フリマアプリ「メルカリ」が登場して5年以上が経ち、月間のアクティブユーザーは1000万人を超えた。消費者は売ることを前提に新品を買い、中古への抵抗感は薄まった。自分で価格を決めて販売できることで、〝たんす在庫〟が資産に変わる。売り上げを得ると同時に、保管スペースも空く。その余力がまた、納得できる〝メルカリ相場〟価格で次の商品を買うという消費も生んでいる。 実店舗かECの二択だった買い物の選択肢にメルカリが加わり、大きなインフラになろうとしている。メルカリ利用者に関する様々なデータから、メルカリ消費を読み解く。 (藤川友樹) 【関連記事】メルカリ、国内事業に磨き AIで「売る」をもっと簡単に 担当者はこう見る 「メルカリで検索」が浸透メルカリ・プロダクトPRグループのハン・スングンさん 現在メルカリの流通額のカテゴリー別構成比はレディスは24%、メンズ15%、コスメ8%で、最近はコスメが伸び