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平家物語56 第3巻 公卿揃〈くぎょうぞろえ〉〜The Tale of the Heike💐 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
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平家物語56 第3巻 公卿揃〈くぎょうぞろえ〉〜The Tale of the Heike💐 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
乳母には、平大納言時忠の奥方が選ばれた。 これは後に帥典侍《そつのすけ》と呼ばれた人である。 法皇... 乳母には、平大納言時忠の奥方が選ばれた。 これは後に帥典侍《そつのすけ》と呼ばれた人である。 法皇はやがて、御所へ還御になったが、 清盛は余りの嬉しさに、お土産にと、砂金一千両、 富士綿二千両を進呈したのは、 今までに類のないことだけに、 人々に異様な感じを与えたようである。 今度の御産《ごさん》にあたっては、 変ったことがいろいろあった。 その第一は、何といっても、法皇が、自ら祈祷者として、 祈られたことだったろう。 その二には、后《きさき》御産の行事として、 御殿の棟から甑《こしき》を落す習慣があり、 皇子の時は南、皇女の時は北と決まっていたが、 この時には間違って北に落してしまい、 慌てて落し直すという珍事《ちんじ》があった。 悪い前兆でなければよいが、と思った人もいたらしい。 一番面白かったのは、 清盛の日頃に似合わぬあわて方であった。 重盛は、例によって、 少しも騒がないところは