岩船寺から石仏巡りと浄瑠璃寺も訪れました。 浄瑠璃寺 岩船寺から当尾(とうの)の石仏巡りの道を経て浄瑠璃寺に行くコースはおすすめです。人気の「笑い仏」など、いくつかの石仏と出会う道は下り坂。一部急な部分もありますが、基本的にはのどかな風景を楽しめる道が続くため、都会の喧騒とは別世界を感じられることでしょう。応時には人々が行きかったことを思いながら歩くことができます。笑い仏は鎌倉時代の石仏とは思えないほど状態がよく、優しい表情を見せています。 笑い仏(石仏巡り) 浄瑠璃寺の創建には不明な点が多いですが、平安時代末期に末法思想が流行った時期に建てられたと考えられています。国宝の阿弥陀堂は、当時多数建てられた九体阿弥陀堂の唯一の遺構で、堂内には人が極楽往生に至る9つの段階に応じた9体の阿弥陀如来像が、今も金色の輝きで残されています。約900年前の仏様が、恐らく当時と変わらぬ並びで目の前に残ってい