こんな辞書です 開発の狙いとは 「サトウさんに渡して」「えっ、カトウさん?」。言ったことが相手にちゃんと伝わらず、誤解を生んでしまったことはありませんか。似たような発音の言葉の「言いづらさ」や「聞こえづらさ」を解消できればと、奇妙な見た目の字が並ぶ「国語辞典」アプリをパナソニックが公開しました。そこに込めた深い狙いは――。(朝日新聞校閲センター・武長佑輔/ことばマガジン) こんな辞書です 辞典で有名な三省堂と協力してパナソニックが作った、その名も「聞き間違えない国語辞典」。スマートフォン専用のページを開くと、発音が似ている「ひびや」と「しぶや」の文字が浮かび上がって起動します。 三省堂のウェブとスマホアプリ用辞書「スーパー大辞林3.0」の約25万語をもとに、パナソニックが聞き間違えやすい言葉の約150万組を抽出してリスト化。「すべて」「人気」「人名」「地名」といったジャンルに分けて紹介して