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「てにはドイツ語」という問題 安田敏朗(著/文) - 三元社
紹介 日本医学と「言語的事大主義」。 いまは忘れられた、ドイツ語を日本語の語順でならべて助詞などで... 紹介 日本医学と「言語的事大主義」。 いまは忘れられた、ドイツ語を日本語の語順でならべて助詞などでつなげた「てにはドイツ語」とは、ドイツ語で医学教育がおこなわれるという、きわめて特殊で限定的な場で発生し、流通した言語変種といえる。「てにはドイツ語」による教科書も出されている。この言語変種をめぐって、日本医学界ではいかなる議論がなされたのか。「医学のナショナライズ」「ナショナリズムの医学」「日本医学」「大東亜医学」、敗戦後の「アメリカ医学」=アメリカ英語への転換、それは、近代日本語のあり方のみならず、学知のあり方までをもうかびあがらせるものである。 目次 序 章 近代日本と「てにはドイツ語」 1 1 「てにはドイツ語」とはなにか 2 2 専門的・特権的な「てにはドイツ語」 5 3 医学とドイツ語――「上品ナ隠語」とその問題 11 4 現在の医療従事者がつかうドイツ語起源の隠語 13 5 近代
2021/04/23 リンク