努力をすれば報われる。それは正しいことかもしれないけれど、きっと現実はそれだけじゃないはず。誰にでもチャンスがある世界にするためには、何が必要なのか? そんな問題を描いた、Toby Morrisさんのマンガ。 貧しい家庭に育った子供が、貧しいままになってしまうという現象は「貧困の再生産」とも呼ばれ、その視点をわかりやすくまとめたこの作品はアメリカでも話題になりました。
畑作りや慈善活動にも取り組みながら、毎日厨房に立ち、スイーツ作りに精を出すパティシエ鎧塚俊彦(57)。「何かが違うと思ったことは、自分なりに声を上げるべき。そしてその行動が、僕の場合は、おいしいお菓子を作ることにつながらないと、意味がない。菓子屋として、できることをやるんです」。左目の視力は、病で11年前から失われたままだ。しかしその瞳は、日本の未来と世界に向けられている。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル特集編集部) 鎧塚俊彦の毎日は、多忙を極めている。 都内にある店舗を回って、キッチンに立つ。週に一度は畑作りもしている小田原へ。地域活性化の取り組みで日本全国を巡り、ボランティアの会合に出席し、合間に取材やテレビ出演もこなす。丸一日休みをとったことは、ここしばらくないという。 「女房(故・川島なお美)がいたときは、週に一回は休日を作ってと言われていた
Splatoonを長らく(1,2合わせて3000時間以上)プレイしてきて、辿り着いた感覚があります。 それは、このゲームではSplatoonの知識や腕のみならず、人間としての強さが試されている、ということ。 Splatoonに限らず、格闘ゲームでもスポーツでも、よくできたゲームであれば同じことが言えるような気がします。 今回は色んなゲームや人生にも共通するかもしれない、人間の弱さについての教訓を、Splatoonをやっている方にもそうでない方にも共有したいと思い、筆を執りました。 結論は死ぬほどシンプルで、 ・諦めないこと ・慢心しないこと ・楽しむこと になるんじゃないかな、と思います。プレイしていない人は、「そんな当たり前な」と思うかもしれません。あるいは、プレイしている人は「そんな事で勝てたら苦労しない」と思うかもしれません。 しかし実のところ、「そんな当たり前の」ことを、どんな状況
手元に置いた携帯電話がひっきりなしに鳴っている。ほとんどが取材依頼だという。2月24日のロシアによるウクライナ侵攻後、時の人になった。 引っ張りだこになるのには訳がある。相手に目線を合わせつつ、複雑な事象をわかりやすく説明する力。ロシアにもウクライナにもくみせず、膨大な軍事情報をつないで全体像を描き出す分析力。 「彼は言葉の力で一種の社会現象を起こしている」。そう話すのは、2019年、小泉さんを東大先端科学技術研究センター(先端研)に誘った先端研教授の池内恵さんだ。 「彼が話すと議論が整理されていくんです。いろんな人が投げた球を一つずつ拾い、それに答えつつまとめるという、非常に高度なことをやっている」。だが、人気の理由は、明晰さだけではなさそうだ。ときおり垣間見せるユーモアや、硬軟とりまぜた引き出しの多さ。自ら「軍事オタク」ぶりを見せて、楽しんでいるふしもある。 東京大学先端科学技術研究セ
まだあなたが気づいていない「未知なる可能性に気づく体験(Transformative Experience)」を提供するプラットフォーム、ヒューマンポテンシャルラボが開催した年末特番「Wisdom Commons Labウェビナーシリーズ」。第1回目となる今回は、川原卓巳氏と武井浩三氏が登壇し「『もう、やめよう。』 ~ポスト資本主義時代、個人と社会のパラダイムシフト~」というテーマでトークセッションを行いました。本記事では、こんまりメソッドの仕掛け人である川原氏が、今手放すべき「思考」について語っています。 こんまりメソッドの川原氏×社会システムデザイナーの武井氏 山下悠一氏(以下、山下):こんばんは。ヒューマンポテンシャルラボがお届けする年末特番、Wisdom Commons Labウェビナーシリーズ第1回目。ゲストはこんまりメソッドの川原卓巳さん、そして社会システムデザイナーの武井浩三
pha.hateblo.jp phaさんのエッセイは、焼きたての手作り菓子のようで、そのようなエッセイにツッコミや言及を入れるのは野暮であり、無粋でもあるのだけど、寒くてどこにも出かけたくない気分だったので、これを書くことにした。 まずphaさんへの私信のようなものとして。 「過ぎ去った若さについて書くとしても、50代になってから書くと、もう完全に枯れきった感じの遠い目線になってしまうと思うんですよ。でも、40代初めの今ならまだみずみずしい喪失感を書けるんじゃないでしょうか」 確かに、それはそうかもしれない。それは今しか書けないことな気がする。 40代くらいで、僕と同じような虚無を抱いている人は他にもいるだろう。そういう人たちに向けた文章になるのだろうか。中年には中年にしか書けないことがあるのかもしれない。そういう方向性でちょっとやってみようか。 https://pha.hateblo.j
老後=お金の問題ではない。『ひとりでしにたい』作者のカレー沢薫さんが30代で終活を考えて気付いたこと #老いの準備#楽に生きる 公開日 | 2020/12/17 更新日 | 2021/03/23 バリバリのキャリアウーマンで、子どもの頃から憧れの存在だった伯母さんが突如“孤独死”したことを知らされる──。そんなちょっと衝撃的なシーンで幕を開けるのが、30代独身女性の終活をテーマにしたカレー沢薫さんの漫画『ひとりでしにたい』です。 カレー沢さんが「終活」という一見重いテーマを作品の中心に据えたきっかけは、30代後半になった自分自身が、いずれ“一人で死ぬ”かもしれないという漠然とした不安を抱えるようになったためだそう。そこで本作の制作も兼ねて、自身の「終活」について考え始めたといいます。 30代や40代のうちから終活を始めることは、決して早過ぎないと話すカレー沢さん。いまご自身が考えている終活
たとえ結婚しても、死ぬ瞬間はひとりで味わいたい。能町みね子さん・phaさんと考える「老後」の話 #老いの準備#夫婦#楽に生きる 公開日 | 2021/08/17 更新日 | 2022/03/14 これまでは恋愛結婚を経て、家族で支え合いながら老後を過ごすという形が理想として語られることも多かったと思います。昨今は「友人同士でシェアハウスをする」「結婚せずに一人で悠々自適に過ごす」など、老後に対してさまざまな選択肢が浮かび上がりつつあり、議論が進むことが待たれます。 ただ、友人同士など親しい人たちの間でも老後のことを話す機会はそう多くなく、漠然と考えるのを避けている人も少なくないのではないでしょうか。 そこで今回は「契約結婚」という形を選び、2018年から夫(仮)のサムソン高橋さんと同居されているエッセイストの能町みね子さんと、2019年にシェアハウスでの暮らしを卒業し、一人暮らしをしている
学び続けている実践者の方からお話を伺いました。 ご自身の組織や個人としての学びのご参考になれば幸いです。 岩手県釜石市出身。株式会社翔泳社 取締役。日本最大級のITエンジニアイベント「Developers Summit (通称:デブサミ)」を、2003年の第一回より10年以上コーディネートし、異種の技術領域に携わるエンジニアが一堂に会することのできる、中立かつオープンで多様なイベントの開催を支えたことにより、楽天テクノロジーアワード2012 ルビー賞を、自宅の倉庫に置いた箱庭ライブラリの運営に対し、本を通じた人と人とのつながりを生み出し、地域にも貢献する活動として、大阪府立大からマイクロ・ライブラリーアワード2018を受賞。コンピュータ出版販売研究機構会長を2016年4月~2020年9月まで務め、コンピュータ書の棚分類コードの整備やこどもプログラミング書籍の棚作り、小学校への推進を行った。
オアシズ結成から29年目を迎えた光浦靖子と、芸歴6年目にして『女芸人No.1決定戦 THE W 2020』で優勝した吉住。二人は同じ事務所の先輩後輩の関係にあたる。そこで今回は吉住が、尊敬する先輩・光浦に、自身がいま気になっているテーマについて、思う存分問いかける取材を敢行。仕事や生き方にまつわる、4つの質問を投げかけた。 芸人として、また一人の人間として、戸惑いを率直に吐露する吉住に対し、光浦は、新聞や雑誌で長らく続けてきた人生相談の回答においても見られるように、その場しのぎの優しさや見通しの甘い希望を提示しない。けれども、長い芸能生活のなかで、選ばなかったり、選べなかったりした道に心を揺らしながらも、多くの人が漠然と見過ごしてしまうような矛盾や疑問を受け流さず、誠実に自身の仕事や生き方に向き合ってきた人にしか成せないやりかたで、そうした姿勢にこそシンパシーを感じる後輩と温かく対峙する姿
この3月に81歳になった直木賞作家の志茂田景樹さん。歴史小説、伝記小説、探偵小説、架空戦記ものなど幅広いジャンルの小説を書きつつ、派手に染めた髪、奇抜なファッションでテレビのバラエティー番組などでも活躍してきた。また、1900回もの絵本の読み聞かせ公演も行ってきたが、現在は病を抱え、車椅子生活。それでも精力的に仕事を続け、夢を持って生きている。そんな志茂田さんに今の日々の取り組みについて聞いた。 この3月に81歳になった直木賞作家の志茂田景樹さん。歴史小説、伝記小説、探偵小説、架空戦記ものなど幅広いジャンルの小説を書きつつ、派手に染めた髪、奇抜なファッションでテレビのバラエティー番組などでも活躍してきた。また、1900回もの絵本の読み聞かせ公演も行ってきたが、現在は病を抱え、車椅子生活。それでも精力的に仕事を続け、夢を持って生きている。そんな志茂田さんに今の日々の取り組みについて聞いた。(
安楽死や脳死など、長きにわたり、人の「死」をテーマに追い続けてきた立花隆さんが、4月30日、80歳で亡くなりました。がん、心臓手術を乗り越えた、当時75歳の立花さんが、最新の脳科学の知見を得て到達した理想的な「死」について語ったインタビューを再公開します。(初公開:「本の話」2015年12月6日。記事中の肩書・年齢等は掲載時のまま) ◆◆◆ ――「死がこわくない」のはなぜですか? 自然にそういう気持になったんです。そのことに自覚的になったのは、今回の本(『死はこわくない』)を書き終えたときですね。気持的に、自然に死がこわくなくなったんです。だから、自分でいろいろ取材して調べた結果、ロジカルな結論としてそのような考えに至ったということではなくて、自然な気持の流れとして自然にそうなっていたということです。ぼくは今年75歳で後期高齢者になったんですが、その要素というのがいちばん大きい背景だと思い
幸せな人生を目指して、努力を重ね、多くを手に入れたにもかかわらず、心の底から幸せだと感じられない。そして、自分が本当に望んでいた人生とはかけ離れていることに気づく。筆者は自身の経験から、常に幸せでいることは現実的ではなく、不健全だと指摘する。むしろ人生には起伏があり、ポジティブ感情だけでなくネガティブ感情も受け入れ、みずからの意志を持って適応しようとする力が人生を豊かにするという。本稿では、そうした自発的な適応力に欠かせない3つのスキルを概説し、それぞれの習得方法を紹介する。 私たちの多くは、幸せこそが最終目的地だと思わされている。まるで、正しい選択をして、失敗から学び、努力を続ければ、いつかたどり着ける場所であるかのように。 そして、ひとたびその場所を見つければ、人生は永遠に満足できるものになると教えられている。だから私たちは圧倒され、自分には何かが足りないと思いながらも、その夢を追いか
Yuki Nakazato @ynakazat Product @MetaAI. ex @awscloud, @OneCarlyle, @BankofAmerica. @BerkeleyHaas, @UTokyo_News, @kaiseikai. Opinions are my own. アメリカでゴルフ/テニス/キャンプ/ボードしてますが腕前は聞かないで下さい https://t.co/IiVuUyjYoV Yuki Nakazato @ynakazat 結局のところ、人生は運次第でどうにでも転ぶ超unfairなものなので、人と比べず、自分でコントロールできる数少ないものを大事にして、後は運良く大きくうまくいくことが沢山起きそうな場所に身を置くくらいしかできないと思ってます。後はせめて他人にはfairに接することか。 2021-05-10 11:08:22 TJO @TJO_datas
プラモデルクラブ「ろうがんず」部室にて、石坂浩二会長はじめまして、テレビ朝日の松井康真と申します。プラモデルクラブ「ろうがんず」のメンバーです。 プラモデルを趣味とする方は多くいらっしゃいますが、その中でも俳優の石坂浩二さんは、プラモデル歴なんと60年という大ベテラン。石坂さんは2009年に「ろうがんず」を立ち上げました。 私も発起人の1人で、石坂さんと共に各種展示会やイベントなどの運営に関わっています。 今回、あらためて我らが石坂会長に、俳優業のお話も交えつつ、60年にわたる“プラモデル沼”について伺いました。ぜひ石坂さんのプラモデル人生をご覧ください。 聞き手の私、松井康真は普段はテレビ局に勤務していますが、実はプラモデルを使って仕事に活かしたりしています。 石坂会長とはお互いにプラモデル沼の住人、予定時間の倍近くの時間をかけても話し足りない事態になってしまいました。 お話を伺った人:
その1枚の写真に、私たちは衝撃を受けた。 去年11月、都内のバス停で路上生活者の60代の女性が男に突然殴られ、死亡した事件。 カメラに向かって微笑みかける写真の女性が、亡くなったその人だった。 撮影されたのは1970年代。 当時は劇団に所属し、希望に満ちた日々を過ごしていたという。 しかし、亡くなった時の所持金は、わずか8円だった。 彼女にいったい何があったのか。バス停にたどり着くまでの人生を追った。 (社会部記者 徳田隼一・岡崎瑶) 「女性が路上で倒れているのが見つかった」 去年11月16日の午前11時ごろ。先輩記者から連絡を受けた私(徳田)は、急いで東京・渋谷区の現場へ向かった。 京王線の笹塚駅から北東に400メートル余り離れた、幹線道路沿いのバス停。 周囲にはマンションや店舗などが建ち並んでいる。 ここで、早朝に60代くらいの女性が倒れていたという。 女性は搬送先の病院で亡くなってい
質問 アラフォーが近くなり、世間の変化の目まぐるしさについていけない自分を感じています。 ふと興味をひかれたものに、取り組むまでの腰の重さが年々ひどくなっていて、近いうちに自分も「老害」と呼ばれる存在に成り果てるのではないかと不安でなりません。 見識を広め、深め、よりよい老い方をしていくにはどうしたらいいでしょうか。 回答 聖書を読みましょう。というのが最初に思いついた答えですが、それで話が終わってしまうので、思うことを少し書きます。 世間の変化は目まぐるしいですよね。結城は「プログラマの心の健康」という文章のトップで「情報不安について」ということを書きました。めまぐるしい!と書いたのは1996年のころ。目まぐるしい変化はずっと続いているようです。 プログラマの心の健康 年齢を重ねるにつれて思うのは、世界(社会)と自分との関係をちゃんと考えておかないと、いくらでもゆさぶられるなあということ
1月16日に開催されたこじらせオンラインライブ(ゲスト:フワちゃん)の収録後のおしゃべりです。1月に放送された『家、ついて行ってイイですか?』特別編をきっかけに、死についての話になりました。 構成/前田隆弘 わが町、わが校の有名人──今日、ヒャダインさんがやってた福山雅治のモノマネ、TLで好評でしたよ。 久保 あれ上手かった。 能町 ひゃっくんがモノマネするの、初めてじゃない? ヒャダ そうすね。今まで何もレパートリーなくて、清水ミチコさんに「モノマネやってみて」と言われても「何もないです」と答えたくらいなんですけど、これはやってみたらできたんですよね。 久保 似てた。似てたんだけど、何か心がこもってない感じがして、長崎出身としては複雑だった(笑)。 ヒャダ そうか、長崎なんですよね。 久保 地方にいると自分の県出身の有名人って、よく覚えてたりするんだけど、茨城はどうなんですか? 能町 茨
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