日本マイクロソフトが、2月29日に発生したWindows Azureのトラブルについて、その原因を米MicrosoftのBill Laing氏によるレポートの翻訳という形で報告している。 これによると、2月29日のトラブルはやはりうるう年が原因で、Windows Azureを提供するクラスターシステム内でやり取りする「転送証明書」の有効期限計算にミスがあったのが引き金になったという。これらの証明書では作成日の1年後が有効期限として設定されるのだが、2012年2月29日に作成された証明書では有効期限が「2013年2月19日」という存在しない日付に設定されてしまい、そのため証明書の作成自体が失敗してしまうという。 転送証明書は新しい仮想マシンを作成する場合などに作成され、証明書の作成に失敗した場合は仮想マシンの作成自体も失敗する。Windows Azureでは仮想マシンの作成に失敗するとリトラ