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猛威振るうフィッシング詐欺 SNS上で「ツール」ばら売りか 警察当局は資金洗浄対策強化
インターネットバンキングの不正送金やクレジットカードの不正使用被害が令和5年に過去最多を更新した... インターネットバンキングの不正送金やクレジットカードの不正使用被害が令和5年に過去最多を更新したことが、警察庁や業界団体のまとめで分かった。偽サイトに誘導しIDやパスワードを盗み取るフィッシング詐欺が主な要因とみられ、交流サイト(SNS)上で「詐欺ツール」が売買され、手軽に犯行が可能になっているとの指摘もある。犯人グループは得た犯罪収益を暗号資産に換えて追及を逃れているとみられ、警察当局は対策に乗り出している。 止まらぬ被害「なかなか歯止めがかからない」。ある警察幹部は、被害の急増にこうため息をつく。 警察庁によると、ネットバンキングの不正送金被害は5年中に5578件が確認され、被害額は87・3億円に上った。4年からは件数、被害額ともに5倍前後という急増ぶりだ。 また、日本クレジット協会のまとめでは、カード不正使用の被害額も5年に540・9億円で4年から約1・2倍に増加。カードの偽造による
2024/05/11 リンク