「家が高くて買えない」という切実な声が数多くあがっています。 東京23区の新築マンションの平均価格は1億円を突破(2023年)。この10年でおよそ2倍にまで跳ね上がりました。 子育て世帯の中には、共働きでも予算に収まる家が見つからないという人も。 なぜ、住宅がこれほどまでに高騰しているのか。今後、価格はどうなるのか。賢い購入戦略は?
日経平均株価が再び4万円を超えるなど、株式市場が活況を呈しています。日経平均株価の年明け以降の値上がりのおよそ3分1は半導体関連企業の株価上昇が寄与しているとみられています。アメリカの株式市場でも半導体大手「エヌビディア」の好調な業績が株価全体を押し上げています。パソコン、スマホから自動車まで様々な製品で半導体は欠かせません。特にデータ処理などに使われ、頭脳にも例えられる“ロジック半導体”はIT化が進む中で世界的に需要の拡大が見込まれています。エヌビディアが手掛けるGPUと呼ばれる高性能のロジック半導体は生成AIに使われている点が高く評価されています。株式市場では“半導体バブル”という声も聞かれるほどです。 こうした中で2月、熊本県菊陽町に台湾メーカー「TSMC」が自動車や産業用の機器など幅広い用途向けに高度な演算処理ができるロジック半導体を生産する新たな工場を完成させました。ことしの年末
日本の空き家問題は新たなフェーズに突入しようとしています。 これまで人口減少が続く「地方の過疎地」の問題とされてきましたが、近年は県庁所在地などの都市部や大都市圏でも空き家が急増。そして団塊世代が平均寿命を超過し、多くの相続問題が発生する2040年に向けては、更に拍車がかかるといわれています。 今回NHKでは、明治大学の野澤千絵教授に協力を依頼。「2040年空き家数予測マップ」を作成し空き家問題の未来を可視化しました。分かってきたのは、いわゆる「人気の町」「人気のエリア」であっても空き家問題からは逃れられないという深刻な現実。 あなたの町、あなたの実家のある町は大丈夫ですか!? 必見のデータマップです。 野澤千絵さん / 明治大学政治経済学部教授 国土交通省の審議会委員 現場を訪ねデータ解析も用いて空き家や土地政策を研究 マップを見るポイント ―今回の2040年空き家予測マップの特筆すべき
学生の「キャリア官僚」離れが止まらない。 6月上旬に今年度試験の合格者数が発表されたが、受験者数は1万4300人余りとピーク時の6割にまで減少。東京大学の出身者は、合格者の9.5%で、過去最低だった。現役官僚が辞めて民間にいく例も相次ぐ。 国家を背負う人材をどう確保するのか。カギは「中途獲得」にある、と元官僚が動き出した。 (政治部 阿部有起) やりがいが…働き方が… 「どこを向いて仕事をしているのかがわからない。年次が上がるにつれてそういう機会が増えて、疑問を感じたり、議論をしたりすることなく、大切なことが決まっていく。そういうことがきっとこの先も続いていくんだろうなってふと感じたときに、『違う仕事にチャレンジしてみようかな』って思いました」 現在は民間企業で働く元官僚の30代の女性。 東京大学時代に「社会の不合理を変えたい」とキャリア官僚を志した。 入省後、内閣府への出向なども経験し幅
ドラマやバラエティ番組で目にすることも増え、すっかり国民に身近な存在となった自衛隊。 でも、私たちは、自衛隊のことを本当はどれだけ知っているだろうか? 今回NHKは、九州の陸上自衛隊の部隊に長期密着。 隊員1人1人の素顔と本音に迫った。 彼らが語ったのは、任務の変化、家族、そして、死。 知られざる“自衛隊の素顔”が、私たちに問いかけるものとは。 (「ザ・ライフ 自衛隊の素顔」取材班) 平和貢献から戦闘へ 施設科部隊 いま、自衛隊は大きな変化のさなかにある。 私たちは、その変化を象徴する部隊におよそ3か月にわたって密着した。 その1つ。 福岡県の飯塚駐屯地を拠点にする陸上自衛隊第2施設群。 重機を使った陣地構築作業 「施設科」は、重機や大型車両を扱い、高い土木技術を有する部隊で、他国の軍隊では「工兵」と呼ばれる。 普通科(=歩兵)や機甲科(=戦車)といった味方の戦闘部隊を支援するため、ざんご
統一地方選挙を前に、NHKは、地方の「いま」について、全国1788の知事、市区町村長を対象とした初めての大規模アンケート調査を行った。9割を超える1664人から回答が寄せられ、そこには自治体トップのやりがいや悩みなどたくさんの本音がつづられていた。 アンケート結果をもとに、地方の課題を探るシリーズ。 2回目は「ふるさと納税」だ。 【リンク】第1回 橋や道路…「廃止もやむなし」4割超 老朽インフラどうしますか? ふるさと納税 プラス?マイナス? 制度が始まって15年がたつ「ふるさと納税」。 寄付額は年々増加し、昨年度は開始時の100倍となる8300億円を超えた。 しかし高額な返礼品で寄付を集める自治体が相次ぐなど、この制度はたびたび議論の対象になってきた。 アンケートの自由記述欄からは、「ふるさと納税」に対する自治体トップの向き合い方に温度差があることがうかがえる。 制度をうまく活用しようと
ことし6月、AV=アダルトビデオへの出演を強要される被害を防ぐための法律、いわゆる「AV新法」が成立した。新法を評価する声が上がる一方、AVを取り巻く環境を悪化させる側面もあるという指摘が出ている。 「AV新法」の光と影を取材した。 (今村亜由美、山田宏茂) 意に反するAV出演を後悔「誰にも相談できない」 「AVに出たことで恋愛も結婚もできない。自己責任ですね」 そう語るのは、ユーチューバーとして活動する、くるみんアロマさん。 意に反してAVに出演した過去を持つ。 つらい思いをする人が1人でも少なくなればと、胸の内を打ち明けてくれた。 それは10年前の夏。 東京・新宿で「グラビアモデルを探している」と声を掛けられたのが始まりだった。 (くるみんアロマさん) 「バンドを組んでいて音楽デビューしたいと思っていた。『グラビアで水着になったら音楽デビューさせる』と言われ、22歳で最後のチャンスとい
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