異例の発売2日前の告知に、世間が大きくざわついた。「三毒史」以来、約5年ぶりとなる椎名林檎のオリジナルアルバム「放生会(ほうじょうや)」が5月29日に突如リリースされた。 「三毒史」は椎名と同じ午年生まれの男性ボーカリストを招いた、デュエットアルバムだった。そんな前作を経て作られたアルバム「放生会」には、7人の“歌姫”に当て書きした楽曲が収録されている。そのうち1曲は、2019年11月に発表された盟友・宇多田ヒカルとのデュエット曲「浪漫と算盤 TYO album ver.」。椎名のオールタイムベストアルバム「ニュートンの林檎 ~初めてのベスト盤~」の制作時期に合わせて作られた楽曲だ。そして今回、アルバム制作にあたって新たに中嶋イッキュウ(tricot、ジェニーハイ)、AI、のっち(Perfume)、新しい学校のリーダーズ、Daoko、もも(チャラン・ポ・ランタン)という新たな歌姫たちが招か