「恥ずかしい」ってなに?という話がありました。 この感情について研究している、 菅原健介 先生(聖心女子大学 現代教養学部 教授)が、説明していました。 「恥ずかしい」というのは、人間ならではの感情だと考えられている。 なぜなら、人は、群れの中で生きる動物だから。 もちろん、群れをつくる動物は他にもいるが、中でも人間は社会的な動物。 つまり、他の人がいないと生きていけない動物。 人は、家族や学校や会社など、さまざまな社会の中で、 人との関わりを持って生きている。 例えば、スーパーで食料を手に入れたり、病院に行って治療を受けたりするのもその一つ。 日常生活の、さまざまな場面で、必ずと言っていいほど、社会と関わっている。 一般的な生活を送るために、 社会の中に、自分の居場所を確保しておかなければいけない。 つまり、社会の中で生きていくためには、 その社会の一員でいられるようにすることが必要。