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言えなかった。男子トイレにサニタリーボックスが欲しいなんて | NHK | News Up
埼玉県に住む67歳のオカダさんは9年前に人間ドックで前立腺がんが見つかった。 「えっ、なんで自分が…?... 埼玉県に住む67歳のオカダさんは9年前に人間ドックで前立腺がんが見つかった。 「えっ、なんで自分が…?」 58歳、公務員としてまだやるべき仕事があった。 怖くないわけではないが、命が助かるならと全摘出の手術を選び、無事に成功した。 問題は尿失禁だった。 手術後は自分の意思でコントロールできないのだ。 あんまり気持ちのいい状態じゃない。 おむつや尿漏れパッドは、頻繁に交換しないと尿がどんどんたまり、スラックスも重くなった。 手術後、しばらく家に引きこもるような生活が続いた。 「このままの状態で仕事に行くのか?」と思うと恥ずかしさと戸惑いがこみ上げ、職場復帰を遅らせざるをえなかった。 尿の漏れる量は落ち着いたが、仕事中も気になる。 スーツのポケットに、二重にした袋と替えのオムツ、パッドをこそっとしのばせてトイレに立つ。 湿ったそれを、そのまま外で捨てるなんてやってはいけない… 自席に戻り、袋を
2022/05/21 リンク