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荒川和久の検索結果1 - 40 件 / 218件

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荒川和久に関するエントリは218件あります。 社会男女結婚 などが関連タグです。 人気エントリには 『麻生副総裁のいう晩婚化など起きていない。起きているのは若者が結婚できない状況である(荒川和久) - 個人 - Yahoo!ニュース』などがあります。
  • 麻生副総裁のいう晩婚化など起きていない。起きているのは若者が結婚できない状況である(荒川和久) - 個人 - Yahoo!ニュース

    晩婚化のせいではない昨日、自民党の麻生副総裁が、「(少子化の)一番大きな理由は出産する時の女性の年齢が高齢化しているからです」などと発言し、少子化の最大の原因は晩婚化との見方を示したというニュースを見かけた。 「少子化は晩婚化のせいである」という言説は、一部の識者も言っているが、これは正しくはない。晩婚化など起きていないのである。 確かに平均初婚年齢の推移をみれば、皆婚時代だった1980年には夫27.8歳、妻25.2歳だったのに対して、2020年には夫31.0歳、妻29.4歳となっており、これだけ見れば、晩婚化していると思うかもしれない。しかし、それだけで晩婚化と断ずるのはあまりに短絡的である。 晩婚化としてしまうと「初婚の年齢が後ろ倒しになったので、いずれ結婚はするだろう」という安易な誤解を招く。 百歩譲って「晩婚化」はあったとしよう。しかし、「晩婚化」は少子化の直接な原因ではなく、むし

      麻生副総裁のいう晩婚化など起きていない。起きているのは若者が結婚できない状況である(荒川和久) - 個人 - Yahoo!ニュース
    • 独身者5000万人。建国以来、史上最大の独身人口となった「ソロの国・ニッポン」(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

      独身、日本史上最高記録だってよ 「日本は独身の多いソロ社会になる」 これは、ある意味、私の代名詞的な定番台詞ではあるのだが、それは決して「オオカミが来るぞ」というデマを流しているものではない。事実、そうなるからだ。 書籍においても、当連載でも、最新の2020年の国勢調査結果に基づく各種データをご紹介しているが、今回は、15歳以上人口の有配偶と独身人口の大正時代からの長期推移をみていただきたい。ちなみに、独身人口とは、未婚だけではなく、離別や死別で独身に戻った人達も含むものである。 それによれば、2020年不詳補完値による独身人口は約4930万人となった。ほぼ5000万人である。これは、日本史上はじまって以来、独身がもっとも増えた最高記録を打ち立てたことになる。 独身比率は44%を超えた。 有配偶人口が2000年をピークに減少しているのとは対照的に、独身人口は1980年代から急速に増加してい

        独身者5000万人。建国以来、史上最大の独身人口となった「ソロの国・ニッポン」(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
      • 日本の人口は6000万人へ。まもなくやってくる「多死時代」の幕開け(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

        人口減少の危機感を煽ったところで…日本の人口減少に対して「恐ろしい未来」だの「未曾有の危機」だのと仰々しい枕詞をつけて、ことさら危機感を煽るような論説が目立つが、今必要なのは、恐れることではなく、正確なファクトを知ることである。 日本の人口減少は不可避であるという現実を。 2020 年国勢調査では、日本の人口は1億2614 万人で、5年前から約95万人減少した。しかし、そんなことは既に毎年発表されている総務省統計局の「人口推計」を見れば予想つく話である。 すでに、日本の人口は2008年をピークに減少基調にあることは、こちらの記事の長期推移データでも紹介している。 →2020年出生・死亡・婚姻・離婚の確定値。新型コロナとは関係ない大きな人口動態の流れを見る 人口減少を解決するためにも出生率をあげなければならないということを言う人もいるが、出生率があがらないこともわかりきった現実である(→日本

          日本の人口は6000万人へ。まもなくやってくる「多死時代」の幕開け(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
        • 結婚しなくちゃ幸せになれない、なんてない。|荒川 和久

          「結婚しないと幸せになれない」「結婚してようやく一人前」という既成概念は、現代でも多くの人に根強く残っている。その裏で、50歳時未婚率(※1)は増加の一途をたどり、結婚をしない人やみずから選んで“非婚”でいる人は、もはや珍しくないのだ。日本の結婚の現状や「結婚と幸せ」の関係を踏まえ、人生を豊かにするために大切なことを、独身研究家の荒川和久さんに伺った。 「結婚すれば幸せになれる」という考え方は幻想だと、荒川さんは言う。“自分自身の幸せ”は、状態や他者の意見の中にあるわけではない。結婚しなければ、必ずしも不幸になるものでもない。 50歳時未婚率が増え続け、独身者や単身者向けの市場も活況な今、結婚をしないことのデメリットはほとんどない。2040年には独身者が5割近くになるという推計(※2)もあり、「選択的非婚者(みずからの意思で結婚しないことを選んだ人)」も、じわじわとその数を増している。 と

            結婚しなくちゃ幸せになれない、なんてない。|荒川 和久
          • 「若者の給料」と同様に、30年間伸びていない「若者男子の低身長」問題(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

            「3高」がモテる条件だった時代かつて、モテる男の要素として「3高」といわれていた時代があった。1980年代のバブル期である。[3高]とは、「高身長・高学歴・高収入の男」という意味だ。当時、その条件を巡って恋愛模様を繰り広げた男女はいまや55~64歳のアラカン(還暦周り)世代であろう。 テレビではトレンディドラマが流行り、ディスコブームが盛り上がり、まさにクリスマスデート文化が生み出された頃でもある。 クリスマスに男女がデートする文化の起源はこちら →「クリスマスはカップルで過ごすもの」という文化の起源とその隆盛、そして「クリぼっち」の復権 今から思えば、恋愛相手の男性の条件に高身長が求められた昔は、ずいぶんと牧歌的だった気がする。今ならさしずめ「身長なんかで飯が食えるか」と言われそうであるが、今回はそうしたモテる男の条件の話ではなく、日本人男性の身長についてお話したい。 男子の身長の伸びが

              「若者の給料」と同様に、30年間伸びていない「若者男子の低身長」問題(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
            • 「3組に1組どころじゃない」離婚大国・日本が、世界一離婚しない国に変わった理由(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

              離婚にまつわる複数の指標「3組に1組は離婚する」といわれる。 これは、離婚数を婚姻数で割った「特殊離婚率」という指標が、1998年以来20年以上一度も30%を下回っていないことからである。しかし、この「3組に1組は離婚する」を真っ向から否定する論者もいる。年間ごとの離婚数は決して、その年に婚姻した夫婦だけに限らないのだから、正しくないというわけだ。 離婚率の指標には、もうひとつ「人口千対離婚率(普通離婚率)」と呼ばれるものがある。これは、人口千人当たりに対する離婚数(パーセントではなくパーミルという単位)であり、国際的な比較の際にはこちらが使用される。 しかし、この人口千対離婚率は、そもそも分母が人口なので高齢者も含む。熟年離婚が増えているとはいえ、離婚は54歳までで90%を占めている。離婚をほとんどしない高齢夫婦を分母に入れたままの指標が正しく事実を反映しているとはいえない。また、別途、

                「3組に1組どころじゃない」離婚大国・日本が、世界一離婚しない国に変わった理由(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
              • 東京の一人暮らし未婚男女の間に立ちふさがる「見えない万里の長城」という壁(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                単身世帯4割の時代へ「2040年には全世帯の39.3%、約4割が単身世帯(一人暮らし)になる」 この数字は、国立社会保障・人口問題研究所が5年ごとに発表している「日本の世帯数の将来推計」によるものだが、この推計がますます現実味を帯びてきた。というのも、今年6月に発表された2020年国勢調査速報でも人口は約87万人も減っているのに、世帯数は約227万世帯も増えているという結果が出ている。これは単身世帯の増加を意味する。 家族が消滅する。ソロ社会が不可避な未来に必要な視点の多重化という記事にも書いたように、それは同時に、いわゆる「家族世帯」の減少とイコールであり、2040年には、かつて標準世帯と呼ばれた「夫婦と子」世帯は2割まで激減する。 単身世帯増、都会と地方での違い単身世帯というと若い独身の一人暮らしを想像しがちだが、その中には有配偶の単身赴任者もいれば、離別・死別した結婚歴ありの一人暮ら

                  東京の一人暮らし未婚男女の間に立ちふさがる「見えない万里の長城」という壁(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                • 「デート経験なし4割」で大騒ぎするが、40年前も20年前も若者男子のデート率は変わらない(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                  デート経験なし4割は衝撃なのか?内閣府が6月14日に公表した「令和4年版男女共同参画白書」が、テレビでもネットでも大きな話題となった。とりわけ「20代男性の約4割はデートの経験がない」という調査結果に関しては、ツイッターでも「デート経験なし」がトレンド入りするほどだった。 案の定、テレビではだいたいどの局も、「信じられない。頑張ればいいのに」「男が頼りないなと思ってしまう。度胸がないのか?」などという40代、50代の中高年男性の街角インタビューの映像などを流し、コメンテーターからは「恋愛以外の選択肢が増えた」「コミュニケーションの取り方がわからない男子が増えた」などの意見が出る。野田聖子・男女共同参画担当大臣も「ネットなど、自分だけでも過ごせる多様なツールが増えてきたこともある」などと語っている。 まるで、これが令和の若者の意志や選択、行動のせいで起きてしまった現象であるかのように。 しか

                    「デート経験なし4割」で大騒ぎするが、40年前も20年前も若者男子のデート率は変わらない(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                  • 「非正規だから結婚できない」と言われる一方で、「正社員でも年収500万以上でも生涯未婚の男」問題(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                    非正規雇用男性の未婚率は高い未婚化や婚姻減については「金がないから結婚できない」問題がいつも取り上げられる。特に、いつも持ち出されるのが正規雇用に比べて非正規雇用は不安定で低収入がゆえに結婚に踏み切れないという声も聞かれる。 実際に、正規雇用と非正規雇用とで年収別に男性の生涯未婚率の推移を表したのが以下のグラフである。 正規と非正規とでは全体的にどの年収帯でも非正規の方が生涯未婚率は高い。2020年国勢調査に基づく全国平均は28.3%《不詳補完値》であるが、それとの比較でみると、正規雇用男性は年収300万円以上の場合、全国平均と同等になる。当連載でも以前とりあげた「300万円の壁」のように(参照→20代後半で年収300万円にも満たない若者が半分もいる経済環境では結婚できない)、年収ベースで300万円を超えないと、若者はなかなか結婚には踏み切れないのではないかと書いたが、その通り「300万円

                      「非正規だから結婚できない」と言われる一方で、「正社員でも年収500万以上でも生涯未婚の男」問題(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                    • なぜ婚活パーティーに行っても、会場には「未婚のおじさん」しかいないのか?(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                      前回の記事(「若者が結婚離れしているのではない」そもそも結婚に前向きな若者は昔も今も5割程度)の続きである。 出生動向基本調査に基づく20-39歳の結婚に前向き意欲は、少なくとも1992年から男女ともほとんど変化はない。具体的には、男1992年43%、2021年44%、女1992年50%、2021年49%である。 しかし、20-39歳トータルでは約30年間変化はないのだが、詳細に年齢5歳階級別に見ていくと、違う側面が見えてくる。 1992年と2021年の「結婚前向き率」を年齢別の男女比率差分で比較したものが以下のグラフである。上に伸びているのが男が多い、下に伸びているのが女が多いということである。 まず、明らかな違いが一目瞭然なのは、1992年は30歳以上で結婚前向き率は男余りであったのに対し、2021年は45歳以上を除いてすべて女の方が多い女余りになっているということである。 念のため、

                        なぜ婚活パーティーに行っても、会場には「未婚のおじさん」しかいないのか?(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                      • 「日本の人口は半減する」が、そもそも1億2千万の人口そのものが異常だった(荒川和久) - 個人 - Yahoo!ニュース

                        2023年の将来推計人口が発表4/26に、国立社会保障・人口問題研究所(以下、社人研という)から令和5年度版の「日本の将来推計人口」結果が発表された。今回発表されたのは、全国人口に関わるものだけであり、都道府県別や世帯別、配偶関係別などの詳細結果はまた後日となる。 早速、ニュースなどでこの結果が取り上げられ、「50年後の2070年には日本の人口が8700万人に減少」とか「高齢化率が4割近くになる」などという部分が報道されている。しかし、そんなことは、前回の2017年推計結果の時点でも大体その通りであり、今更新しいニュースというほどではない。 この連載でも何度か「2100年には日本の人口は6000万人になる」とお伝えしているが、それは2017年推計結果(出生死亡ともに中位推計)に基づくものである。その時点では2100年の総人口は約5970万人になるとされていた。 今回の推計では同じ2100年

                          「日本の人口は半減する」が、そもそも1億2千万の人口そのものが異常だった(荒川和久) - 個人 - Yahoo!ニュース
                        • 勉強もスポーツも恋愛も結婚も「お金がなければできない」時代|荒川和久/独身研究家・コラムニスト

                          髪型の件が取りざたされたりしているが、慶應の子たちの自由な髪型はそれはそれで結構なことだと思うが、だからといって昔ながらの「丸刈り」の球児たちを「昭和」だとか「時代遅れ」呼ばわりするのは違うだろうと思う。誰かを否定しないと気が済まない界隈というのが相変わらずいるもんだ。どっちも頑張れでいいじゃねえかと思うよ。 決勝に進んだ両校には頑張ってもらいたいものだが、甲子園出場校49校のうち公立はわずか9校だそうだ。公立はたった18%しかいない。 昭和の話をして恐縮だが、かつて野球といえば、金田正一にしろ稲尾和久にしろ川上哲治にしろ野村克也にしろ江夏豊にしろ幼少期の実家はド貧乏から、野球の腕だけでのしあがったという話が多かったが(それこそ長嶋茂雄も王貞治も決して裕福な家の子ではない)、時代が違うといえばそれまでだが、むしろ裕福な家の子じゃなければ、学業だけではなくスポーツすら開眼できない時代になった

                            勉強もスポーツも恋愛も結婚も「お金がなければできない」時代|荒川和久/独身研究家・コラムニスト
                          • 40代の未婚男性が20代未婚女性と結婚できる確率は何%か?(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                            芸能人の「年の差婚」は話題になるが…お笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介さんが、一般女性との結婚を発表したそうである。 42歳の井上さんに対してお相手はニュースなどによれば20代前半の女性とのことだが、こうしたニュースが出るたびに「年の差婚」が話題になり、40歳過ぎた未婚男性の中には「俺もワンチャンあるかも」と期待に胸を膨らませた人もいるかもしれない。 実際40代の未婚男性は20代の女性とどれくらい結婚できているのだろうか。 2020年の人口動態調査によれば、全国で40-44歳の未婚男性が29歳以下の未婚女性と初婚した数はたったの2219組である。24歳以下に至ってはわずか454組しかいない。 しかも、この数は2000年以降の推移を見ても下がり続けている。 各才別に24歳以下の女性と初婚した未婚男性の数を示したのが以下のグラフだが、むしろ2020年より2010年の方が、2010年より

                              40代の未婚男性が20代未婚女性と結婚できる確率は何%か?(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                            • 新成人の数が減ったという話より、もっと深刻な「若者に見放される生まれ故郷問題」(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                              新成人の人口は20年前にわかってたこと総務省が発表した2022年1月1日現在の人口推計によれば、今年新成人を迎える人口は前年から4万人減って120万人となり、過去最少を更新したとのこと。報道発表には「新成人は男性が61万人、女性が59万人。総人口に占める割合は0.96%で、2年ぶりに減少した。95年以降、減少傾向が続いており、1%を下回るのは12年連続となった」とあるのだが、それは特に目新しい話ではなく、20年前にわかっていた話である。 なぜなら、20歳になる人口というのは20年前に出生した人口とほぼイコールであり、死亡や海外移住でもない限り、そのまま推移する。ちなみに、2020年人口動態調査の年齢別死亡者数によれば、年齢不詳を除く0歳~19歳までの死亡者数は年間で3973人。年間死亡の約0.29%である。現代は、生まれてきた子どもはほぼ死なずに成人するといってもいい。 若年人口の死亡が近

                                新成人の数が減ったという話より、もっと深刻な「若者に見放される生まれ故郷問題」(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                              • 結婚は、もはや贅沢な消費である~独身男女が直面する「結婚の沙汰も金次第」の現実(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                結婚は消費行動である未婚男女の間には「結婚はコスパが悪い」という説がある。 それに対して、既婚者は「結婚はコスパで考えるものではない。結婚をコスパなんかで考えているから、いつまでも独身なんだよ」と説教したい衝動に駆られるかもしれない。 しかし、一方で、恋愛の末に結婚した既婚者自身でも「愛さえあればなんでも乗り越えられる」とは言えないのではないだろうか。 結婚後の二人、あるいは、子が産まれて家族となった後の生活というのは、恋愛関係とは違い、否が応にも現実が突きつけられる。現実とはお金である。 「結婚とは、ひとつの消費行動である」とは、ドイツの哲学者マルクス・ガブリエルの言葉だが、ある意味、結婚とはひとつの共同体運営であり、経済活動でもある。消費の一形態というとらえ方はむしろ的を射ていると言える。 結婚のメリットの男女差出生動向基本調査において、18-34歳の独身者を対象として「結婚の利点」「

                                  結婚は、もはや贅沢な消費である~独身男女が直面する「結婚の沙汰も金次第」の現実(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                • 日本はすでに「中年独身大国」であり、100年前の大正時代より母親の数が減った(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                  独身人口5000万人メディアは出生数や出生率の話ばかりで「少子化が…」「人口減少が…」と危機感を煽っているが、そんなことは「何十年も前から分かりきっていた当然の話」に過ぎず、今更騒いだところでどうにかなるものではない。 それよりもすでに、独身者がマジョリティになりつつある事実や、やがて「人口の半分が独身者になる」という決して外れない未来予測については、メディアはあまり報道しない。 この連載上では何度も同じ話をしていて昔からの読者には「耳にタコ」の話で恐縮だが、2020年国勢調査での日本の15歳以上における独身人口は約4930万人となり、ほぼ5000万人である。これは、日本史上はじまって以来、独身がもっとも増えた最高記録を打ち立てたことになる。そちらついては、過去記事でも詳しく書いている。 →独身者5000万人。建国以来、史上最大の独身人口となった「ソロの国・ニッポン」 未婚化が始まったのは

                                    日本はすでに「中年独身大国」であり、100年前の大正時代より母親の数が減った(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                  • 皆の安心のために生贄とされた「子ども部屋おじさん」という不実|荒川和久/独身研究家・コラムニスト

                                    人間は、それがファクトに基づいているかどうかは関係なく、自分の信じたいものをファクトと認識します。 今回テーマとした「親元未婚が増えている」というニュースもそうで、これはそもそも大嘘です。増えてなどいません。 事実として親元未婚が増えているかどうかは問題ではないのです。 おじさんを叩きたいし、いい歳して親元に住み続ける未婚男性を馬鹿にしたいだけなのです。そういう人たちにファクトを提示しても、「見なかったことに」されてしまいます。 個人的な不快感や怒りの感情に支配されると事実すら透明化されてしまう危険性について書いています。 ぜひご一読ください。 以下は、ぜひ東洋経済の記事をご一読になった後にお読みください。 ------- 今回、この記事を書く動機となったのは、 10/7に日経ビジネスオンラインに掲載された "90万人割れ、出生率減少を加速させる「子ども部屋おじさん」"という記事です。 基

                                      皆の安心のために生贄とされた「子ども部屋おじさん」という不実|荒川和久/独身研究家・コラムニスト
                                    • 「結婚したいと気持ちが高ぶった時に相手がいない」現代の結婚のマッチング不全(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                      Xの字の法則前回の記事で、女性だけではなく、男性にも結婚の限界年齢があるという話をした。 →100年前も若者の未婚「男余り」人口は現代と同じくらい多かったのに皆婚だったワケ 特に、結婚したいという願望のある男性はなるべく早めに相手を見つけた方がいいのだが、それは決して「男余り」だからというわけではない。むしろ、若い時の結婚願望のある者だけに限定すれば、「女余り」になっている。 20代の婚活女子であれば、婚活の現場に「同じ年代の若い男がいない」と感じた人は多いと思うが、それは錯覚ではなく、実際に少ないのだ。なぜなら、年代別で結婚願望がある割合は、男女と乖離があるからである。 結婚願望は、男女年代別で「Xの字」傾向になる。 20代の頃は女性の結婚前向き度が高い割に、男性は低い。その差は15ポイントもある。これは20代で結婚したい女性が約34%も多いということになる。30代でもその差は7ポイント

                                        「結婚したいと気持ちが高ぶった時に相手がいない」現代の結婚のマッチング不全(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                      • 「高校卒業までの恋愛経験率」の差は、未婚と既婚とを分けるのか?(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                        「若者の恋愛離れ」は不正確未婚化や非婚化の原因をすぐ「若者の草食化」や「若者の恋愛離れ」のせいにしたがる界隈というものがある。内閣府の「令和4年版男女共同参画白書」が発表された際に「20代男性の約4割はデート経験なし」という調査結果を出して、メディアに大きく取り上げられたことは記憶に新しい。 しかし、そんなことは今の若者に限ったことではなく、40年前の若者とてたいした違いはないという記事を当連載で私が出した途端、メディアは掌返しで「デート未経験4割は昔から」となったこととがある。 →「デート経験なし4割」で大騒ぎするが、40年前も20年前も若者男子のデート率は変わらない 昨今の婚姻減については、若者の価値観の変化などといういい加減な原因にするのではなく、若者を取り巻く経済や雇用の環境の問題に目を向けなければならないだろう。人間の価値観を決める大きな要因は、彼らの置かれた環境によって影響され

                                          「高校卒業までの恋愛経験率」の差は、未婚と既婚とを分けるのか?(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                        • 首都圏人口一極集中は解消されない。考えるべきは「地方の終活」。|荒川和久/独身研究家・コラムニスト

                                          自民党の有志議員は首都機能などの分散をめざす議員連盟を立ち上げた。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、大災害や感染症に備えて国会や中央省庁、企業、研究機関などが一度に機能不全に陥る事態を防ぐ。 首都機能の分散化とは、具体的には、省庁移転の検討らしいです。 どうでしょう?効果はないと思いますよ。 仮に、省庁が移転して、国家公務員が東京からいなくなったところで、この一極集中が改善されるとはとても思えません。国家公務員なんて所詮日本に58万人しかいません。東京だけでも約790万人の就業者がいます。たかが58万人ごときが移動したところで、1割にも満たない。一都三県を合計すれば、2000万人の就業者がいます。全国のほぼ3分の1の就業者がこの首都圏に集中しているのですから、省庁の移動でなんとかなるという話ではありません。 そもそもなぜ東京や首都圏に人口が集中するかというと、それは仕事があるところに人

                                            首都圏人口一極集中は解消されない。考えるべきは「地方の終活」。|荒川和久/独身研究家・コラムニスト
                                          • 荒川和久@「結婚滅亡」著者 on Twitter: "これはなかなか痺れる現実。平成の男女経済環境を如実に表している。特に30~40代の男女の正反対性が凄い。1986年の男女雇用機会均等法施行、男の生涯未婚率爆増は1990年以降、いろいろ辻褄が合う。未婚化・非婚化は草食化とか恋愛離れ… https://t.co/URJyLlbNbq"

                                            これはなかなか痺れる現実。平成の男女経済環境を如実に表している。特に30~40代の男女の正反対性が凄い。1986年の男女雇用機会均等法施行、男の生涯未婚率爆増は1990年以降、いろいろ辻褄が合う。未婚化・非婚化は草食化とか恋愛離れ… https://t.co/URJyLlbNbq

                                              荒川和久@「結婚滅亡」著者 on Twitter: "これはなかなか痺れる現実。平成の男女経済環境を如実に表している。特に30~40代の男女の正反対性が凄い。1986年の男女雇用機会均等法施行、男の生涯未婚率爆増は1990年以降、いろいろ辻褄が合う。未婚化・非婚化は草食化とか恋愛離れ… https://t.co/URJyLlbNbq"
                                            • 非モテ男に足りないのは「金」でも「容姿」でもない。|荒川和久/独身研究家・コラムニスト

                                              32歳の素人童貞という男性が、マッチングアプリで彼女及び結婚相手を見つけるべき奮闘したブログがあります。素人童貞ということは、今まで風俗系のプロの方としか性体験がないということ。そんな彼のスペックは以下の通りですが、それほどレベルが低いとも思いません。そもそも「顔立ちを褒められた」男なんてほとんどいないんですから(「恋愛強者3割の法則」により)。 32歳男性 171cm 61kg 中肉中背 国公立院卒 平均以下の年収 顔立ちを褒められたことはない まずは、こちらの記事をお読みください。 素人童貞の32歳が彼女を作ろうとマッチングアプリを使ってみた結果 スペック

                                                非モテ男に足りないのは「金」でも「容姿」でもない。|荒川和久/独身研究家・コラムニスト
                                              • 少子化は、お母さんが産む子どもの数が減ったからではない【少母化問題】|荒川和久/独身研究家・コラムニスト

                                                少子化に危機感を抱く人は相変わらず多いと思いますが、残念ながら、少子化は絶対に解消されないという話をします。 株式会社エアトリが、20代~70代の男女934名を対象に行った調査では、日本政府が現在実施・導入を検討している施策について、「少子化対策に効果がある」と思うものはどれですか?という質問をしています。 ざっくり言うと、「待機児童の解消」や「フレックスの弾力化、テレワークの推進」「幼児保育の無償化」など、特に子育て夫婦に対する支援を求める声が圧倒的に多いようです。それもどちらかと言えば、働くお母さんの支援的なものが多い。 もちろん、それはそれとしてやるべきことなんですが、それは本当の意味の少子化対策ではなく、子育て対策なんですよね。子育てをしている親に対してもっと支援を強化すれば、子どもをもっと生むようにになる、と言いたいのでしょうか? 残念ながら、子育て支援をこれ以上やっても、少子化

                                                  少子化は、お母さんが産む子どもの数が減ったからではない【少母化問題】|荒川和久/独身研究家・コラムニスト
                                                • 日本人がセックスよりも気持ちいいと感じること|荒川和久/「結婚滅亡」著者

                                                  TENGAが調査した「2019年マスターベーション世界調査」 (各国とも調査対象者は18~54歳までの男女)というものがありまして、その中に「もっとも快いと感じるのはどれか?(Please rank how pleasurable each of the following activities?)」という質問の国際比較調査結果がとても興味深いのでご紹介します。 選択肢についてランキングしてもらったもので1が「もっともそう思う」というものになります。 米国・英国をはじめとする欧米諸国も中国・韓国も1位は「セックス」であるのに対して、日本だけなぜか「美味しいものを食べる」が1位です。 日本人にとって最大の快楽は「食」なんですね。 ちなみに、1/7にツイートしたこちらが、1/9現在「9300いいね」以上を獲得し、バズりました。 これは! TENGAが実施した「2019年マスターベーション世界調

                                                    日本人がセックスよりも気持ちいいと感じること|荒川和久/「結婚滅亡」著者
                                                  • 出生数が増えない問題は「少子化」ではなく「少母化」問題であり、解決不可能なワケ(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                    問題は「少子化」ではない 少子化はまるで日本のお母さんたちが出産をしていないかのように言う人がいるが、それは間違いである。 確かに、2020年の日本の合計特殊出生率は1.33で、人口置換水準(長期的に人口が増加も減少もしない出生水準)といわれる2.07には遠く及ばない。社人研による将来推計でも、楽観的な中位推計でさえ今後2100年まで1.45を超えないし、低位推計であれば1.2止まりである。私個人の予測でいえば、せいぜい1.3あたりをうろうろすることに終始すると思われる。 とはいえ、合計特殊出生率が1.33だからといって、決して世のお母さん方が、1.33人しか子どもを産んでいないわけではない。 合計特殊出生率とは、15~49歳までの全女性のそれぞれの出生率を足し合わせて算出したもので、1人の女性が一生に産む子どもの数の平均とみなされる統計上の数値である。しかし、多くの人が勘違いしているが、

                                                      出生数が増えない問題は「少子化」ではなく「少母化」問題であり、解決不可能なワケ(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                    • 女性の就業率があがると出生率があがるなんて嘘はもういい加減やめてほしい|荒川和久/独身研究家・コラムニスト

                                                      女性活躍と少子化対策は表裏一体だ。ともに実現させるためにはもっと横断的で一貫した施策が要る。より構造的な問題にまで踏み込んでこそ解決の道筋が見える。なんか、それこそまるで政治家の答弁みたいで、何か言っているようで実は何も言っていないのではないか? ここで言う女性活躍的なものと少子化対策とは果たして本当に両立できることなのだろうか? よく言われるのが、女性の就業率の向上と出生率とは正の相関があり、よって女性がより多く就業した方が子どもの数を増えるという論法だ。 これ、まさに「数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う」というものそのものだと思う。ここでの高い就業率の地方というのは、未だに農業が多く、農業はそれこそ夫婦共に稼ぐものだからだ。しかも、ここで示されている就業率は、子どもが産める年齢を考慮しない全年齢層だろう。当然、東北地方は高齢農家が多いので、それはこういうグラフになるだろうと思う。

                                                        女性の就業率があがると出生率があがるなんて嘘はもういい加減やめてほしい|荒川和久/独身研究家・コラムニスト
                                                      • 「子どもは二人まで」国やメディアが「少子化を推進していた」という歴史的事実(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                        「国難」と報道される少子化問題だが?「あったのに知られていない事実」というものがある。正確には「知らされていない事実」というべきか。 テレビや新聞などのメディアは、こぞって「少子化」や「人口減少」に対する危機を訴えている。たとえば、以下は、今年の1月12日付の産経新聞のコラムからの引用である。 「政府与党は、突破すべき国難に日本の少子化を掲げたことを今一度思い出してもらいたい。(中略)少子化による人口減少という現実に正面から向き合い、官民を挙げて対策を講じていかねばならないはずだ」 特に、報道では、少子化や人口減少に対して、「未曾有の危機」や「国難」などという言葉とともに、まるで打開可能な課題であるかのように語られることが多い。「がんばればなんとかなる」「努力すれば克服できる」というものではないにもかかわらず、である。 「日本の少子化が不可避である」理由については、今までも当連載で何度か書

                                                          「子どもは二人まで」国やメディアが「少子化を推進していた」という歴史的事実(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                        • 高校時代モテモテだった恋愛強者女性が「モテるのに未婚」のまま30代後半を迎えてしまうワケ(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                          恋愛経験率による未既婚差・女性篇前回の記事(「高校卒業までの恋愛経験率」の差は、未婚と既婚とを分けるのか?)の続きである。 前回は男性篇だったが、軽くおさらいをすると、「かつては、高校まで恋愛経験豊富かどうかはその後の結婚可否に影響はなかったが、近年は、恋愛強者じゃないとなかなか結婚もできなくなっている。しかし、強者男性であっても経済的理由で恋愛はできても結婚できていない場合も増えた。そのため、恋愛強者男性が独身無双状態となり、恋愛弱者男性がますます割を食って、男性全体が結婚できなくなっている」ということである。 さて、今回は女性篇である。 男性篇と同様に、高校卒業までの間に、恋愛経験(告白・デート・キス・セックス)をどれくらい実現させたかの結果を20-50代の未既婚別に集計した。男性とのデータの違いはこちらで確認していただきたい。→男性篇データ (C)ソロ経済・文化研究所 荒川和久 まず

                                                            高校時代モテモテだった恋愛強者女性が「モテるのに未婚」のまま30代後半を迎えてしまうワケ(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                          • 未婚男性が短命なのは食生活だけじゃない、もはや健康ですら「贅沢な消費」と化した(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                            短命な未婚男性の死因大きな反響をいただいた前回の記事(「いのち短かし、恋せぬおとこ」未婚男性の死亡年齢中央値だけが異常に低い件)の続き。 未婚女性も既婚男女も長生きなのに、なぜ未婚男性だけ短命なのか?という点について深掘りしたい。 未婚男性が短命であるという要因をまずその死因から見てみる。2020年における男性の死因を有配偶と未婚別に比較してみよう。 データは45-64歳までのいわゆる現役世代の働き盛りの男性の死因を配偶関係別の構成比と当該年齢全体の構成比と比べたものである。 プラス表示(右側に伸びている)になっているものは、全体の構成比より高いもの、すなわちその属性の死因が多いことを意味する。あくまで死因構成比の比較なので死亡率ではない。 一目瞭然で、明らかに有配偶男性と未婚男性とではその死因構成が大きく異なる。有配偶男性が上回るのは悪性新生物(癌)のみで、他はほとんど未婚が上回る。 未

                                                              未婚男性が短命なのは食生活だけじゃない、もはや健康ですら「贅沢な消費」と化した(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                            • 「フィンランドの出生率1.26へ激減」子育て支援では子どもは生まれなくなった大きな潮目の変化(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                              聞かなかったことにされる事実子育て支援では出生数の増加にはつながらない。 この話は、もちろん私の感想ではなく、当連載でも何度もお話している通り、統計上の事実であるわけだが、この話は特に政治家にとっては「聞いてはいけない話」なのか、まったく取り上げようとしない。これも何度も言っているが、子育て支援を否定したいのではない。子育て支援は、少子化だろうとなかろうとやるべきことだが、これを充実化させても新たな出生増にはならないのである。 日本における事実は、2007年少子化担当大臣創設以降、家族関係政府支出のGDP比は右肩上がりに増えているが、予算を増やしているにもかかわらず出生数は逆に激減し続けていることはご存じの通りである。2007年と2019年を対比すれば、この政府支出GDP比は1.5倍に増えたのに、出生数は21%減である。 「岸田政権の異次元の少子化対策において児童手当などの予算が年1.2兆

                                                                「フィンランドの出生率1.26へ激減」子育て支援では子どもは生まれなくなった大きな潮目の変化(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                              • 10代の若者の身長低下がとまらない?|荒川和久/独身研究家・コラムニスト

                                                                ----- 日本人の平均身長は、明治時代からの栄養・衛生状態の改善により、ここ100年間で約15cm伸びています。しかし、その身長の伸びが近年止まってしまったどころか、逆に低身長化の傾向にあるという事実をご存じでしょうか? 厚労省「国民健康・栄養調査」のデータを基に、2005年以降の年代別平均身長の推移がこちらです。 20-40代の男性の平均身長は、ほぼ170㎝を超えています。50代でも2017年にはじめて170㎝を突破しました。ですが、18-19歳男子の身長が直近2年連続低下し、170㎝に達しないという低身長化が見られます。微差ではありますが、50代のおっさんに10代の若者の身長が逆転されたということです。 ちなみに、かつてバブル時代、モテる男の要素は三高「高身長・高学歴・高収入」などと言われたりもしたもんですが、今の50代とは、バブル時代に20代だった人達です。現代では四低「低姿勢(威

                                                                  10代の若者の身長低下がとまらない?|荒川和久/独身研究家・コラムニスト
                                                                • 地方から若者が集まり結婚もできずに生涯を終える。現代の東京と江戸との酷似点(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                  日本の皆婚はせいぜい100年の歴史でしかない現代の日本の婚姻数の減少や高い未婚率がしばしば話題になるが、だからといって昔の日本人が皆婚だったわけではない。 よく引用される国勢調査の生涯未婚率の推移では、確かに1980年代まで男女とも50歳時の未婚率は5%以下であり、95%が結婚していた皆婚社会だという解釈は間違っていない。 →生涯未婚率のグラフはこちら参照 しかし、国勢調査は大正時代の1920年から始まったものだ。明治時代や江戸時代も同様だったかというと、実はそうではない。皆婚と呼ばれる状態は、実は明治民法施行後(1898年)に始まったとされ、そこから1990年くらいまでのせいぜい100年の歴史でしかないのだ。 →皆婚社会の終末については、「日本の結婚は30年前にはすでに詰んでいた。失われた社会的システム」参照 江戸時代の農村の未婚率私は、歴史人口学者の鬼頭宏先生と対談させていただいたこと

                                                                    地方から若者が集まり結婚もできずに生涯を終える。現代の東京と江戸との酷似点(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                  • 高齢者になるとお金を使わなくなる問題|荒川和久/独身研究家・コラムニスト

                                                                    高齢化になればそれだけ人口に占める高齢者の割合は増えるわけだが、こと経済を回すという意味での消費の観点からいえば好ましくない。なぜなら高齢者は消費しないからだ。 一時、高齢化に伴ってシルバーマーケティングなどが喧伝されたことがあったが、今やすっかりそんな言説は言われない。実際に、シルバー層を対象としてマーケティングしたところで儲からなかったからだ。 高齢者は消費をしなくなるのである。めちゃくちゃ貯金があるにも関わらず、だ。 とはいえ、貯金があるといっても、何歳まで生きるかわからない状況の中で、怖くて使えないという気持ちはわかるのだが、高齢化不可避の中でこれは実は由々しき問題なのである。 もちろん、高齢者となって会社を退職し、給料がなくなったら定期収入がないわけだから、現役と同じような消費はできないという物理的な問題もあるだろう。実際、年金だけになったとすれば、厚生年金がある人であっても月1

                                                                      高齢者になるとお金を使わなくなる問題|荒川和久/独身研究家・コラムニスト
                                                                    • 日本人がセックスより気持ちいいと感じる「美味しいものを食べる」ことへの欲望(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                      ユニークな世界比較調査から株式会社TENGAが日本を含む世界9カ国と地域を対象に調査した「2019年マスターベーション世界調査-TENGA Global Self-Pleasure Report 2019」というものがある。調査対象者は、各国・地域ともに18~54歳までの男女。その中に「もっとも快いと感じるのはどれか?(Please rank how pleasurable each of the following activities?)」という質問があるのだが、その回答の国際比較結果がとても興味深いのでご紹介する。 回答方法は、用意された14個の選択肢に対してランキングを付けてもらうという形式で、1がランキング1位ということになる。結果は以下のとおりである。 出典:”月刊TENGA第20号「2019年世界マスターベーション調査」より許諾を受けて掲載。画像制作:Yahoo!ニュース 出

                                                                        日本人がセックスより気持ちいいと感じる「美味しいものを食べる」ことへの欲望(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                      • 日本の結婚は30年前にはすでに詰んでいた。失われた社会的システム(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                        未婚化・非婚化の要因は「お金」だけではない「未婚化・非婚化の要因はなにか?」という話で、取り上げられるのが多いのは経済問題である。特に、若者の年収の停滞や非正規雇用などによる将来への不安など、いわゆる「金がないから結婚できない問題」としてフォーカスされることが多い。それは決して間違いではないが、未婚化・非婚化要因のすべてではない。 また、一部には「若者の草食化」を要因としてあげる人もいるが、それに至っては、昔も今も恋愛力のある割合に変化はなく、若者の価値観の変化が婚姻の減少を招いたという理屈はピントがずれている。 「若者の恋愛離れ」と言いたい一部の大人の偏見に満ちた戯言あるいは恣意的な虚構に過ぎない。こちらの記事にも書いたが、「恋愛強者3割の法則」通り、いつの時代も恋愛する者はするし、しない者・できない者の割合は不思議と一定である。 加えて、前々回の記事結婚は女のビジネス。男にまかせていた

                                                                          日本の結婚は30年前にはすでに詰んでいた。失われた社会的システム(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                        • もしかして我々は日本史上一番愚かな政治と付き合わされてるのではないか?|荒川和久/独身研究家・コラムニスト

                                                                          このところの日本の政府も都知事も、ふざけているのか、突っ込み待ちの漫才のボケみたいなことばっかりやっている。 そもそもの間違いはここから。

                                                                            もしかして我々は日本史上一番愚かな政治と付き合わされてるのではないか?|荒川和久/独身研究家・コラムニスト
                                                                          • 「デート経験なし4割」という環境を作ったのは一体誰なんでしょ?|荒川和久/独身研究家・コラムニスト

                                                                            テレビの民放のニュースでは相変わらず切り取りとして「独身男の4割がデート経験なし」みたいなどうでもいいけど話題になりやすいことが取り上げられていた。案の定、ツイッターでも「デート経験」がトレンドワードになるなどしている。 https://news.yahoo.co.jp/articles/b277ef7364c202c7b40456a7b58abdcd84ab3ab9 専門家は「デート経験のない」男性が4割いることについて。東京通信大学人間福祉学部・増田雅暢教授:「20代の男性は賃金が低いし、非正規で働く人も増えているからデートのお金を負担できない。余裕がない」 東京通信大学人間福祉学部・増田雅暢教授:「恋愛関係に対して失敗を恐れて消極的になっているのではないか。生身の人間同士の交際が苦手ではないか」 失礼ながら聞いたことのない方が専門家として出て何事かお話されているようだが、ふたつとも的

                                                                              「デート経験なし4割」という環境を作ったのは一体誰なんでしょ?|荒川和久/独身研究家・コラムニスト
                                                                            • 「高望みはしません。年収500万円くらいの普通の男でいいです」という考えが、もう「普通じゃない」件(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                              「普通の男」の定義が「普通じゃない」定期的に話題になる「女性が思う結婚相手の条件」。過去にもいろいろなバリエ―ションがあったが、昨年末にテレビの某情報番組で紹介された「普通の男」の定義は、その時期大いに物議を醸した。 学歴は大卒(日大・東洋大・駒沢大・専修大)以上。ジム通いをしていて、都内在住の場合なら年収500万円以上。清潔感が大事で「鼻毛が出ていない」「ヒゲ・爪が整っている」「美容室は月1~2回」「化粧水をつけて就寝」など実に細かい。これが全部そろっているのが「普通の男」なのだそうだ。 いやいや、もはや「普通じゃない」とツッコミどころ満載なのだが、これに加えて「見た目は、星野源“で”いい」ときたものだから、「“で”いい、とは何様だ」と、星野源ファンの同性の女性からも非難の声があがった。 (写真:アフロ) 繰り返すが、これは「理想の男」の話ではない。あくまで自分達はある程度希望を落として

                                                                                「高望みはしません。年収500万円くらいの普通の男でいいです」という考えが、もう「普通じゃない」件(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                              • 顕在化したソロ旅需要~「一人で旅行して何が楽しいの?」に対するソロ旅の利点(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                                コロナ禍で堅調だったソロ密旅政府が、外国人観光客の受け入れを6月10日から2年ぶりに再開すると発表した。コロナ禍によってほぼゼロにまで落ち込んだ外国人観光客需要の復活に期待する声は大きいだろう。 インバウンド需要だけではなく、この2年というもの日本人の国内旅行も大きく減少している。盆暮れの帰省すら自粛を余儀なくされたのだから、それも当然といえる。しかし、実はその中でもソロ旅(一人旅)の数はそれほど減っていないことはあまり知られていない。 グループや家族での複数での旅行が行きづらい環境下で、旅行業界や宿泊業界にとってせめてもの救いは、密かなソロ旅客の利用(ソロ密旅)でもあったと思われる。 観光庁の旅行・観光動向調査の2019~2021年までの年間の同行者タイプ別旅行客数構成比の推移をみると、自分ひとりの旅(ソロ旅)の構成比だけがコロナ禍の中でも上昇していることがわかる。もちろん絶対数はソロ旅

                                                                                  顕在化したソロ旅需要~「一人で旅行して何が楽しいの?」に対するソロ旅の利点(荒川和久) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                                • 自己肯定感の言葉のインフレで、自己皇帝感人間が増えている|荒川和久/独身研究家・コラムニスト

                                                                                  自己肯定感という言葉がいつの間にかインフレを起こしている。そういう言葉をタイトルにした記事や書籍がたくさん出て、並行して「自己肯定感をあげるセミナー」などのようなものもたくさん出てきている。 まあ、それはいいのだが、懸念するのは「自己肯定感」という言葉の意味が勘違いされてきているということだ。 一番多いのが「自己肯定感」と「自己有能感」の混同である。自己有能感(自己有用感ともいう)とは、自分が有能・有用だと思える感情のことで、他者との関係で、自分の存在が誰かの役に立っている、貢献していると認識出来る時に起きる感情である。 一方、「自己肯定感」とは「自尊感情」ともいいますが、自分の存在の意義や意味を自分自身で信じられる感情のことです。 どこがどう違うのか?と思う人もいるかもしれないが、自己有能感とは基準が他者や社会という自分の外部にあるのに対して、自己肯定感とは基準は自分の内面にあるという点

                                                                                    自己肯定感の言葉のインフレで、自己皇帝感人間が増えている|荒川和久/独身研究家・コラムニスト

                                                                                  新着記事