い訳をするつもりなんだ? そんなふうに自分に言い聞かせながら、目の前に広げられた大学ノートを睨んだ。そこに書かれたコント設定やセリフの断片を、頭の中で膨
どこかノスタルジアを感じさせるドット絵・GIFアニメを発信し、国内外から支持されるイラストレーターの豊井さん。 彼が主に扱うモチーフは、特別で非日常的な何かというよりは、日本で暮らす人なら日常的に見かけるような、生活の中にありふれた景色です。 *画像は全て豊井さんのTumblrアカウントより引用* アニメーションの動き自体は単調なようで、思わずついじっと見入ってしまい、いつの間にか時間が経ってしまっているような、人を惹きつける作風が魅力です。 そんな作品を描いて生活する豊井さんですが、実は絵の仕事の収入が不安定で、生活保護を受給していた時期もあったといいます。 しかし、現在は海外発のクリエイター支援サービス「Patreon」(パトレオン)で500人を超えるパトロンから金銭的な支援を受けているおかげで、絵の仕事に集中できているそうです。 なかなか安定しなかったイラストレーターとしての活動が、
ベジータについて書きはじめた時、孫悟空は空白だと書いた。その意味を考察しなければならない。「空白」とはどういうことなのか。孫悟空という男は、いったい他の人間となにが違っているのか。孫悟空とは何者だったのか。 孫悟空について考えるには、「この男には何があるのか」ではなく、「この男には何がないのか」を見たほうがいいと私は考える。普通の人間がもつ色々なものが悟空には欠けており、その欠落こそが悟空という男の個性を形作っているからだ。 (悟空とは何者なのか。『ドラゴンボール』35巻3ページ) 悟空には「帰属意識」がない ベジータは悟空に、「サイヤ人の生き残り」としての同胞意識を持っている。ピッコロが神と融合してすさまじい力を得た時、ベジータは心のなかで悟空に語りかける。 「どいつもこいつも…!! 宇宙一の超サイヤ人をあっさり出し抜きやがって…!! アタマにくるぜ…!! なあカカロット…」 非常にベジ
まずは、先日亡くなった「金ピカ先生」こと佐藤忠志さん(享年68)のご冥福を心からお祈りしたい。 我々は8月末日、「かつて一斉を風靡した人びとに、近況を尋ねに行く」という趣旨の取材で佐藤さんのもとを訪れていた。佐藤さんは快く応じてくれたが、かつてから変わり果てた生き様には、「人生とはいったいなんだろうか」と、深く考えさせられるものがあった。追悼の思いを込めて、その日のことを振り返る。 取材・文 齋藤剛(『週刊現代』記者) 時代の寵児を探し求めて 「最近、金ピカ先生見ないね」「何年か前に選挙出ていたけど、いまなにをしているんだろう」きっかけは、そんな会話だった。 いまやタレント予備校講師といえば、「いつやるの? いまでしょ」のフレーズでブレイクした林修先生(54歳)の印象が強い。だが一定以上の世代からすると、真っ先に思いつくのは、やはり「金ピカ先生」だろう。 派手なスーツに18金の腕時計や、ネ
息子があんこを好きで、そして時節柄なので柏餅をもりもりと食べている。そんな彼を見守りながら俺は「嚙め噛め」「飲み込んでからもう一口いけ」「そんな大きく一口いくな」「頬張るな」「お茶飲め」と五月蝿い。 心配性の俺にとって餅と交通事故は怖いものオールタイムベストのトップ5に常にランクインしている。 息子は、口喧しい俺に相槌しながら餅を食う。「ほら、もう口の中ない」と舌を出して見せて、もう一口ぱくっといって「一度にそんなにたくさん頬張るな」とまた俺に嗜められ、「もー、たくさん噛んでるでしょ」とぼやきながら柏餅を食べ進める。 二人で公園に遊びに出掛ける際にはマンションを降りるエレベーターの中で「絶対手を離すなよ」と必ず伝え、蝶よ花よに気を取られて手を離した際には「あっ!手が繋げないなら帰るぞ!!」と脅して、彼は「あ、ごめんごめん、ちょうちょがかわいかったんだけど手を離してごめん」と悪びれもせず言い
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