仏パリの自宅で、写真撮影に臨むジュヌビエーブ・ド・ガラールさん(2014年4月29日撮影)。(c)PIERRE ANDRIEU / AFP 【6月1日 AFP】第1次インドシナ戦争中、当時のフランス領インドシナで従軍看護師として負傷者の治療に尽力し、「ディエンビエンフー(Dien Bien Phu)の天使」と呼ばれたジュヌビエーブ・ド・ガラール(Genevieve de Galard)さんが5月30日、死去した。99歳。エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は翌31日、「模範的に献身した」と哀悼の言葉をささげた。 ガラールさんは、1954年のディエンビエンフーの戦いに従軍。この戦いでフランスはベトナム独立同盟(ベトミン)に敗北を喫し、植民地のインドシナから撤退した。 貴族出身で青い目を持つガラールさんは1953年、志願して仏領インドシナに赴いた。ディエンビエンフーを