ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (30)

  • 「推し」とナルシシズム - シロクマの屑籠

    推しの子】 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者:赤坂アカ,横槍メンゴ集英社Amazon 最近、いや数年前から「推し」という言葉をよく耳にする。10~25年以上前にオタク界隈で流行っていた「萌え」に比較すると、「推し」には公言しやすさがあり、あしざまに言われることは少なく、より広い範囲で用いられているようにみえる。そして不特定多数と一緒にキャラクターやタレントを応援すること、ひいては「推し」にお金や時間や情熱をつぎ込むことが良いことのように語られている。 いつの頃からか、時代の合言葉のようになった「推し」。 では人はなぜ「推す」のだろう? もちろん「推し」などと言わなくても、昔から芸能界のファンには「推し」とよく似たことをやっている人々が存在していた。さまざまなジャンルの愛好家にもいただろう。ではなぜ、今、「推し」が時代の寵児のように語られているのだろう? そのあたりも含

    「推し」とナルシシズム - シロクマの屑籠
    kutsushita1000
    kutsushita1000 2024/05/11
    何者かになることを目指す時代から何者かになった他者をひたすら推す時代に。悪行を避け功徳を積むことが困難であった人々が阿弥陀の浄土信仰にすがるような意識の変化を感じる。
  • 高度な社会の一員になれていますか。これからもなれますか - シロクマの屑籠

    「高度な社会は、それにふさわしい高度な人間を要請する」。 それが言い過ぎだとしたら、「高度な社会に適応するためには相応の能力や特性が求められ、足りなければ支援や治療の対象になる」と言い直すべきでしょうか。 少し前に「SNS上では境界知能という言葉が悪口的に用いられている」といった話が盛り上がったようですね。 president.jp リンク先で述べられているように、知能指数はその人の生きづらさを探る手がかりとして用いられるもので、そうして算出された境界知能も、支援の見立てに用いるための語彙なのでしょう。そしてリンク先では、境界知能という言葉を時代遅れにする動向にも触れられています。どんな言葉にも全人的な否定のニュアンスをとりつけたがりなインターネット民の挙動を見ていると、境界知能という語彙を消すべきだとする人々の考えにも同意したくなります。 そうした語彙の汚染問題はさておき、境界知能や知的

    高度な社会の一員になれていますか。これからもなれますか - シロクマの屑籠
    kutsushita1000
    kutsushita1000 2024/02/20
    ドラクエ攻略本でいうと全方向が満遍なく高いステータスの仲間モンスターを要請されてる感じだね。その上見た目も可愛い、格好良いことも望まれるような残酷さ。/社会がより進歩と効率化を求めた帰結かもしれない。
  • 『人間はどこまで家畜か:現代人の精神構造』が出版されます - シロクマの屑籠

    人間はどこまで家畜か: 現代人の精神構造 (ハヤカワ新書) 作者:熊代 亨早川書房Amazon 先日、大和書房さんから『「推し」で心はみたされる? 21世紀の心理的充足のトレンド』が発売されたばかりですが、今度は早川書房さんから『 人間はどこまで家畜か: 現代人の精神構造 (ハヤカワ新書)』という書籍を発売していただくことになりました。 私がつくる書籍には2つのタイプがあって、ひとつは、現代人が心理的にも社会的にもうまく適応していくためのメソッドに重心を置いたもので、1月に発売された『「推し」で心はみたされる?』はその典型です。もうひとつは、現代社会という巨大なシステムがどんな構造や歴史的経緯から成り立っていて、私たちにどんな課題が課せられ、どういった現代特有の生きづらさを生み出しているのかを考えるタイプの書籍で、2月21日発売予定の『人間はどこまで家畜か』は後者のタイプにあたります。 同

    『人間はどこまで家畜か:現代人の精神構造』が出版されます - シロクマの屑籠
  • いつまでも あるかわからぬ 長寿の国 - シロクマの屑籠

    今日、ある方から「日人のエイジングについて」質問をいただいたこともあり、久しぶりに日人の平均寿命についてググってみたんですよ。そうしたら、以下のような読み取りやすいグラフがあって。 *こちらのグラフは高齢者住宅ジャーナルさんが出典となります* 皆さんは、この表を見て何を感じますか。病院に勤務している人なら、2020~2021年あたりは高齢者があまり亡くならない年だった、そのぶん2022年は亡くなる高齢者が多かった、などと思い出すかもしれません。コロナ禍の影響はここにも現れていますね。 私は、ぼんやりグラフを眺めながらこう疑問に思いました。「20年後、同じぐらい高齢者の平均寿命は長いものだろうか?」と。 このグラフの目の付けどころはどこでしょう? 医療行政の充実や医療技術の発展によって平均寿命が延びているさま、ひいては国民の健康が促進されているさま、と着眼する人は多いでしょうし、それ自体

    いつまでも あるかわからぬ 長寿の国 - シロクマの屑籠
    kutsushita1000
    kutsushita1000 2023/11/15
    本題とは離れますが、まさか富の再分配機能や社会福祉制度が機能してる=社会主義国家とか認識されてるんですか?
  • ますます静かに・安全になっていく社会は人間を自由にするか - シロクマの屑籠

    anond.hatelabo.jp リンク先の文章には、近隣の公園の喧騒に過敏になり、クレームをつけるに至った人の体験談が丁寧に記されている。いつものようにはてなブックマークにはたくさんのコメントが集まっていて、さまざまな意見、見解、感想が入り混じっている。 コメントのなかには、筆者の体験を病的であるとみなし精神科病院に行くよう勧めるもの、逆に精神科病院に行くよう勧めることが問題の個人化を促し、環境の改善がおざなりになってしまうのを懸念する声も見受けられた。なるほど。とても現代的だ。ここでは、近隣での騒ぎ声についての悩みが医療化されていると同時に、行政にクレームをつけることで改善を期待するさまが読み取れる。どちらも昭和時代以前には稀なソリューションだったに違いない。 昭和時代だったらどんなソリューションになっただろうか。 決まっている。「コラー!」である。 「子供が公園で自由に騒げた時代」

    ますます静かに・安全になっていく社会は人間を自由にするか - シロクマの屑籠
    kutsushita1000
    kutsushita1000 2023/06/09
    短気で口の利き方があまりよろしくなかった自分の父親が、もし今の時代に青年として生きてたらつまはじきになってただろうなと思う。
  • Q:思春期において、承認欲求とどう向き合えば良いのか? - シロクマの屑籠

    つい先日、こんな質問を読者のかたからいただきました。 1.「承認欲求を持つことは悪いことか」 2.「思春期の年頃において、承認欲求とどう向き合っていけば良いのか」 このブログを長らく読んでいる人には答えの見える質問かもしれませんが、そうでない人に説明するのはちょっと大変そうです。そこで今日は、予備知識のない人に一から説明する心づもりで1.2.の質問に答えてみます。 1.「承認欲求を持つことは悪いことか」→いや、人間そういうものだし まず、「承認欲求を持つことは悪いことか」について。 私の答えは「良し悪しは別にして、人間には承認欲求はあります。あるんだからしょうがない」、となります。ビーバーがダムをつくるように、ライオンやトラのオスがなわばり意識を持つように、人間は社会的欲求を持ち、良好な社会関係(人間関係)を得たがるものなのです。「人間は能的に社会的欲求を志向する」と表現してもいいかもし

    Q:思春期において、承認欲求とどう向き合えば良いのか? - シロクマの屑籠
    kutsushita1000
    kutsushita1000 2023/04/30
    数年前に片渕須直氏が思春期は40代まで後ろ倒しになっていると語った記事があったが、それが正ならば思春期の承認欲求自体も初老まで持ち越されていることになり、人生の半ばまで対峙せねばならない重要課題になる。
  • AI時代の精神医療を想像する──1.診断と治療について - シロクマの屑籠

    最近、AIが人間の機能や役割をやってのける話を耳にする機会が増えた。そうしたAIによる人間の機能の代替は、ある時期まではチェスや囲碁や将棋といった、ルールが厳格で判断の範囲が限定された機能に関する話題が中心だったが、2023年に話題になっているのは汎用的な機能、たとえば翻訳のような、旧来は人間でなければ困難と思われていた機能もAIがやってくれそうな気配が漂っている。 AIがチェスや囲碁や将棋をやるようになった時、そろそろ人間に追い付きそうだといわれてから実際に人間に追い付き、人間のずっと先にたどり着くまでの時間は長くなかった。それをなぞらえるとしたら、AIが翻訳や要約やデスクワークの領域でそろそろ人間に追い付きそうだといわれるようになってから実際に人間に追い付き、人間のずっと先にたどり着くまでの時間も長くないよう私なら想像する。電力や計算資源といった、物理的問題にもよるだろうが……。 先日

    AI時代の精神医療を想像する──1.診断と治療について - シロクマの屑籠
  • AI時代の精神医療を想像する──3.支援か?支配か?自由か?不自由か? - シロクマの屑籠

    [前々回]:AI時代の精神医療を想像する──1.診断と治療について - シロクマの屑籠 [前回]:AI時代の精神医療を想像する──2.社会復帰の宛先は? - シロクマの屑籠 前回の文末で、AIが患者さんの社会復帰や社会参加を差配するような未来を想像したうえで、「そのとき人間の自由とは、人間の選択とはどのようなものになるだろうか?」と記した。 私は自由を重んじるので、「そりゃあ自由じゃない、不自由じゃないか」と言いたくなる。が、AIが普及した未来において、自分自身で考えて進路や仕事を選ぶより、AIが進路や仕事を選んだほうがマッチングしやすく、成功しやすくなったとして、それでもあなたは自分の自由意志とやらにチップを賭けるだろうか。 令和時代の日人なら、過半数の人が「自分で決めるより、AIに身を委ねる」と答えるのではないだろうか。AIのマッチングのほうが高確率に自分にあった仕事を選んでくれて、

    AI時代の精神医療を想像する──3.支援か?支配か?自由か?不自由か? - シロクマの屑籠
    kutsushita1000
    kutsushita1000 2023/04/17
    決定をAIに委ねることは「だってAIが決めたことだから仕方ない」となり気楽になれる側面はありそう。まさにAIが宗教の神の位置になり、人間が動物園の管理された動物の位置になるわけか。
  • 子ども不在の食卓に、老の訪れを思う - シロクマの屑籠

    これはある日の朝の写真だが、昼や夕が似た感じになることもある。 これぐらいの事で構わない、いや、これぐらいの事がいいんだよ、と思うことが増えてきた。 子育てを始める前、私にとってうれしい事とは肉や魚がしっかりある、ボリューミーなものだった。揚げ物も、20代30代の頃は今よりずっと好きで無限にべられる気がした。 でもって子育てが始まり、子どもの好みや栄養素を意識しながら事を作っているうちは事のレパートリーはそんなに変わらなかった。いったん香辛料の使用がなくなり、それが子どもの成長にあわせて胡椒や唐辛子あたりから少しずつ増えてきた感じだ。子どもと囲む卓では、焼肉/野菜炒め系やソーセージや唐揚げや焼き魚あたりがオーソドックスなメニューだろうか。 で、子どもが成長するにつれて、再び子どもが不在の朝や夕がぽつぽつ増えてくるようになった。夫婦だけで、やけに静かに感じられる自宅で

    子ども不在の食卓に、老の訪れを思う - シロクマの屑籠
    kutsushita1000
    kutsushita1000 2023/02/12
    老いのステージの訪れに気付き心のどこかで楽しめるのは幸せかもしれない。/そういえば大滝秀治がステーキ頬張ってるCMがあったなあ。
  • アニメは現実を侵食したりはしない。理想を、願望を、浸食する - シロクマの屑籠

    「ウェイ」や「ウェーイ」を揶揄したり嫌悪したりしているくせに、アニメを見ている時には群れて騒ぐキャラクター達を喜んでみている人達は、知らぬ間に自分自身の思い描く理想のかたちが「ウェイ」「ウェーイ」に寄っていっている可能性を忘れてしまっている— p_shirokuma(熊代亨) (@twit_shirokuma) February 19, 2016 「二次元と三次元は区別できます」ええ、そうでしょうとも。でも、架空のコンテンツが浸するのは現実検討識の領域ではなく、思い描く理想や願いの領域ではないでしょうか。アニメやゲームの描写と現実を区別できる人でも、アニメやゲームにあるべき理想像を浸されている人は結構多いのでは?— p_shirokuma(熊代亨) (@twit_shirokuma) February 19, 2016 世の中には、アニメやゲームの影響を過大評価する人がいる。曰く、「ア

    アニメは現実を侵食したりはしない。理想を、願望を、浸食する - シロクマの屑籠
    kutsushita1000
    kutsushita1000 2022/09/06
    アニメに限らずメディアやコンテンツによって理想のハードルを上げられ、あるべき姿という幻想を補強された結果として現実の自分への嫌悪感を高めることは多そう。
  • 50代がさっぱりわからない - シロクマの屑籠

    ゆうべ、文章をなにも書かなくなった夢を見た。無気力な、何をすればいいのかわからなくなった未来の自分が、消極的に、もっと業に取り組むかと呟いているのが物悲しかった。もちろんこんなのは業に精力的に取り組む人々には当てはまらない、私の文脈内部にしか当てはまらない物悲しさだ。私は人生の半分以上、文章を書きながら生きてきた。だからなにも書かなくなった自分とは、人生の荷物の大事な部分を落としてきた自分のように思える。 年を取るということがわからなくて、年を取るということを少しでも知って、うまく立ち回りたくて、不安を軽減させたくて、私は努めてきたつもりだった。だというのに今の私は書くことがわからず、年を取ることもわからなくなっている。精神疾患になっているとは思わないが、いつ頃からか、迷いの季節に突入したな、と思う。 思えば30代後半〜40代前半は、自分の立ち位置と立ち回りのうえで便利な時期だった。も

    50代がさっぱりわからない - シロクマの屑籠
    kutsushita1000
    kutsushita1000 2022/07/27
    思った以上に若さ(若い立場にいること)に執着してるもんなんだなあ。自分も50近くになると分かるのかな。
  • ロボットやアリとして「現代人らしく生きる」ということ - シロクマの屑籠

    anond.hatelabo.jp 冒頭リンク先の文章は、結婚や子育てをするでなく、仕事→給料→趣味という生活のうちに自己実現が欠如している、その実存的悩みを吐露したものだ。 文中から察するに、結婚や子育てが自己実現の一環をなし、実存的な悩みを解決してくれるような期待が仄見えるし、それは結婚や子育てをしていない人に起こりやすい期待かもしれない。その一方、世の中には結婚や子育てが自己実現の一環をなさず、承認欲求や所属欲求を獲得する糸口にすらならず、重荷になっている人もいる。 だからこの文章の重心は自己実現とその欠如、自分のためにでなく誰かのために生きざるを得ない(または生かされている)ことの虚しさや交換可能っぽさやBOTっぽさ、なのだろうと受け取った。 こうした問いかけに、ポジティブな回答を提供するのも不可能ではない。実際、ついているはてなブックマークコメントをみれば様々な考えが述べられてい

    ロボットやアリとして「現代人らしく生きる」ということ - シロクマの屑籠
    kutsushita1000
    kutsushita1000 2022/05/06
    膨大な情報の中で自他を比較させられ、幻想や夢という名の枷をつけさせられて頭でっかちになるのが現代ならば、その枷を意図的に減らす、情報量を絞るという対応策はあるか。
  • 強者の道徳だよ、二重の意味でー『21世紀の道徳』 - シロクマの屑籠

    21世紀の道徳 作者:ベンジャミン・クリッツァー晶文社Amazon 去る12月、『21世紀の道徳』という書籍が出版された。筆者は、日暮らしのアメリカ人にしてブログ『道徳的動物日記』を書いているベンジャミン・クリッツァーさんで、これまでも活発に議論をしてらっしゃった方だ。 そういう出自の方がアップトゥデイトな書籍と古典を紐解きながら、現代の道徳的問題を縦横に論じたのが書、である。 とはいえ、同書を21世紀の道徳ダイジェストとみるのはたぶん違うと思う。いや、もちろん同書には『学問の意義』『動物倫理』『ジェンダー』『進化論とリベラル』といった道徳と縁の深い話題が並び、さまざまな書籍が紹介されているのだけど、総花的に紹介されているわけではなく、たとえば『ブルシット・ジョブ』や現代フェミニズムの書籍の幾つかなどは、かなり批判されている。でもって、通読すると筆者の道徳観が浮かび上がってきて、「なる

    強者の道徳だよ、二重の意味でー『21世紀の道徳』 - シロクマの屑籠
    kutsushita1000
    kutsushita1000 2022/02/15
    鍛練して個を確立することを強く要求する西洋哲学的マッチョと、キリスト教が各地の土着信仰や宗教を劣等と見なし置き換わってきた流れに通低する他者への傲慢を現代において行っていないかという疑問かな。
  • 生きに生きて40歳、俺らは結構長く生きた - シロクマの屑籠

    pha.hateblo.jp phaさんのエッセイは、焼きたての手作り菓子のようで、そのようなエッセイにツッコミや言及を入れるのは野暮であり、無粋でもあるのだけど、寒くてどこにも出かけたくない気分だったので、これを書くことにした。 まずphaさんへの私信のようなものとして。 「過ぎ去った若さについて書くとしても、50代になってから書くと、もう完全に枯れきった感じの遠い目線になってしまうと思うんですよ。でも、40代初めの今ならまだみずみずしい喪失感を書けるんじゃないでしょうか」 確かに、それはそうかもしれない。それは今しか書けないことな気がする。 40代くらいで、僕と同じような虚無を抱いている人は他にもいるだろう。そういう人たちに向けた文章になるのだろうか。中年には中年にしか書けないことがあるのかもしれない。そういう方向性でちょっとやってみようか。 https://pha.hateblo.j

    生きに生きて40歳、俺らは結構長く生きた - シロクマの屑籠
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    kutsushita1000 2022/02/07
    こういうのは個人の内面の感覚的なものだから、平均寿命みたいな尺度とか他人のまだまだ若いという意見とは無関係なんだよね。
  • 女体化キャラ・競争社会のロマン・令和男性の生きづらさ - シロクマの屑籠

    今さら『宇宙よりも遠い場所』を観ているのだけど、これはアクティブを自負する理系の人には心地よく自己投影できるたまらない作品だったろうなあ。大きな舞台へ飛躍せんとする人間の足を引っ張る小人物の存在にも目配せが行き届いていると感じるが、そこで器の大きさを見せつける主人公の善人感よ。— すずもと (@aruto250) 2021年4月27日 しかし、可愛さを求めて女子ばかりで固めておきながら「男のロマン」が捨てられないので女子の中身をおっさんにするような作品や、女子ばかりの作品を好みながら「男の性欲」を捨てられないので百合解釈をするような受容の仕方を見ていると、女性的な表象に依存しすぎなのではないかという気になるな。— すずもと (@aruto250) 2021年4月27日 こんにちは。『宇宙よりも遠い場所』を楽しんでらっしゃったとのことで、ファンの一人として嬉しく思いました。ご指摘のような問題

    女体化キャラ・競争社会のロマン・令和男性の生きづらさ - シロクマの屑籠
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    kutsushita1000 2022/01/17
    カルチャーの面で男臭さより中性的な存在を愛でるのは牛若丸や若衆歌舞伎から続く伝統かもな。あと女の子いっぱいコンテンツは単純に若手声優も一気に売り込める秋元康~つんく♂の模倣だと思う。
  • 規則正しい生活で生産効率120%の話と、ライフハックの陰と陽の話 - シロクマの屑籠

    シロクマ先生がある時期から妙に規則正しい生活について言及されていて、若かった当時の僕は「加齢による死への恐怖からの抗いなんかな」くらいにしか思ってなかったんだけど、最近自分がどんどん忙しくなり、規則正しい生活をしないとQOLも生産力も維持できないというリアルに直面し頭を抱えている。— 高須賀(* ॑꒳ ॑* )⋆*🌓 (@takasuka_toki) 2022年1月11日 久しぶりに言及していただいて嬉しいです。ご無沙汰しています。最近の高須賀さんは医療の王道に邁進し、とにかくお忙しそうですね。それでもbooks&appsにて健筆をふるい、長距離を走ってらっしゃるバイタリティが羨ましいです。私がそれぐらいのバイタリティを有していたのって、せいぜい20代の頃までです。酒ばかり飲んで、文章ばかり書いているうちに、健康面で高須賀さんより悪いコンディションになってしまったからでしょうか。それとも

    規則正しい生活で生産効率120%の話と、ライフハックの陰と陽の話 - シロクマの屑籠
    kutsushita1000
    kutsushita1000 2022/01/12
    才能や体質みたいなアプリオリの部分、または悟りのように未到達の者には分かりづらい領域について出来うる範囲で探索を試みたいってことか?
  • 50代で浮かび上がってくる承認欲求のヤバさ - シロクマの屑籠

    togetter.com 正月明けに、「50代くらいになると何をやっても褒められなくて、不安になり、承認欲求をこじらせる人が多い」というtogetterを発見した。 当だろうか? だとしたら世知辛い世の中だ、大変ですね、でも自分も無関係とは言えないな、などと思った。 そもそも、50代にもなって他人に褒められたい、それも、褒められているとはっきりわかるかたちで他者からの承認をいただきたい心境とは、どんなものだろうか。 私は、そのような心境は ・心理発達のプロセスが厳しかったことのあらわれか ・その人を取り囲む環境が特に難しくなっているか のどちらかに思われ、どっちにしても滅茶苦茶厳しいよね……といった風に思った。しかも、案外他人事とも思えなかったりもした。今回は、それらについて書いてみる。 「50代になって、わかりやすく褒められなきゃ不安ってどういう心理発達なのよ」 まず心理発達のプロセス

    50代で浮かび上がってくる承認欲求のヤバさ - シロクマの屑籠
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    kutsushita1000 2022/01/07
    世界という舞台の主役意識が抜けないとそうなるのかな。確かに人生の主役は自分だけど世界という舞台における主役はやはり中高年より若い人だと思うし。
  • 『「若者」をやめて、「大人」を始める──成熟困難時代をどう生きるか?』を出版します - シロクマの屑籠

    このたび私は、「若者」から「大人」に変わっていく、境目の時期についてのを出版します。 はじめに 各章紹介 人生の少しだけ先のことについて、考えてみませんか 「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか? 作者: 熊代亨出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2018/02/11メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 定価:1500円(+税) 単行(ソフトカバー): 240ページ 出版社: イースト・プレス  ※表表紙はこんな感じ 発売予定日:2月11日 はじめに 人間は、子どもとして生まれ、やがて「若者」になり、いつか「大人」の仲間入りをして、最後には年老いて死んでいきます。 最近は健康なお年寄りが増え、アンチエイジングも盛んになりましたが、それらをもってしてもこの順番は覆せません。生まれが早い人から歳を取り、年老いた者から順番に死んで

    『「若者」をやめて、「大人」を始める──成熟困難時代をどう生きるか?』を出版します - シロクマの屑籠
    kutsushita1000
    kutsushita1000 2021/12/31
    理想、幻想、追憶の中の「若者像」のライフスタイルや価値観に居続けること、執着することは結局自分の人生からの逃避、目そらしだと思うようになった。そしてそこで禅語の「莫妄想」が腹に落ちた。
  • 「いつも異性選びで失敗する」→「自由意志に逆らうしかあるまい」 - シロクマの屑籠

    キラキラ婚活沼の人達がこういうカード引いてたりするのをみると、人間ってのは意外と上手にマッチングするもんだなぁとは思う。ナンパ師とナンパされ子もそうっちゃそうなのかもしれん。人間はくっ付くべき人間とくっ付く。人類みな生まれながらにしてスタンド使いである。— 高須賀(* ॑꒳ ॑* )⋆*⛅ (@takasuka_toki) 2021年12月27日 人間は、くっつくべき人間とくっつく。 これは当のことである。 人には好みがあり、同じタイプの異性に惹かれ続け、その傾向は簡単には変わらない。だから学生時代や社会人一年目の恋愛で大失敗した人が、二十代の後半になっても、三十代の半ばになっても、同じ傾向を持った異性を選好し続けて、疲弊し続けることはまったく珍しくない。むしろそれが娑婆の因縁メカニズムに基づいた平常運転なのだとさえ思う。 ここで、娑婆の因縁メカニズムという変な言葉を使ったが、これは、私

    「いつも異性選びで失敗する」→「自由意志に逆らうしかあるまい」 - シロクマの屑籠
    kutsushita1000
    kutsushita1000 2021/12/28
    重要度は全く異なるが服選びとかもそうか。自分の現状改善や変化のために習慣として染み付いた思考および行動パターンを変えてみるのはまあ分かる。
  • ウマ娘プリティーダービーに片思いしていた。愛されてはいなかった。つらい - シロクマの屑籠

    ウマ娘プリティーダービー』というゲームを好きになって、頑張って時間とお金を費やしてきましたが、片思いだったことが最近やっとわかってきましてね。 (ソーシャル)ゲームの世界では近頃、「環境」だの「人権」だの物騒な言葉が聞こえてくるけれども、『ウマ娘プリティーダービー』にもそのような「環境」や「人権」に位置づけられるサポートカードがある。いわば、かつての『Fate/Grand Order』でいう諸葛孔明やキャスター・アルトリアのような存在、将棋でいえば飛車角に相当する存在だ。 そして11月、まさにその飛車角に相当するサポートカードのひとつ、「キタサンブラック」のサポートカードピックアップガチャが到来した。 まさにこの時のためにひたすらジュエルを貯めていた!よって、これをひたすら回すことにした。回すしかない。今回さずに、いつ回す。 ところがジュエルを費やしてもまったく「キタサンブラック」が出な

    ウマ娘プリティーダービーに片思いしていた。愛されてはいなかった。つらい - シロクマの屑籠
    kutsushita1000
    kutsushita1000 2021/11/18
    自分はストレスをなるたけ溜め込みたくない性分なので、こういうのを見るとやはりソシャゲの類いは勘弁だなあ。尤もソシャゲに限らずとうの昔にゲーム自体止めてしまったが。