たとえば、2006年には東京都の小学校で75名の児童と教員2名が食中毒を起こしました。校内で栽培したものを調理員が皮つきの「茹でジャガイモ」にしたところ、腹痛、吐き気、喉の痛みなどを訴えました。幸い、すべての児童が軽症で済みました。2009年には奈良県の小学校で、35名が中毒を起こしましたが、このケースでは炒めるなどして食べています。 これらの事例では重症にはなりませんでしたが、ジャガイモには、昏睡や幻覚症状を引き起こすほど強烈な神経毒性があるので、十分な注意が必要です。 では、ジャカイモの中毒を避けるには、どうしたらよいのでしょうか。ポイントは、ジャガイモを懐柔し、この有毒成分をできるだけ作らせないようにすることです。 (1)栽培しているとき、ジャガイモが土から顔を出していたら、土をしっかり被せる。 (2)芽の部分やミドリ色になっている皮は、周辺を含めしっかり取り除く。 (3)明らかに小
テレポーテーションとは、ある地点から別の地点へと一瞬にして移動することをいうが、そんな夢のような実験に100%の精度で成功したとオランダ・デルフト工科大学が発表! 「量子もつれ」という現象を利用して、1つの粒子が3m離れた地点にある別の粒子へ光速を超える速さで情報伝達したのを確認した。 「量子もつれ」+「観測」=「量子テレポーテーション」 量子テレポーテーションとは、2つの粒子間にある「情報の伝達」の事を指し、実際に「物質」がA地点からB地点に移動するわけではない。 とある2つの粒子(A,B)があるとしよう。「量子もつれ」の関係にあるこの2つの粒子は運命を共有する双子のような存在で、それらの性質は合わせてひとつ(±0)。粒子Aと粒子Bのスピン状態は右回り(+)にも左回り(−)にもなり得るが(重なり合った状態)、そのどちらがどちらかはわからない。 しかし、仮に誰かがその2つの粒子の1つを「観
60年飼い続けている京都大学にまず拍手です。 1954年から京都大学では暗闇でショウジョウバエを飼い続けています。暗闇で子孫を繁栄させてきた通称「暗黒バエ」と普通のハエを交配した結果、研究者チームは完全な暗闇で育ったショウジョウバエがどのように遺伝適応を行なっているかがわかってきたようです。 驚くべきことに、暗黒バエは普通のハエと見かけはほとんど変わらないそう。1,500世代以上暗闇で育ったハエは、暗闇でも周りを感知しやすいように、少しだけ体毛が長くなったそうです。でもハエの研究者でさえ気づかないほど、本当にわずかな長さの差だったとか。おそらく京都大学の研究チームにしかわからないでしょうね。彼らはGenes Genomes Geneticsというジャーナルにこの研究の結果を発表しています。 京都大学チームはまず、暗黒バエと普通のハエを交配しました。そして、その暗黒と普通のミックスされたハエ
Q29 スペースシャトル内には、シャワーがない。無重力でシャワーをあびるのは、危険だからだ。なぜ危険なのだろうか? A29 水が体中をおおってしまい、顔に多量につくと呼吸できず、おぼれてしまうおそれがあるから。 下の写真は、毛利宇宙飛行士が、シャトル内で自分の手を水でぬらしたところだ。無重力だから、水はしたたり落ちない。皮膚に付着したまま、手全体に広がってくる。 このことは、人間の皮膚がいかに水でぬれやすいかを示している。無重力で汗をかくと、汗は皮膚についたままで流れ落ちない。出血しても、血は皮膚についたまま。涙が出ても目についたままなのである。 もし、水が顔にかかると、水は簡単には顔から離れないから、窒息するおそれがある。 宇宙を長期間飛行したスカイラブ宇宙船には、シャワーがあった。このときは、水泳用ゴーグルをかけ、鼻をクリップでつまみ、シャワーをあびている。それでもおぼれかかった宇宙飛
h5-指標は過去5年間に発表された論文の h-指数です。h の中でも最大値であり、2022〜2018 に発表された h 論文はどれにおいても必ず h 引用があります。非表示
ある方向への単位立体角当たりの光束(光の量)のことで、各方向への光の強さです。 単位はcd(カンデラ)。 【光源、光束、照度、光度、輝度の違い】 ルクス(照度)は「光に照らされた面の明るさ」を示す単位、ルーメン(光束)は「照明器具そのものの明るさ」を示す単位。一般的に、照明器具の明るさを比べる場合、ルーメンの数値で比較する。
2023年7月1日より、東北大学男女共同参画推進センターから 「東北大学ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DEI)推進センター」へ 名称変更いたしました。 ―多様性と公正性を包摂する教育・研究・就労環境の実現のために― 東北大学は1907年の設立当初より、開学の理念として「門戸開放」、「研究第一」、「実学尊重」を掲げ、旧制高等学校卒業者に加え、高等専門学校、高等師範学校卒業生等の多様な人材にも入学の扉を開きました。その結果、全国の俊英が入学し、さらに1913年には日本で初めての女子大学生が誕生しました。留学生にも早くから門戸を開いていたことも含め、本学では黎明期から多様性に富んだ環境や意識を育んできました。
極小のブラックホールが、“宇宙の幽霊”のように日々地球を高速で通り抜けている可能性が明らかになった。なお、人体に影響はないという。 この新理論によると、大型ハドロン衝突型加速器(LHC)のような強力な原子核破壊装置によって極小ブラックホールが生成されたとしても、地球をのみ込むような最悪のシナリオの心配はないようだ。極小ブラックホールの振る舞いは、深宇宙に存在する恒星程度の大質量ブラックホールとは極めて異なるという。 およそ乗用車1000台分の質量がある極小ブラックホールだが、サイズは原子よりも小さい。大量の物質をのみ込むことはない代わりに、多くの極小ブラックホールでは、原子やより大きな分子が捕らえられ、周囲を回っている可能性がある。原子核の陽子が電子を捕獲し結合するのとほぼ同じ現象である。 この現象にちなみ、周回する物質を持つこの極小ブラックホールは「Gravitational Eq
東日本大震災の影響で臨時休館が続く日本科学未来館(東京都江東区青海2丁目)が6月11日から再開する。地震で崩落した天井を補修する際、「絶対落ちない天井」ではなく「万が一落ちても大丈夫な天井」に発想を転換。「『想定外の事態も想定せよ』という震災の教訓を生かした」という。 3月11日の震災で、吹き抜けのエントランスに取り付けられた石膏(せっこう)ボード製吊(つ)り天井の一部が崩落。来館者は外に避難した後で、けが人はなかった。 同館は「絶対落ちない天井はあり得ない。たとえ落ちても大事に至らない天井を」との考えから、東京大生産技術研究所の川口健一教授が監修し、グラスファイバーを樹脂で覆った「膜天井」への張り替え工事を進める。石膏ボードは1平方メートルあたり15キロだったが、膜天井は380グラムと軽い。「先端技術を使ったこの天井も展示物の一つ」(同館対外戦略室)と位置づけ、ウェブサイトに天井修復リポ
先日、2011年5月14日にシリコンバレーのスタンフォード大学で開催されたTEDxのイベントで、米「WIRED(ワイヤード)」誌の編集長Chris Anderson(クリス・アンダーソン)氏がスピーチをした内容の概要がVentureBeat掲載されていました.。 最近、「これからはソーシャルの時代だ!」とか「チェックインによるインタレストグラフが重要」とか、日本では様々な方が色々な言い方で説明していることについて、いまいちピンときておらずもやもやしていたのですが、Anderson氏がこの記事で話している内容が一つのインスピレーションを提示してくれていると思いました。皆様とシェアすべくNOTEにとりたいと思います。 VentureBeat:「Wired’s Chris Anderson: How accelerometers make life better」 このTEDxのテーマは「Liv
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