ファンタジーでおなじみの剣『エクスカリバー』は『アーサー王伝説』を翻訳した宮廷詩人の誤訳がきっかけで生まれた!? 2021年、大晦日。歌い手・まふまふさんによって、あるボカロ曲が紅白歌合戦で披露された。 その楽曲はカンザキイオリさん作『命に嫌われている。』。 まふまふさんは、初音ミクのキーに合わせて高音ボイスで「画面の先では誰かが死んで」、「いつか誰かを殺したい歌を簡単に電波で流した」、「軽々しく命を見ている僕らは命に嫌われている。」と歌った。年に一度のお祭り番組にちょっと似合わないような楽曲とパフォーマンスは、日本中に大きなインパクトを残した。 普段、ボカロや歌い手の楽曲を聴かない人にも「命に嫌われている。」というショッキングな歌詞は、強く印象に残ったのではないかと思う。 この印象的なサビのフレーズ、そしてひたすらダークさが漂うこの楽曲は如何にして誕生したのだろうか? ボカロPに、ある1