韓国東部の蔚珍(ウルチン)で大規模な山火事が発生し、住民およそ4000人が避難しました。火は原子力発電所の近くまで迫りましたが、建造物への被害は出ていないということです。 韓国の山林庁によりますと、4日午前11時すぎ、韓国東部の蔚珍にある山林で火事が発生し、強風に煽られて火が広がりました。この火事で、4日午後8時の時点で近くの住民およそ4000人が学校や公民館などに避難しました。 さらに、発生地点からおよそ10キロ離れたハヌル原発の近くまで火の手が迫りましたが、建造物への被害は出ていないということです。700人あまりと40機以上のヘリコプターが出動し、消火活動にあたっています。 火事の影響が及ぶ範囲はおよそ3300ヘクタールに上り、韓国の聯合ニュースは「ここ10年で最も被害が大きい」と報じています。 (05日01:20)