フィンランドの企業VTTとCarbodeonはナノダイヤモンド強化のPLAフィラメントを開発 フィンランドに本拠を置くナノダイヤモンド材料開発会社Carbodeonは、フィンランドのVTT技術研究センターと共同で、人工ナノダイヤモンドを混合した3Dプリンタ用PLAフィラメント『PLA + uDiamond』を開発した。 VTTとCarbodeonは、汎用性の高いPLA材料にナノダイヤモンドを均一に分散させる方法(Carbodeon uDiamond® PLA)を開発して特許を取得。特許済みとなるuDiamond®フィラメントは、VTTとCarbodeonによって開発された人工ナノダイヤモンド粒子と標準的なPLAプラスチックを組み合わせた物で、材料に含まれる球状のナノダイヤモンド粒子がプラスチック材料の熱伝導率とプリント速度(最大500mm/s)を向上させ、潤滑剤のように機能してプリンタノズ
現在主流となっている3Dプリント造形方式はフィラメントを用いたFDM方式、UV硬化樹脂を使用したインクジェット方式、粉体焼結方式など複数あり、各方式の中でABS、PLA、アクリル、ナイロン、ステンレス、チタン等多種の素材が存在していますが、ほぼ全ての造形方式が立体断面を平面にプリントしそれを積み重ねて行く方法を採用しています。造形方式によりその影響度合いの差はありますが、積み重ねた層が段状になり「積層痕」として表面に残存してしまう現象はどの方式も共通であり、3Dプリント造形物の表面品質を悪化させる主な原因となっています。 積層痕を「除去」する方法としては、造形物の表面を削り取る方法「研磨方式(微小切削)」と、ABS材等の樹脂素材に限られますが熱や化学反応を利用した「溶解方式(表面流動)」の2つに大分されます(パテ等を使用した塗布(塗装)方式は付加加工となるため除外します)。 「研磨方式」は
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