モスクワ近郊のコンサートホールを武装集団が襲撃した事件で、米紙ニューヨーク・タイムズは22日、米国が、過激派組織「イスラム国」(IS)系の勢力であるアフガニスタンの「ISホラサン州」によるモスクワでの攻撃計画を事前に把握していたと伝えた。米政府関係者の話として伝えた。 これに関連し、在ロシア米国大使館は3月7日に「モスクワでコンサートを含む大規模な集まりを狙った過激派の差し迫った(攻撃)計画があるとの情報があり、大使館は注視している。米国市民は今後48時間は大規模な集まりを避けるべきだ」と警告していた。 同紙によると、大使館の警告に加えて、米政府当局者は露政府当局者に対して「近い将来の攻撃を示す情報」を非公式に伝えていた。伝達した具体的な内容は不明だが、米情報機関には危険な情報をつかんだ場合に当事者に伝える「警告義務」があるという。 一方、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は22日、「