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橋本愛喜の検索結果1 - 40 件 / 66件

  • 世間が知らない「トラックが路上駐車をする理由」(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    これまでにも折に触れてトラックドライバーの「路上駐車問題」は取り上げてきたが、その度に世間からは「言い訳するな」「路駐を擁護するのか」という声が多く届く。 道路脇やゼブラゾーンなどに駐車しているトラックに、乗用車やバイクが追突する事故が相次ぐ昨今。そのニュースを目にするたび、底知れぬ憤りを感じる。 その矛先は、路上駐車していたトラックドライバーではない。トラックが路上駐車せねばならない現状を一向に変えようとしない国や荷主に対してだ。 「ウチの前で路駐なんてしないでよ」誰もが一度は大きなトラックが路上駐車している光景を目にしたことがあるだろう。 まだ薄暗い明け方や、ラッシュが始まる早朝に長い列をなして停まっていることも多く、中にはハンドルに足を上げて居眠りしているドライバーまでいるため、その存在はより一層疎ましく感じるかもしれない。 長時間こうして路駐をしている多くが、BtoB輸送を担うトラ

      世間が知らない「トラックが路上駐車をする理由」(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
    • 世間が知らない「飲酒運転は悪も、車内飲酒するトラックドライバーを全否定できない事情」(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

      千葉県八街市で起きた、幼い子どもの命が奪われる痛ましい事故。 まだトラックドライバーによる飲酒運転が報じられる前、見通しのいい直線道路がスマホ画面に映し出された時、「これは何かある」と直感的に悟った。 これまでの報道によると、容疑者の呼気から基準値を超えるアルコールを検出。同容疑者は「事故前にコンビニで酒を買い、車内で飲んだ」と供述しており、車内からは焼酎の空き容器が見つかったという。 酒気帯びの状態でハンドルを握っていた同容疑者には、釈明の余地は微塵もない。危険運転致死傷罪の適用も視野に、徹底的に調査すべきだ。 しかし、誤解を恐れず述べると、筆者はトラックドライバーによる「車内飲酒」そのものを「悪」だと思っていない。現状、トラックドライバーの車内飲酒は、ある程度認められるべきだと思っている。 そう思う裏側には、世間が知らないトラックドライバーたちの複雑な事情がある。 詳しく説明していこう

        世間が知らない「飲酒運転は悪も、車内飲酒するトラックドライバーを全否定できない事情」(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
      • 結局のところ自転車はどこを走ればいいのか(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

        その翌日の12日には、茨城県で登校中の高校生が左折したトラックにはねられ、意識不明の重体。 トラックのドライバーは「確認が不十分だった」としている。 日本において自転車は、‟原則”「車道左端」を走行するよう定められている、周知のとおり「免許制」でもなければ「年齢制限」もない乗り物である。 そんな「曖昧な規則」と「誰でも乗れる気軽さ」によって、自転車は、車道では「死にたくなければ歩道を走れ」、歩道では「車輪ついてるなら車道を走れ」と邪魔者扱いされているのが実情だ。 とりわけ、互いの様々な特性から「トラック」との相性はいいとは言えず、両車が絡む事故は、命に関わる重大事故になることが多い。 無論、犠牲になるのは自転車のほうだ。 左折巻き込みの事故が、トラック側の注意不足によって発生するのは間違いない。 トラックのハンドルを握っている以上、どんな条件下でも、その動作ひとつひとつが人命を奪いかねない

          結局のところ自転車はどこを走ればいいのか(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
        • トラックドライバーの「SAPA飲食店を開けてくれ」に「コンビニ利用」を促す国交相のズレ感(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

          年明け間もなく、11都府県に発令された2回目の緊急事態宣言。これを受けて、当該都府県にある飲食店には、一律20時までの時短営業が要請されているが、その裏で現在、物流を支えるトラックドライバーが夜に「食堂難民」と化している実態がある。 高速道路のサービスエリア・パーキングエリア(以下、SAPA)の飲食店も時短営業をしているからだ。 24時間、道路の上で過ごす現場のトラックドライバーからは、「開けてほしい」の声。 そんな中、こうした彼らの訴えに対する赤羽一嘉国土交通大臣の発言が物議を醸している。 国交省トップが「コンビニ利用」を促す無情さ長距離を走るトラックドライバーからは、緊急事態宣言発令直後から「SAPAの飲食店が20時で閉まっていて食事が取れない」という声が上がり始めていた。 その声が大きくなり始めると、先月19日の記者会見で、赤羽大臣はこのように発言したのだ。 「物流を支える長距離トラ

            トラックドライバーの「SAPA飲食店を開けてくれ」に「コンビニ利用」を促す国交相のズレ感(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
          • 「日本人はマナーがいいなんて嘘」ごみ収集員が対峙する日本の違反ごみ(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

            日本人のルールやマナーに対する従順さは、国内のみならず、もはや世界中に知れ渡る「定説」となっている。 電車のホームのドア位置には毎度線からはみ出ることのない綺麗な列ができ、電車が到着すれば誰に言われるでもなく左右に分かれ、降りる人を待つ。 コロナ禍においては度が過ぎた一部の人らが「自粛警察」や「マスク警察」となり、他人のルールやマナーにまで目を光らせ議論を呼んだ。 が、そんな表面上の実態とは真逆の現象に毎朝対峙している人たちがいる。 ごみ収集員だ。 「出されるごみの分別方法は年々悪くなってきています。単身者向けの賃貸アパートや集合住宅はその傾向が顕著です」(栃木県30代女性) 「一度いらないと思った物は、もうどうでもいいんでしょうね。その先にそれを処理する人間がいることなんて考えていない。日本人はマナーがいい?『マナーがいいように見せるのがうまい』だけだと思いますけど」(岡山県30代男性)

              「日本人はマナーがいいなんて嘘」ごみ収集員が対峙する日本の違反ごみ(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
            • 「俺たちは透明人間ですかね」 "送料無料"が引き起こす運び手軽視の波(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

              これは昨年末、都内を走る電車の中で目にした光景だ。 「送料無料」の文字でジャックされたその車内。長年この4文字の表現に「なんとかならないのか」としてきた元トラック乗りにとって、その空間は正直気分のいいものではなかった。 「この広告を打った企業の配達員をやっていますが、実際この広告を見た時、すごくモヤっとしました。自社はデリバリー業界の会社。それを大々的に送料無料ってしちゃうのは何か違う気がします」(都内20代フードデリバリー配達員) 周知のとおり、「送料無料」という表現を使っているのは、何もこの企業だけではない。規模や知名度に限らず、ありとあらゆるネット通販サイトやデリバリー企業が、この「送料無料」を"サービス"として当たり前のように打ち出している。 消費者にこの4文字は魅力的に響く。本来ならば自身の足と時間を使って取りに行かねばならないものを、"無料"で届けてくれるのだから。 が、その荷

                「俺たちは透明人間ですかね」 "送料無料"が引き起こす運び手軽視の波(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
              • 意外と知らない「トラック運転手」が寝る場所

                ドライバーはどこで寝ているのか 大島弘明氏(以下、大島):トラックを見かける機会は多いですが、世の中にドライバーの1日はあまり知られていないですね。 橋本愛喜氏(以下、橋本):ときどきタレントがドライバーに密着するバラエティ番組が放送されていますが、実態とは違います。ドキュメンタリーのようなリアルを伝える番組があれば、ドライバーの日常に関心を持ってくれる人が増えるかもしれません。 大島:長距離ドライバーがどこで寝ているかを知らない人は多いと思います。仮眠施設のあるトラック運送会社もありますが、それは一部で、多くは運転席後ろの寝台で寝ています。(ドライバーが乗車する)キャブも決して広いとは言えないですね。 橋本:近頃、メーカーが採用している大型トラックのショートキャブは、ドライバー目線で見ると、考え直してほしいと思うことが多々あります。仕様書には「ドライバーの皆さんの快適な仕事を考えてつくっ

                  意外と知らない「トラック運転手」が寝る場所
                • 世間が知らない「段ボール箱も商品のうち」がトラックドライバーに及ぼす深刻な影響(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                  本題に入る前に、まずは読者各位に問いたい。 商品の入った段ボールは「梱包材」か、それとも「商品の一部」か。 上の画像ほどの傷は許せないか。 これが自分宛ではなく、中身がこれからスーパーの店頭に並ぶスナック菓子で、陳列後はすぐに廃棄される段ボールだったらどうだろうか。 中身は無傷なのに、段ボールに付いたわずかな擦(す)れでドライバーが弁償させられているとしたら、どうだろうか。 日本の輸送クオリティアメリカに住んでいた頃、8つの角すべてが尖った状態の荷物が家に届かないことがよくあった。そのボコボコぶりは、SNS上などでも驚きや困惑の心情とともによく紹介されている。 一方、日本では段ボールがアメリカで許されるほど潰れた状態で家に届けられることはほとんどない。 筆者にも宅配業者から、「段ボールに傷を付けてしまった。返品したほうがいいか」という詫びと確認の電話がかかってきたことがある。 沖縄からラス

                    世間が知らない「段ボール箱も商品のうち」がトラックドライバーに及ぼす深刻な影響(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                  • 世間が知らない“送料無料”の裏側「積荷5000個を手で積み降ろすトラックドライバーたち」(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                    このコロナ禍の中でも店に行けば当然のように商品が並び、家から出ずとも指1本でほしいものが翌日届く昨今。 それらがどのようにやってくるのかを意識することなく、「送料無料」という謳い文句に目を輝かせる消費者に、知っておいてほしいトラックドライバーの現状がある――。 消費者と接点のないトラックドライバーたち我々消費者と直接接点のあるトラックドライバーといえば、いわゆる「宅配」の配達員だ。 コロナ禍でひっ迫する彼らに話を聞くと、荷物の受け取り客から「ありがとう」とねぎらわれたり、中には缶コーヒーなどの差し入れを受けることが増えたという声が多く聞こえてくる。 しかし、物流を支えているのは、宅配の配達員だけではない。 「メーカーから物流倉庫」、「物流倉庫からスーパー」など、消費者と直接的な接点のない「BtoB輸送」を担うトラックドライバーたちも、同じように社会インフラとして日本各地を走っている。割合的

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                    • コロナ禍の中、大掃除をする人たちに「社会の静脈」を担うごみ収集員が知っておいてほしいこと(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                      <「ゴミ」か「ごみ」か>新型コロナウイルスの感染拡大の中、激励の声が送られるようになったトラックドライバーは、昔からよく「国の血液」に例えられる。社会インフラとして、消費者のもとにモノを届けるという意味合いで言えば、彼らが走っている“血管”は「動脈」ということになるだろう。 医療従事者とともに、そんなトラックドライバーへの称賛が先んじて増えていったある日、筆者の元にこんな言葉が届いた。 「自分たちも国の血液。『静脈』を走っているんです」 ごみ収集員からだった。 モノの流れは、「作られ、運ばれ、消費者に届いたら終わり」なのではない。消費された後に出るごみを処分するまでが物流なのだと、その声にはっとさせられた。 筆者が「ごみ」を「ゴミ」と表記しないのには理由がある。 彼らごみ収集員の記事を書くにあたり取った初めてのアンケートで、ある収集員からこんな意見をもらったことがきっかけだった。 「『ゴミ

                        コロナ禍の中、大掃除をする人たちに「社会の静脈」を担うごみ収集員が知っておいてほしいこと(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                      • 韓国は対岸の火事ではない 日本でも尿素水不足で「物流が止まる」の声(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                        ディーゼル車や工場の操業などに必要な「尿素水」の不足が韓国で大問題になっているというニュースは、10~11月ごろから日本でも頻繁に報じられている。 これまで韓国は、尿素水の元となる「尿素」を中国からの輸入に頼ってきた。 2013年ごろまでは、韓国にも尿素を生産する企業があったが、中国産などに比べて価格競争力が低いなどの理由から国内生産を中止。やがて、韓国の中国尿素の依存率は97%にまで及ぶようになった。 ところが今年10月、中国は尿素の輸出を事実上制限。韓国の物流や工業に甚大な影響が生じたのである。 一方、日本においては「国内生産されているから影響はない」と、対岸の火事のような報道が目立ったが、それとは裏腹に、11月中旬ごろから筆者周辺のトラックドライバーや運送企業経営者たちからは「どこに行ってもアドブルー(尿素水)が手に入らない」「年末トラック走れるのか」「このままでは物流が止まる」とい

                          韓国は対岸の火事ではない 日本でも尿素水不足で「物流が止まる」の声(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                        • 昔は「3年走れば家が建つ」と言われた…ブルーカラーの花形職「長距離トラック」が底辺職と言われはじめたワケ だから20~30代のドライバーが極端に少ない

                          長距離トラックドライバーの労働環境は、なぜ改善されないのか。元トラックドライバーの橋本愛喜さんは「かつては『ブルーカラーの花形職』と呼ばれ、トラックや運転が好きな人たちがこぞってドライバーになった。『稼げない仕事』に変わったいまでも、そうしたドライバーが業界を支えているが、荷主たちはそうした運転手たちの『好き』に甘えている」という。橋本さんの新著『やさぐれトラックドライバーの一本道迷路 現場知らずのルールに振り回され今日も荷物を運びます』(KADOKAWA)からお送りする――。 トラックドライバーは「ブルーカラーの花形職」だった あまり「何年前こういうことがあった」的な言い方を連発すると年齢がバレるのでアレなんやが、バブルのころ、こんな決め台詞が話題になったCMがあった。 「24時間戦えますか」 スーツ姿の男性たちが歌いながらそう問いかける栄養ドリンクのCMだ。 今そんなこと言ってみろ。秒

                            昔は「3年走れば家が建つ」と言われた…ブルーカラーの花形職「長距離トラック」が底辺職と言われはじめたワケ だから20~30代のドライバーが極端に少ない
                          • 酷暑の国道4号、点在する「茶色い液体」入りのペットボトル 125本拾って嗅いでみた(河北新報) - Yahoo!ニュース

                            記者が集めたペットボトルは白石市と相談の上、中身を公衆トイレに流し、すすいでから燃えるごみとして処理した 福島県境の宮城県白石市越河(こすごう)地区の国道4号にペットボトルが次々捨てられ、住民を悩ませている。全国で問題化しているトラックドライバーが用を足した尿入りペットボトルとみられるが、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」で、お茶の可能性もあるのではないか。よし、拾ってみよう。(白石支局・岩崎泰之) 【写真】道路の隅にポイ捨てされたペットボトル ■1kmも行かないうちに箱が満杯に 8月18日、県境まで上り線だけ片側2車線となる約3キロの区間を調べた。周囲は田園地帯だが、幹線道路で交通量は多い。見渡すと道路の端や歩道にペットボトルが点在する。一つずつ拾ってバイクの荷台の箱に入れて先へ進む。 1キロも行かないうちに箱が満杯になり、公衆トイレのある隣の斎川地区の駐車場に運んだ。500ミリリットル容器が

                              酷暑の国道4号、点在する「茶色い液体」入りのペットボトル 125本拾って嗅いでみた(河北新報) - Yahoo!ニュース
                            • なぜトラック運転手はハンドルに足を上げて休憩するのか(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース

                              路上駐車をしているトラックの運転席では、多くのドライバーがハンドルに足を上げて休んでいる。元トラックドライバーのライター橋本愛喜氏は「時間調整も大きな仕事で、サボっているわけではない。行儀が悪くみえますが、不規則な休憩時間内に狭い車内で体を休めるには最適なのです」という――。 【この記事の画像を見る】 ※本稿は、橋本愛喜『トラックドライバーにも言わせて』(新潮新書)の一部を再編集したものです。 ■路上駐車で休憩せざるを得ないトラック運転手の事情 2006年、集荷や集配のための一時的な路上駐車であっても、即刻駐車違反となる「改正道路交通法」が施行され、各宅配業者は対応に追われた。 それでも朝の通勤ラッシュ時には、道路を塞ぐようにして停まっているトラックや、時には長い列を成し、ハンドルに足を上げて寝そべるドライバーたちの姿を目撃することがある。 こうしたトラックは、一般車からすれば邪魔でしかな

                                なぜトラック運転手はハンドルに足を上げて休憩するのか(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース
                              • 「現場を潰す気か」国交省の深夜割引見直しで逆行するトラックドライバーたちの「働き方改革」(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                関西地方を中心に猛威を振るっている最強クラスの大寒波。テレビやネットに映し出される高速道路上の長蛇の列は、その大半が日本各地のナンバーを引っ提げたトラックだ。 そんな運送業に携わる人たちの間では、実はこの寒波による混乱よりも以前に、高速道路にまつわる大混乱が起きていた。 その大元は、今月20日国土交通省が発表した「高速道路における深夜割引の見直し」の内容である。 トンネルの中で立ち往生に巻き込まれたトラック(トラックドライバー提供) 現行の「深夜割引」とはこの「深夜割引」は、車両の種類に関係なく、深夜0時から4時に高速道路を利用した車に適用される割引制度である。が、深夜の高速道路を見ても国交省の資料を見ても、現在この制度を最も利用しているのはトラックドライバーたちだということが分かる。 深夜割引適用時間は中型以上の利用が多いことが分かる(出典:国土交通省「全国料金について」) 現行の深夜割

                                  「現場を潰す気か」国交省の深夜割引見直しで逆行するトラックドライバーたちの「働き方改革」(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                • 尿素水不足問題、転売横行で現場が混乱 増産急ぐあまり「農業用」使用の懸念も(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                  【尿素とは?】 ・工業、農業、自動車など、幅広い分野で使用されている薬品。この尿素に蒸留水を混ぜて作られる尿素水は、トラックなどのディーゼル車に必要不可欠な液体となる。 ・現在、世界最大の尿素輸出国である中国が、主原料の1つである石炭の不足に陥ったことで、各国で尿素不足が発生。 ・最も影響が出たのが、中国尿素の依存率97%だった韓国。また、オーストラリアも約80%を中国に依存しており影響が出ている。 ・日本では輸入と国内生産の割合はおよそ半々だが、その輸入の大部分をやはり中国に依存しており、同じく影響が出ている。 ※詳しくは過去記事参照:「韓国は対岸の火事ではない 日本でも尿素水不足で「物流が止まる」の声」 本稿では、過去記事から半月の間で確認された尿素水関連の新たな動きと、現在取られている国内の増産体制における"ある懸念"について紹介する。 転売による異常な価格高騰「尿素水不足」が物流な

                                    尿素水不足問題、転売横行で現場が混乱 増産急ぐあまり「農業用」使用の懸念も(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                  • 世間が知らない「高速道路でトラックに路駐させる深夜割引の功罪」(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                    前回、一般道でトラックドライバーが路上駐車せざるを得ない事情を紹介した(本記事の最後にリンクあり)。 しかし、トラックが路駐しているのは、一般道だけではない。高速道路の路肩や本線に合流する加速車線などでも、長時間駐停車しているトラックをよく見る。 このトラックによる「高速路駐」は、よりによって視界の悪い深夜に多く発生するため、世間からは一般道と同じく「邪魔だ」、「サービスエリア・パーキングエリア(SAPA)に停めろ」、「こんなところに停めたら危ないことぐらい分からないのか」という厳しい声が浴びせられる。 が、深夜の高速道路の路肩にトラックを停める行為がどれほど迷惑で危険な行為なのかは、トラックドライバーたちもよく分かっている。いや、それらはむしろ、道路上で1日中過ごし、様々な事故を見聞き経験してきている彼ら自身が一番よく心得ていると言っていい。 にもかかわらず、高速道路からなくならないトラ

                                      世間が知らない「高速道路でトラックに路駐させる深夜割引の功罪」(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                    • 「何がエッセンシャルワーカーだ」ワクチンを打ちたくても打てないトラックドライバーたちの嘆き(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                      「コロナ運ぶな」トラックドライバーたちはよく「国の血液」と比喩される。 コロナ禍においては「エッセンシャルワーカー」とも称され、世間が巣籠もり生活やリモートワークをする中、社会インフラを支えるべく、日々「荷物」という名の「栄養」を「体」の隅々まで運び続けてきた。 しかし、そんな彼らに対しては、感染拡大当初から世間による偏見や仕事中における理不尽が続く。 国内での感染が本格化した昨年4月、全国各地にあるガソリンスタンドのシャワールームが感染拡大防止を理由に一時閉鎖。 長距離トラックドライバー向けにガソリンスタンドが厚意で無料開放してくれている施設ではあるものの、閉鎖中の1週間、彼らは公園で髪を洗ったり、コンビニに常備されている即席めん用のポットの熱湯をタオルにしみこませて体を拭いたり、ガソリンスタンドの洗車機の水で体を洗ったりするなど、困難を強いられた。 県外ナンバーのトラックや宅配において

                                        「何がエッセンシャルワーカーだ」ワクチンを打ちたくても打てないトラックドライバーたちの嘆き(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                      • 男性はペットボトル、女性はビニール袋で用を足すしかない…トラック運転手の人手不足が改善しない根本原因 停まっても違反、停まらなくても違反になる現状

                                        トラックドライバーの人手不足が深刻になっている。2024年には運転手の残業時間が年960時間に制限され、今まで通り荷物が運べなくなる恐れがある。元トラックドライバーの橋本愛喜さんは「国は女性ドライバーを増やすことで人手不足の解消を狙っているが、まるで現場をわかっていない。改善に必要なのは賃上げと労働環境の見直しだ」という――。 ニッポンの物流が抱える「2024年問題」 今年に入って、テレビやネットで「2024年問題」という言葉を聞くようになったと思う人も多いだろう。 「2024年問題」は、2024年4月から運送事業に携わるトラックドライバーに対して適用される「働き方改革」、つまり「労働時間の削減」によって起きる様々な問題を指す。 なかでも世間で騒がれているのが「荷物が運べなくなる」ことだ。 トラックドライバーの人手不足はかなり前から慢性的に続いているが、2024年から残業(時間外労働)が年

                                          男性はペットボトル、女性はビニール袋で用を足すしかない…トラック運転手の人手不足が改善しない根本原因 停まっても違反、停まらなくても違反になる現状
                                        • 「トラックの最高時速90km化」は天下の愚策…職業ドライバーが「現場の首を絞めるだけ」と怒るワケ ドライバーを「荷の次」にするのは間違っている

                                          4月から、高速道路で大型トラックに適用される法定速度が時速80キロから90キロに引き上げられる。元トラックドライバーの橋本愛喜さんは「物流危機対策というが、ドライバーの負担が大きくなるだけで、物流の効率化にはまったく寄与しない。こんな改革はやめたほうがいい」という――。 この国は「荷物」の心配しかしていない 2024年4月1日の施行が近づくたび、ひそかに強くなっていった思いがある。 「こんな『働き方改革』ならばもうやめてしまえ」だ。 すでに聞き慣れているであろう物流の「2024年問題」という言葉。 世間では一般的に、「トラックドライバーの時間外労働が960時間に制限されることで、これまで運べていた荷物が運べなくなる問題」とされているが、長年第一線の運送企業やトラックドライバーたちを追い続けてきた筆者にとって、この問題は「世間や荷主の無関心と国の見当違いな対策によって物流が崩壊する問題」だと

                                            「トラックの最高時速90km化」は天下の愚策…職業ドライバーが「現場の首を絞めるだけ」と怒るワケ ドライバーを「荷の次」にするのは間違っている
                                          • 「多重下請け」によるしわ寄せをどう改善する?――2024年問題を前に上がる中小物流企業の悲鳴 #令和の人権(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)

                                            2024年4月1日以降、トラックドライバーの時間外労働時間が上限年960時間に制限される。変化が間近に迫るなか、それによって起こるさまざまな問題が「2024年問題」として報道され、常態化してきた「物流業界の理不尽」に光が当たりつつある。多重下請け構造が広がる物流業界においては、しわ寄せは大企業の下請けである中小企業へと向けられる。物流業界を取材してきたライターの橋本愛喜さんと、中小物流企業を立ち上げた麻生よう子さんに話を聞いた。(取材・文:乾隼人 Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 取材協力:橋本愛喜、株式会社デジロジ 中小企業がさらされる、物流業界の「理不尽」働き方改革関連法のなかで、物流・運送業界にも時間外労働時間の上限が定められることとなった。しかし、これによってドライバーの労働時間が短くなることで、物流業界全体の輸送リソースが減少するなど、諸問題が起こるとされている。2

                                              「多重下請け」によるしわ寄せをどう改善する?――2024年問題を前に上がる中小物流企業の悲鳴 #令和の人権(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
                                            • 世間が知らない「トラックドライバーがエンジンを切らない理由」(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                              先月7月10日、東京のとある工事現場で70代の建設作業員が熱中症で亡くなった。 日本では毎夏、多くのブルーカラーが現場作業中に熱中症で亡くなっており、この季節になると残念ながらそんな事故を報じるニュースを目にすることが増える。 今回のケースで特に深慮すべきなのは、彼が亡くなった場所が「車内」で、周辺への騒音に対する「配慮」から、車内でエンジンを切って待機していたとみられていることだ。 BtoBや建設現場への輸送を担うトラックドライバーたちは、宅配の配達員と違い、エンドユーザーとの接点がほとんどなく、その存在が世間に意識されるのは、道路上でのマナー違反や迷惑行為が報じられる時ばかりだ。 以前、その迷惑行為の1つとして「路上駐車」を取り上げたが、今回はこの路駐と一緒によく指摘される「アイドリング」について説明していきたい。 窓を開けて待機するトラック(筆者撮影) 日陰を探すドライバーたちトラッ

                                                世間が知らない「トラックドライバーがエンジンを切らない理由」(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                              • 『世間が知らない「飲酒運転は悪も、車内飲酒するトラックドライバーを全否定できない事情」(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース』へのコメント

                                                世の中 世間が知らない「飲酒運転は悪も、車内飲酒するトラックドライバーを全否定できない事情」(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                  『世間が知らない「飲酒運転は悪も、車内飲酒するトラックドライバーを全否定できない事情」(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース』へのコメント
                                                • 人手不足のトラックドライバー職を外国人技能実習生で補うと何が起きるのか(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                  昨今、運送業界のトラックドライバーは、深刻な人手不足にある。 国土交通省の資料によると、令和元年8月における他産業全体の有効求人倍率が1.44倍だったのに対し、トラックドライバーはその約2倍の2.79倍となった。 そんな状況に対し、国や運送業界、各企業ではドライバーの人材確保のために様々な取り組みや対策を講じている。 国土交通省「トラック業界の課題と今後の対策について」より引用 その中でここ数年、運送業界から「我々も技能実習生や特定技能に当たる外国人を受け入れたい」といった声が聞こえてくるようになった。 実際、2020年、全日本トラック協会は、外国人労働者の活用に向け、運転、荷役、検品などの専門性の高い作業を包含した一連の作業を総合的に考慮した業務として、「技能実習2号移行対象職種」となるよう、自民党外国人労働者等特別委員会等(委員長・片山さつき参院議員)に対し要望。 これに対し同委員会が

                                                    人手不足のトラックドライバー職を外国人技能実習生で補うと何が起きるのか(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                  • 2024年問題を「宅配の問題」とする国やメディアによってますます見えない化する「企業間輸送」の現場(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                    「2024年問題」――。 この言葉が最近よくニュースで聞かれるようになった。 しかし、昨今の報道では同問題の本質にほとんど触れられず、さらには視聴者や読者にミスリードさせる報道までもが相次いでおり、同問題を長年取材してきた身としては、こうした報道によって視聴者や読者が物流の現状を誤解するおそれがあるのではと、強い懸念と危機感を抱いている。 2024年問題とは「2024年問題」は、2024年4月からトラックドライバーに対する「働き方改革」の施行、つまり「労働時間の削減」によって起きる様々な問題を指す。 他ほとんどの産業では、2019年にすでに施行されている「働き方改革」だが、長距離輸送や荷主都合による長時間待機などで、必然的に長時間労働になるトラックドライバーには、その施行が5年間猶予されてきた。 それが、2024年4月からいよいよ施行されるというわけだ。 一般則と自動車運転業務者の「働き方

                                                      2024年問題を「宅配の問題」とする国やメディアによってますます見えない化する「企業間輸送」の現場(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                    • 世間が知らない「ブルーカラーが夏に長袖を着る理由」(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                      「マスクが汗で濡れて息ができない」、「外気温との差90度で服薬」、「夏でも長袖長ズボンに腕まくりNG、シャツはイン」。 ブルーカラーの夏の現場には、世間が知らない多くの苦労があるーー。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 炎天下の野外や無風の倉庫などで体を動かし働くブルーカラーにとって、夏は非常につらい季節。特に今年の夏は暑かった。 「時期外れの湿気を感じた。朝からエアコン入れなきゃダメっていうのは今までなかった気がする。ガソリンが減って仕方ない。財布のひもが固くなり飯減らしています」(30代個人事業主ドライバー) 「今年は運転席が暑すぎ、空調付きの作業服を着て運転する日も。例年よりエアコンの効きが悪く、燃費も悪かったです。マイクロバスは窓が多いのでカーテンやフィルムを貼るなどしないと、子どもたちが暑さに耐えられない」(40代幼稚園バスドライバー)

                                                        世間が知らない「ブルーカラーが夏に長袖を着る理由」(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                      • 「コロナ自粛でもう限界」トラックドライバーが全く足りない根本原因 トイレにも行けない「4K」男性職場

                                                        トラックドライバーなど物流業界の人手不足がますます深刻になっている。元トラックドライバーの橋本愛喜さんは「国は女性ドライバーを増やそうとしているが、女性比率は2.4%程度にとどまっている。必要なのは『トイレを増やす』といった女性が働きやすい環境の整備だ」という——。 圧倒的な「男性職場」、人手不足に悩む物流業界 ——トラック業界は、深刻な人手不足の状態が続いています。橋本さんが3月に出した初著『トラックドライバーにも言わせて』でも指摘されていますね。 人手不足は、物流業界が抱えている最も深刻な問題です。 厚労省の統計によると、トラックドライバーの有効求人倍率は3.26倍(2018年12月時点)で、全職種の2倍以上も高い。特に昨今、新型コロナウイルスの影響でECの需要がますます高まり、今後の物流を維持するにはドライバー不足の解消が急務だと言えます。 運送企業の経営者は、女性や経験のある高齢者

                                                          「コロナ自粛でもう限界」トラックドライバーが全く足りない根本原因 トイレにも行けない「4K」男性職場
                                                        • 高齢者ドライバー問題が免許返納だけでは解決しない3つの理由(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                          池袋暴走自動車事故から今日で2年になる。 2019年4月19日12時23分、池袋の都道で当時87歳の高齢者が運転する暴走車によって、母子2名が死亡し10名が重軽傷を負った同事故は、日本に大きな衝撃を与えた。 「安全な車を開発するようにメーカーの方に心がけていただき、高齢者が安心して運転できるような外出できるような世の中になってほしいと願っています」 加害者である飯塚幸三被告が、事故後あるメディアの取材に応じた時の言葉だ。 これに対し、世間から批判が噴出。 「オマエが言うな」「ひとごとのような発言」「全く反省していない」 そんな言葉ばかりがSNSを埋め尽くした。 クルマに欠陥があったという証拠がない中、2つの尊い命を奪った被告本人にこの言葉を述べる資格は微塵もない。被害者や遺族にとってその発言は、もはや侮辱にすら値する。 しかしその一方、世論がただ感情に任せて同被告を非難するだけというのも違

                                                            高齢者ドライバー問題が免許返納だけでは解決しない3つの理由(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                          • 段ボール箱は商品か 運送業苦悩 - Yahoo!ニュース

                                                            世間が知らない「段ボール箱も商品のうち」がトラックドライバーに及ぼす深刻な影響(橋本愛喜) 橋本愛喜商品を入れる段ボール箱は「梱包材」か、それとも「商品の一部」か。「送る相手への‟過剰な気遣い”」によってトラックドライバーたちが振り回されていることを、世間は知らない。

                                                              段ボール箱は商品か 運送業苦悩 - Yahoo!ニュース
                                                            • スシローの迷惑少年に「正義」を振りかざし「フルボッコ」にする、大人たちへの違和感(橋本 愛喜) @gendai_biz

                                                              大打撃を受けたスシロー インターネットが普及して以降、不特定多数との言論の場として一気に広がりはじめたSNS。なかでもTwitterは率直な言論の場として幅広い年齢層に利用されている。そのTwitterを中心に、昨今起きているのが飲食店などでの迷惑行為動画の拡散だ。 先日世間に大きく拡散されたのは、全国展開してる回転寿司店『スシロー』に客として来店した高校生(当時)が湯飲みや醤油さしを舐め回すなどし、その様子をSNSにアップした迷惑行為。 その動画がSNSのインフルエンサーによって大拡散されると、瞬く間に店舗や本人の名前、高校が特定された。その翌日からスシローの客は激減し、因果関係は不透明なもののその後に株価も暴落。社会的・経済的大損害に繋がったとされている。 後日、当該少年と親がスシロー側に謝罪したものの、同社は「厳正に対処する」と謝罪を実質拒否。その数日後、この高校生は学校を自主退学し

                                                                スシローの迷惑少年に「正義」を振りかざし「フルボッコ」にする、大人たちへの違和感(橋本 愛喜) @gendai_biz
                                                              • 『結局のところ自転車はどこを走ればいいのか(橋本愛喜) - 個人 - Yahoo!ニュース』へのコメント

                                                                ブックマークしました ここにツイート内容が記載されます https://b.hatena.ne.jp/URLはspanで囲んでください Twitterで共有

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                                                                • "トラガール"にピンクのトラック…女性トラックドライバーが対峙するホワイトカラーたちのズレ(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                  現在、運送業界では慢性的なトラックドライバーの人手不足を解消すべく、あらゆる対策・議論が講じられている。 前回紹介した「トラックドライバー職に対する外国人技能実習生受け入れ」の議論もそのうちの1つだが(筆者はこの案に反対している)、同問題に対してもう1つ業界が力を入れているのが、「女性の受け入れ促進」だ。 自衛隊より少ない女性の割合「内閣府男女共同参画局」によると、令和2年度における女性の就業者は約2968万人、男性は約3709万人で、女性の割合はおよそ44.5%にのぼる。 一方、同年度の女性トラックドライバーの数は約3万人程度。男性ドライバーが82万人で、女性の割合はわずか3.5%にすぎない。 ※全日本トラック協会「日本のトラック輸送産業-現状と課題-2020」 同じく男性社会といわれている「自衛隊」の同割合ですら約7.4%であることからも、日本の女性トラックドライバーの少なさがよく分か

                                                                    "トラガール"にピンクのトラック…女性トラックドライバーが対峙するホワイトカラーたちのズレ(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                  • 「トラック運転手」その過酷すぎる労働の実態

                                                                    トラックドライバーになりたいわけではなかった 大島弘明氏(以下、大島):ちょうど同じ時期に、トラックドライバーをテーマにした本を出しましたね。橋本さんはどんな経験をされてきたのですか。 橋本愛喜氏(以下、橋本):プロフィールを話すと、本を1冊書けるくらい長いです。父が工場を経営していて、男性ばかり35人の職場で働いていました。でも、職人業で堅物の人も多かった。 その中で、自分のポジションを得るには、「苦労する場所に自ら飛び込んだ方が受け入れてもらいやすい」という勝手な判断で、大型免許を取得し、10年間ほど、自家用トラックのドライバーを続けました。ただ、当時はばかにされたくないとの思いが強く、もともと興味があってトラックドライバーを始めたわけではないです。 大島:大学時代は建築学科に在籍し、最初は物流でなく、都市計画、設計に興味を持っていました。そんな中、当時、日通総合研究所で勤務していた先

                                                                      「トラック運転手」その過酷すぎる労働の実態
                                                                    • 大型トラックが追い越し車線をノロノロ走る本当の理由 - ライブドアニュース

                                                                      2020年3月17日 11時15分 リンクをコピーする by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 元トラックドライバーが、トラックが「ノロノロ運転」をする理由を解説 大型トラックはそもそもスピードリミッターにより90km/hまでしか出せない 「荷崩れ」を起こさないように止まることができる速度で走っている場合も トラックが「ノロノロ運転」をするのには、理由があった。元トラックドライバーでライターの橋本愛喜氏は「急ブレーキをかけると荷物が吹っ飛ぶ恐れがある。ノロノロ走りたいのではなく、『ノロノロでしか走れない』という事情がある」という――。※本稿は、橋本愛喜『トラックドライバーにも言わせて』(新潮新書)の一部を再編集したものです。 写真=iStock.com/Apriori1※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Apriori1■ドライバーはトラックを不要に止めたくないト

                                                                        大型トラックが追い越し車線をノロノロ走る本当の理由 - ライブドアニュース
                                                                      • ネットの「送料無料」表記に「存在を消されたようだ」と悲しむ人たちがいる

                                                                        <元女性トラックドライバーのフリーライターが、知られざるトラックドライバーの現実を書いた。「底辺職」という見方に憤りを覚えながら> 『トラックドライバーにも言わせて』(橋本愛喜・著、新潮新書)は、2つの意味で興味深く、説得力に満ちた作品である。 ひとつは、我々の生活に欠かせない存在であるにもかかわらず、実態が語られることの少ないトラックドライバーの現実が明らかにされている点。そしてもうひとつは、現在はフリーライターとして活動している著者が、「元女性トラックドライバー」という点である。 筆者は訳あって、大型自動車免許を持っている。そして20代前半から断続的に約10年間、北は甲信越から南は関西方面まで、主に自動車製造で扱う金型を得意先からトラックで引取り、納品していた。平均で1日500キロ。繁忙期では800〜1000キロを走行する、中・長距離ドライバーだった。(中略) 当時は女性のトラックドラ

                                                                          ネットの「送料無料」表記に「存在を消されたようだ」と悲しむ人たちがいる
                                                                        • 「飲食店を辞めて、トラック運転手にでもなろう」という人に伝えたい3つの現実 "にでも"な転職組には務まらない

                                                                          コロナ禍で人手不足に拍車がかかるトラック業界で、他業種からの転職希望者が増えている。元トラックドライバーの橋本愛喜さんは「『底辺職』とされていた仕事に注目が集まっているのは歓迎だが、現場のトラックドライバーたちが手放しでは喜べない事情がある」という——。 「もう勘弁してくれ」盆暮れ並みの物量に疲弊する現場 デマによる買いだめや買い占め、さらには外出自粛要請や休校・休業要請、緊急事態宣言で人々が巣ごもりするようになり、物流の混乱は急激かつ深刻さを増している。 一般社団法人全国スーパーマーケット協会が発表した2020年3月期の販売統計調査(速報値)によると、スーパーマーケットの総売上高は前年同月比の8.8%増。日々スーパーに生活必需品を降ろすトラックドライバーたちからは、 「スーパーの配送トラック運転手は疲弊している。もう勘弁してくれ。毎日毎日盆暮れ並みの物量」「最近の物量の多さと連続する雨の

                                                                            「飲食店を辞めて、トラック運転手にでもなろう」という人に伝えたい3つの現実 "にでも"な転職組には務まらない
                                                                          • 宅配便の「再配達無料」はどう考えてもおかしい

                                                                            感染恐怖の矛先がドライバーに 大島弘明氏(以下、大島):新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、緊急事態宣言が出た後も、物流はエッセンシャルワーカーと位置付けられ、トラックドライバーは通常業務を続けました。どんな気持ちで荷物を運んでいたのでしょうか。 橋本愛喜氏(以下、橋本):ステイホームしたかったというのが本音でしょう。でも、ドライバーは物流を支えているという熱い気持ちを持った人が多くいます。預かった荷物を届けなければならないという使命感で仕事をしていたと思います。 大島:新型コロナの中でも、ほぼ普段どおりの生活を送ることができたことに対し、世の中から物流に感謝する声が聞かれました。一方で、ドライバーへの職業差別も問題となりましたね。 橋本:私のもとにも、あるドライバーからダイレクトメールが届きました。内容は自分の妻が働く工場から、夫である自分が長距離ドライバーで感染している可能性がある

                                                                              宅配便の「再配達無料」はどう考えてもおかしい
                                                                            • トラックに優しくない?川崎臨海部(上)路駐の列、どうして 追う!マイ・カナガワ | カナロコ by 神奈川新聞

                                                                              「川崎市川崎区塩浜3丁目の道路で多くのトラックの路上駐車で車線がふさがれ、日常的に渋滞が発生している」と、近くの会社に勤務する40代の男性から「追う! マイ・カナガワ取材班」に情報が寄せられた。 送られてきた写真から深刻さが伝わってくる。その思いに寄り添って取材を進めると、物流を支えるトラック業界がさまざまな問題を抱えていることが見えてきた。 路上駐車するトラックの列は、約870メートル離れた場所まで続いた=7月30日午前7時45分ごろ、川崎市川崎区塩浜3丁目(画像の一部を修整しています) 現場は臨海部の川崎市川崎区夜光2丁目、塩浜3丁目の間を通る片側2車線の市道だ。近くには羽田空港のほか、東芝やJFEスチールなどの大規模工場が集まる浮島町や千鳥町、水江町、大型物流拠点が集積している東扇島がある。 投稿を寄せた男性によると、夜間から翌朝までトラックがエンジンをかけたまま休憩しているという。

                                                                                トラックに優しくない?川崎臨海部(上)路駐の列、どうして 追う!マイ・カナガワ | カナロコ by 神奈川新聞
                                                                              • フォロワー30万人のトラック運転手による飲酒投稿~「アルコール検査引っかかってない」の危険性<前編>(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                                ※本稿には、飲酒に関する記述・表現が含まれます。 先日、フジテレビが運営する動画配信サービス「FOD」で、あるひとりの女性トラックドライバーをモデルとしたドラマ「トラックガール」が制作・配信されるという発表があった。 「22歳の女性トラック運転手の日常と、 少し変わったTシャツを着てビールを豪快に飲む姿がSNSで話題!! あの“トラックめいめい”が、ついにドラマ化! 主人公は遠藤さくら(乃木坂46)!」(フジテレビ) https://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/20230538.html そのドラマのモデルというのは、昨年からSNSで人気が急上昇している女性現役トラックドライバーの「トラックめいめい」氏(以下、「めいめい氏」)だ。 ポジティブな発言や明るいキャラクターで仕事に向き合うめいめい氏は、フォロワーがTwitterに約30万人、Instagramに8万

                                                                                  フォロワー30万人のトラック運転手による飲酒投稿~「アルコール検査引っかかってない」の危険性<前編>(橋本愛喜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                                • 「道路上の最恐車両」トラックドライバーが自転車を怖がる3つの理由 危険で無防備なのに、ハートが強い

                                                                                  勢いよく走る自転車に、ヒヤリとした経験はないだろうか。元トラックドライバーの橋本愛喜氏は「自転車はドライバーの死角に入り込みやすい。事故が起きれば大きな被害につながるが、交通ルールや危険現象を理解していない人が多い」という――。 「道路上で最恐」自由すぎる自転車 車体が大きい割に繊細な運転を要するトラックに乗ると、それまでなんとも思うことのなかった道路事情が、実はとんでもない障害だったと気付く。突然の割り込み、街路樹の伸びきった枝葉、交差点の歩道ギリギリに立つ歩行者……。中でも何度も肝を縮こませたのが、サイクリスト(自転車乗り)たちの「自由っぷり」だった。 自転車は道路交通法上「軽車両」と位置付けられており、原則「車道」を走らねばならないことになっている。が、「やむを得ない場合は歩道も走っていい」とする曖昧なルールの存在によって、彼らの法感覚は他車両より緩い。 また、歩道を歩く歩行者からは

                                                                                    「道路上の最恐車両」トラックドライバーが自転車を怖がる3つの理由 危険で無防備なのに、ハートが強い