健康機器大手のタニタ(東京都板橋区)は21日、カジュアルダイニングを展開する「きちり」(大阪市)と業務提携し、レストラン事業に参入すると発表した。東京・丸の内に来年1月、「丸の内タニタ食堂」をオープンする。 タニタは体脂肪や内臓脂肪などを測定できる体組成計の製造、販売で国内外で高い知名度を誇り、近年はインターネットを活用した測定情報の管理やカウンセリング、フィットネスクラブの運営などソフト面の事業にも力を入れてきた。 “ヘルシーランチ”として知られる同社社員食堂のレシピ本「体脂肪計タニタの社員食堂」が続編とあわせて累計420万部を突破、読者から「食堂を一般にも開放してほしい」との声が寄せられたことも後押しとなり、今回新たにレストラン事業への参入を決めた。 「丸の内タニタ食堂」は「丸の内国際ビルヂング」の地下1階にオープン。午前11時-午後3時のランチのみの営業で、同社社員食堂と同じ日替わり