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「プロレタリア文学とジェンダー」書評 描写から権力の網の目読み解く|好書好日
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「プロレタリア文学とジェンダー」書評 描写から権力の網の目読み解く|好書好日
プロレタリア文学とジェンダー 階級・ナラティブ・インターセクショナリティ 著者: 出版社:青弓社 ジ... プロレタリア文学とジェンダー 階級・ナラティブ・インターセクショナリティ 著者: 出版社:青弓社 ジャンル:日本の小説・文学 「プロレタリア文学とジェンダー」 [編著]飯田祐子、中谷いずみ、笹尾佳代 戦前のプロレタリア文学といえば、小林多喜二の『蟹工船』など、男性作家による男性労働者を描いた作品が思い浮かぶ。だが女性はどう描かれたのか。 本書は、プロレタリア文学が階級を問題にする際に作用したジェンダーの力学を読み解く。ただし、本書の射程は階級・ジェンダーの二元論にとどまらない。インターセクショナリティーの視点を導入し、植民地支配や異性愛規範も含めて、複数の権力関係の交差に着目する。執筆陣に韓国・中国を含む海外の研究者が多いことも特徴的だ。 分析はまず、プロレタリア文学が生み出された場に向かう。戦前の共産党には、女性が担う役割の一つに、アジトをカムフラージュするために男性党員と同棲(どうせい