内閣府は準天頂衛星システムサービス株式会社と連携して毎年、みちびきの利用が期待される新たなサービスや技術の実用化に向けた実証事業を国内外で実施する企業等を募集し、優秀な提案に実証事業の支援を行っています。 株式会社北相木森水舎は、2023年度みちびきを利用した実証事業として、林業における造林作業の中でも特に重労働とされる「下刈り」を効率化させるために、みちびきのCLAS(センチメータ級測位補強サービス)を活用した草刈機の自動化に取り組みました。この「社会実装に向けたみちびき利用による林業重労働作業『下刈り』の自動化」について、同社で代表取締役CEOを務める野本浩幸氏に詳しく話を聞きました。 北相木森水舎は長野県南佐久郡の北相木村を拠点として、林業の素材生産(伐採)や造林、森林土木工事などに携わっています。約3年前の2021年7月に同社を設立した野本氏は、大手製鉄会社に在籍して工場の操業エン