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系外惑星に関するsakstyleのブックマーク (141)

  • 東大など、40光年の距離にサイズや日射量などが金星に似た惑星を発見

    東京大学(東大)、アストロバイオロジーセンター(ABC)、国立天文台(NAOJ)の3者は5月23日、すばる望遠鏡の赤外線分光器「IRD」やNASAの系外惑星探査が目的の宇宙望遠鏡「TESS」などを連携させた観測により、地球から魚座の方向のわずか40光年の距離に、サイズが地球の約0.96倍、質量の上限値が地球の約3.9倍という、系外惑星「グリーゼ12b」を新たに発見したことを共同で発表した。 また同惑星は、表面温度約3000℃、半径が太陽の約1/4のM型星(赤色矮星)である主星「グリーゼ12」をわずか12.8日で公転しており、主星からの日射量が金星と同程度であり、大気が散逸せずに一定量残っている可能性があることなども併せて発表された。 同成果は、ABCの葛原昌幸特任助教、東大大学院 総合文化研究科 附属先進科学研究機構の福井暁彦特任助教、同・総合文化研究科 広域科学専攻の成田憲保教授(附属先

    東大など、40光年の距離にサイズや日射量などが金星に似た惑星を発見
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    sakstyle 2024/05/27
    グリーゼ12b、サイズが地球の約0.96倍、M型星の周囲を12.8日で公転、主星からの日射量が金星と同程度/TESSとMuSCATで検出/似ているトラピスト1cは主星の放射線が強く大気ないが、グリーゼ12は活動量が少なく大気ある可能性
  • 理論上は居住可能、地球サイズの系外惑星発見 日本などの研究チーム

    系外惑星「グリーゼ12b」は、地球から40光年離れた赤色矮星を周回している/R. Hurt/JPL-Caltech/NASA (CNN) 二つの研究チームがこのほど、理論上は居住可能な惑星を発見した。サイズは地球に比べ小さいが金星よりも大きく、地球から約40光年離れた小型恒星を周回しているという。 米科学誌アストロフィジカルジャーナル・レターズと英王立天文学会月報に23日発表された二つの研究によると、「グリーゼ12b」と名付けられたこの惑星は、うお座の方向に位置する低温の赤色矮星(わいせい)を周回している。赤色矮星のサイズは太陽の約27%、温度は60%にとどまる。 グリーゼ12bの公転周期は12.8日だが、主星が太陽に比べかなり小さいことから、ハビタブルゾーン(恒星から理想的な距離にあり、液体の水が存在できる範囲)内に収まっている。 自然科学研究機構アストロバイオロジーセンターの葛原昌幸特

    理論上は居住可能、地球サイズの系外惑星発見 日本などの研究チーム
  • 表面全体がマグマで覆われた惑星の候補「TOI-6713.01」を発見

    ある天体の近くを別の天体が公転している場合、潮汐力によって内部が加熱されて地質活動が活発になることがあります。その一例が木星の衛星「イオ」です。イオはほぼ常に複数の火山が噴火しているほど地質活動が活発です。 カリフォルニア大学リバーサイド校のStephen R. Kane氏などの研究チームは、地球から約66光年離れた恒星「HD 104067」について、NASA(アメリカ航空宇宙局)が打ち上げた宇宙望遠鏡「TESS」による観測データを分析しました。その結果、これまで見逃されていた3個目の惑星の候補を発見しました。 今回見つかった惑星候補「TOI-6713.01」は、他の惑星からの潮汐力によって表面温度が最大約2400℃に加熱され、全体がマグマで覆われているかもしれません。近くで見れば、まるで『スター・ウォーズ』に登場する惑星「ムスタファー」のように見えるでしょう。それだけでなく、近い将来、T

    表面全体がマグマで覆われた惑星の候補「TOI-6713.01」を発見
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    sakstyle 2024/05/17
    TESSによる観測データから。惑星間の距離が近く潮汐加熱で表面が2373℃に達する。恒星表面よりも温度が高く赤外線を放射している可能性。TESSでは観測できないが、そう、JWSTならね
  • 地球に似ていても色は違う? 植物が生息する太陽系外惑星の色を予測した研究

    宇宙から地球を見ると、植物に広く覆われた陸地が緑色に見えます。この緑色は植物の光合成を支えるクロロフィル(Chlorophyll、葉緑素)と呼ばれる物質と関係があります。植物の葉などに含まれているクロロフィルは太陽光を吸収する役割を果たしていますが、緑色の光は吸収されにくく、葉から漏れ出た緑色光を私たちの目が捉えることで植物は緑色に見えるのです。 【▲ アメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙天気観測衛星「DSCOVR(ディスカバー)」の光学観測装置「EPIC」で2024年5月5日に撮影された地球(Credit: NASA EPIC Team)】 しかし、植物のように光合成を行う生物が繁栄している太陽系外惑星も緑色に見えるのかというと、そうとは限らないようです。コーネル大学の博士研究員Lígia Fonseca Coelhoさんを筆頭とする研究チームは、光合成生物が存在する系外惑星の色は地球と

    地球に似ていても色は違う? 植物が生息する太陽系外惑星の色を予測した研究
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    sakstyle 2024/05/11
    “今回の研究ではレッドエッジ以外の波長でもバイオシグネチャーを検出できる可能性が示された” ペール・パープル・ドット
  • 惑星科学:岩石質の系外惑星「かに座55番星e」の大気の特徴を解明する | Nature | Nature Portfolio

    地球から約41光年離れた位置にある岩石質の系外惑星「かに座55番星e」には、厚い大気が存在している可能性があることを報告する論文が、Natureに掲載される。ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の観測結果から、この系外惑星を取り囲む複数種のガスからなる大気層の存在が示された。これまでに実施された複数の岩石質の惑星の観測では、大気が存在すること、あるいはわずかな大気が存在することを示す証拠は見つかっていなかった。 太陽系外惑星であるかに座55番星eは、いわゆるスーパーアース(巨大地球型惑星)であり、半径は地球の約2倍、質量は地球の8.8倍で、太陽よりも質量の小さい恒星の周りを公転している。これまでの観測で、この岩石質の惑星には大気が存在する可能性が高いことが示唆されていたが、この大気の範囲や組成を決定することは困難だった。 今回、Renyu Huらは、かに座55番星eの性質を調べるため

    惑星科学:岩石質の系外惑星「かに座55番星e」の大気の特徴を解明する | Nature | Nature Portfolio
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    sakstyle 2024/05/09
    「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の観測結果から」これまで岩石惑星で大気の存在を示す証拠は見つかっていない。かに座55番星eの二次食を分析し、一酸化炭素・二酸化炭素に富んだ大気が示唆された
  • 「WASP-76b」では珍しい大気現象「光輪」が発生している? 確認されれば太陽系外惑星では初

    「WASP-76b」は、最も研究されているホットジュピターの1つであり、金属鉄の雨が降るような極端な環境があると推定されています。しかし、観測データの全てを科学的に解釈できているわけではなく、多くの謎も残されています。 ポルト大学のOlivier Demangeon氏などの研究チームは、WASP-76bにおける謎の1つである、「ターミネーターゾーン(昼側と夜側の境目)」における反射光の非対称性について研究を行いました。その結果、WASP-76bでは「光輪」と呼ばれる大気現象が発生しているかもしれないというユニークな結果が得られました。もしもこの結果が正しい場合、WASP-76bは光輪の発生が確認された初の太陽系外惑星になります。 【▲ 図1: WASP-76bで発生している光輪の想像図。(Credit: ESA & ATG)】 ■極端な気象現象が捉えられている太陽系外惑星「WASP-76b

    「WASP-76b」では珍しい大気現象「光輪」が発生している? 確認されれば太陽系外惑星では初
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    sakstyle 2024/04/18
    約640光年先のホットジュピター。潮汐ロックされていて昼夜の境界で鉄の雨が降っていると推測されている惑星。昼夜境界の明るさはどこも同じはずだが、東半球の方が明るく光輪の可能性。よくそんなの観測できたな
  • 「JuMBO 24」が連星の自由浮遊惑星であると確認 なぜ存在するのかは謎

    どの恒星の周りも公転していない「自由浮遊惑星」はどのように生成されるのでしょうか?従来の理論では惑星系内の破滅的なダイナミクスの結果であると考えられていますが、その場合には自由浮遊惑星は単独で存在することになります。 メキシコ国立自治大学のLuis F. Rodríguez氏、Laurent Loinard氏、そしてLuis A. Zapata氏の研究チームは、「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」の観測で2023年に発見されたばかりの連星関係にある自由浮遊惑星の候補、全42組を「VLA (カール・ジャンスキー超大型干渉電波望遠鏡群)」で観測しました。その結果、唯一「JuMBO 24」の観測に成功し、連星関係の自由浮遊惑星であるという追加の証拠が得られました。このような連星関係の自由浮遊惑星の生成は従来の形成論ではうまく説明できないため、興味深い観測対象として注目されています。 【▲図1: 連

    「JuMBO 24」が連星の自由浮遊惑星であると確認 なぜ存在するのかは謎
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    sakstyle 2024/02/29
    ハッブルやJWSTで観測されていた候補天体42組のうち、さらに追加観測したところ、唯一「JuMBO 24」について観測データが得られた
  • “保守的な”ハビタブルゾーンを公転する太陽系外惑星を発見 直径は地球の約1.55倍

    バーミンガム大学のGeorgina Dransfieldさんを筆頭とする研究チームは、「とびうお座(飛魚座)」の方向約137光年先の恒星「TOI-715」を公転する太陽系外惑星を発見したとする研究成果を発表しました。この系外惑星はTOI-715のハビタブルゾーン内にあるとみられており、「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope: JWST)」などによる追加観測に期待が寄せられています。 【▲ 保守的なハビタブルゾーンに位置するとみられる太陽系外惑星「TOI-715 b」(右)の想像図(Credit: NASA/JPL-Caltech)】研究チームが発見を報告した系外惑星は「TOI-715 b」と呼ばれています。直径は地球の約1.55倍で、主星であるTOI-715を約19.29日周期で公転しているとされています。TOI-715は太陽と比べて直径は約

    “保守的な”ハビタブルゾーンを公転する太陽系外惑星を発見 直径は地球の約1.55倍
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    sakstyle 2024/02/07
    TESSの観測データから発見「約137光年先」「直径は地球の約1.55倍」「約19.29日周期で公転」
  • 中国最高性能の分光望遠鏡 2026年に青海省で完成

    【2月3日 CGTN Japanese中国北西部の青海省冷湖鎮の関係者によれば、口径4.4メートルの大口径多機能分光望遠鏡(JUST分光望遠鏡)が、同鎮にある天文観測基地内に建設されることになりました。完成は2026年の予定で、中国における観測能力が最も高い分光望遠鏡になります。 JUST分光望遠鏡プロジェクト中国科学院など多くの研究機関と大学が協力して推進するもので、軽量化設計を採用しており、複数の分光器を搭載して観測対象を迅速に切り替えて、分光観測を適時に実施できるとのことです。 施設は完成後、暗黒物質の探索、宇宙に対する動的追跡、太陽系外惑星の探査などに運用されます。そのことにより、時間領域天文学、太陽系外惑星の探査、宇宙のネットワーク構造とその進化などの分野で、画期的な研究成果を多く獲得できると期待されています。 また、JUST分光望遠鏡の高精度分光器は、多目標かつ高精度の分光

    中国最高性能の分光望遠鏡 2026年に青海省で完成
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    sakstyle 2024/02/04
    “施設は完成後、暗黒物質の探索、宇宙に対する動的追跡、太陽系外惑星の探査などに運用”
  • ハッブル宇宙望遠鏡が約97光年先の太陽系外惑星で水蒸気を検出 海洋惑星の可能性も

    モントリオール大学のPierre-Alexis Royさんを筆頭とする研究チームは、「うお座(魚座)」の方向約97光年先で見つかった太陽系外惑星「GJ 9827 d」の大気中に存在する水蒸気を検出したとする研究成果を発表しました。 研究チームによると、GJ 9827 dは地球と比べて直径は約1.96倍、質量は約3.4倍で、主星である恒星「GJ 9827」を約6.2日周期で公転しています。公転軌道が主星の近くにあるため、表面温度は金星に近い約425℃と推定されています。主星のGJ 9827は太陽と比べて直径と質量がどちらも約0.6倍、表面温度は約4030℃のK型星で、GJ 9827 dの他にも2つの系外惑星「GJ 9827 b」「GJ 9827 c」が見つかっています。 【▲ 太陽系外惑星「GJ 9827 d」(右上)の想像図(Credit: NASA, ESA, Leah Hustak a

    ハッブル宇宙望遠鏡が約97光年先の太陽系外惑星で水蒸気を検出 海洋惑星の可能性も
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    sakstyle 2024/02/04
    “主に水蒸気でできた大気が初めて直接検出されるかもしれないと研究チームは期待”
  • 氷の下に海が存在する太陽系外惑星はあり得る 一部は間欠泉活動を観測可能?

    太陽系にある氷で覆われた天体の一部は、その地下に広大な海が存在すると予測されています。中には、その有力な証拠であると考えられる間欠泉が確認されている天体もあります。 NASA(アメリカ航空宇宙局)ゴダード宇宙飛行センターのLynnae C. Quick氏などの研究チームは、似たような環境を持つ太陽系外惑星が存在する可能性を探るため、17の惑星について調査しました。その結果、いくつかの惑星には氷の下に海が存在する可能性があることを突き止めました。また、「プロキシマ・ケンタウリb」や「LHS 1140 b」など一部の惑星では激しい間欠泉活動が起きている可能性があり、噴出した水や、水に含まれる分子の存在を望遠鏡で観測できる可能性も明らかにされました。 【▲図1: 土星の衛星エンケラドゥスの南極地域から噴出する水のプルーム(Credit: NASA, JPL-Caltech & Space Sci

    氷の下に海が存在する太陽系外惑星はあり得る 一部は間欠泉活動を観測可能?
  • 軌道共鳴している惑星「TOI-2202 b」の公転軌道はかなり傾いていると判明

    惑星の公転軌道の傾きがどのように生じているのかは、惑星科学における大きな謎の1つです。惑星同士の重力相互作用による公転軌道の変化は有力視されているメカニズムの1つですが、それでも詳細について判明していない点があります。 イェール大学のMalena Rice氏などの研究チームは、太陽系外惑星の「TOI-2202 b」の公転軌道の傾きを測定した結果、約26度とかなり傾いていることを測定しました。TOI-2202 bは、公転軌道が変化しにくい軌道共鳴の状態にあると予測されています。今回の研究成果は、重力相互作用によって軌道が傾くという仮説とは一致しないため、とても重要な発見です。 【▲図: 恒星の自転軸に対して、2つの惑星の公転軌道が傾いている概念図(Credit: Malena Rice)】■惑星の公転軌道が傾く理由には多くの謎が太陽の赤道を基準として、太陽系の惑星の公転軌道の傾きを測定すると

    軌道共鳴している惑星「TOI-2202 b」の公転軌道はかなり傾いていると判明
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    sakstyle 2024/01/04
    「軌道共鳴に近い惑星系における公転軌道の傾きの最初の測定例」系外惑星の軌道の傾きを測定するのは困難で、何故傾くかメカニズムは謎。軌道の乱れが有力視されているが、軌道共鳴は安定した系なので違う説明が必要
  • 地下に海があるかもしれない17の系外惑星を発見–生命の痕跡に期待

    #NASA#エウロパ#系外惑星#エンケラドス 米航空宇宙局(NASA)の新たな分析により、氷の下に地下海を持つ可能性がある太陽系外惑星が17個発見されたと、The Astrophysical Journalに報告されている。 生命の存在には水が必要だと考えられており、天文学者は液体の海がある惑星や氷の下に海がある惑星を探してきた。今回発見された17の惑星も、木星の氷衛星のように、生命の科学的な痕跡を探すのに有望な場所である可能性がある。 研究によれば、発見された惑星の正確な組成はまだ不明だが、表面温度は地球よりもかなり低い。大きさは地球とほぼ同じだが、密度はより小さくなっている。 NASAゴダード宇宙飛行センター(Goddard Space Flight Center:GSFC)のLynnae Quick氏は「これらの17の惑星は放射性元素の崩壊と主星からの潮汐力により、内部に海を維持する

    地下に海があるかもしれない17の系外惑星を発見–生命の痕跡に期待
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    sakstyle 2023/12/21
    「表面温度は地球よりもかなり低い。大きさは地球とほぼ同じだが、密度はより小さくなっている」面白いけれど、系外惑星の地下海探査って一体どうやればいいんだろ。
  • 「HD 110067」に共鳴し合う6つの惑星を発見 惑星科学における重要な “化石”

    地球と海王星の中間的な大きさを持つ「亜海王星(Sub-Neptune、サブ・ネプチューン)」(※定義に関する議論は文末に記載)と呼ばれる惑星は多くの恒星の周りで見つかっていますが、その組成や成因はほとんど分かっていません。このような惑星の形成過程を調べることは、太陽系を含む様々なタイプの惑星系の形成過程を知るための手掛かりとなります。 シカゴ大学のRafael Luque氏を筆頭著者とする国際研究チームによる観測データの精査と追加観測によって、恒星「HD 110067」(TIC 347332255、TOI 1835)には全部で6つの惑星があることが分かりました。この6つの惑星は、公転周期が単純な整数比で表される「軌道共鳴」の関係にあるという前提の下で研究・発見されたものであり、多数の惑星が軌道共鳴の関係にあるのはとても珍しい発見例です。軌道共鳴状態の惑星系は形成時の軌道をそのまま反映してい

    「HD 110067」に共鳴し合う6つの惑星を発見 惑星科学における重要な “化石”
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    sakstyle 2023/12/11
    サブネプチューンは数が少なくて謎が多い。軌道共鳴しているこの惑星系は形成過程を探る「化石」のようなもの。/真の軌道共鳴と偶然による軌道共鳴があるのか……
  • 太陽系外惑星「WASP-107b」に二酸化硫黄と砂の雲を発見 光化学反応と高温の大気循環の証拠

    恒星からの熱で膨張している「WASP-107b」は、大気組成を詳細に観測しやすい太陽系外惑星の1つです。パリ・シテ大学のAchrène Dyrek氏を筆頭著者とする国際研究チームは、WASP-107bを「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」で観測し、これまでで最も詳細な大気組成のデータを得ました。注目すべき発見として、二酸化硫黄と砂粒の雲の検出や、メタンの不検出があり、これらは従来の惑星モデルを書き換えるものです。 【▲図1: 恒星WASP-107からの高温で熱せられ、大気が膨張しているWASP-107bの想像図(Credit: LUCA School of Arts (Belgium) - Klaas Verpoest (visuals) & Johan Van Looveren (typography))】■大気観測に適した “ふわふわした惑星” 「WASP-107b」太陽以外の天体の周囲

    太陽系外惑星「WASP-107b」に二酸化硫黄と砂の雲を発見 光化学反応と高温の大気循環の証拠
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    sakstyle 2023/12/10
    木星と直径は同じくらいだが密度は1/10くらい。二酸化硫黄やケイ酸塩(砂)の雲ができるには上層大気は低温(470℃)だが検出。下層が高温(メタンの非検出)で大気循環してる。これまでの惑星科学モデル修正の必要
  • 天文学:新たに発見された6惑星系 | Nature | Nature Portfolio

    地球近傍の明るい恒星HD 110067の周りを公転する6つの太陽系外惑星が発見されたことを報告する論文が、Natureに掲載される。6つの惑星の半径は地球より大きく、海王星より小さい。これらの惑星について、公転軌道の詳細や質量と密度の推定値が計算され、この惑星系の形成やこれらの惑星の大気の組成に関する手掛かりがもたらされた。 太陽系外にある太陽類似星の半数以上には、近接した軌道で公転する複数の「サブ海王星」惑星(半径が地球より大きく海王星より小さい惑星)が存在している。しかし、これらの惑星の組成、形成、進化の詳細はよく分かっていない。HD 110067は、かみのけ座の明るい恒星で、地球から約100光年離れており、地球の北半球から見ることができる。 今回、Rafael Luqueらは、2020年と2022年にNASAのトランジット系外惑星探索衛星(TESS)が行ったHD 110067の観測で

    天文学:新たに発見された6惑星系 | Nature | Nature Portfolio
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    sakstyle 2023/11/30
    東大がプレスリリース出してた奴。TESSとCHEOPSの名前はあるけどMuSCATの名前載ってないな、ここには。40億年以上、この惑星系が変化していないことを意味する、と
  • 【研究成果】共鳴し合う6つ子の惑星を発見――全ての隣り合う惑星の公転周期が尽数関係を持つ惑星系HD 110067―― - 総合情報ニュース - 総合情報ニュース

    *2023年11月30日、[発表のポイント]イラスト・クレジット修正 2023年11月30日 東京大学 自然科学研究機構アストロバイオロジーセンター 科学技術振興機構(JST) 発表のポイント 宇宙望遠鏡と地上望遠鏡による世界的な連携観測によって、太陽系から約100光年離れた恒星HD 110067の周りで6つのトランジット惑星を発見した。 6つの惑星は、全ての隣り合う惑星同士の公転周期が簡単な整数比で表される尽数関係にある。 この惑星系は、惑星がどのように形成したかを考える上で貴重な惑星系となるほか、それぞれの惑星大気の観測が行われれば、惑星の大気獲得過程や恒星からの光が惑星大気の散逸や化学進化に与える影響の理解につながると期待される。 発見された6つの惑星の位置を一定の時間間隔で繋いだ線が作る幾何学模様 クレジット:Thibaut Roger/NCCR PlanetS、CC BY-NC-

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    sakstyle 2023/11/30
    全ての隣り合う惑星同士の公転周期が簡単な整数比で表される惑星系、6つの惑星はミニ・ネプチューン、今後惑星大気の絶好のターゲット
  • ハッブル宇宙望遠鏡の観測で算出 約22光年先の太陽系外惑星「LTT 1445Ac」の直径は地球の約1.07倍

    ハーバード・スミソニアン天体物理学センター(CfA)のEmily Passさんを筆頭とする研究チームは、「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope:HST)」を用いた観測データをもとに、約22光年先の太陽系外惑星「LTT 1445Ac」の直径を算出することに成功したとする研究成果を発表しました。研究チームによると、LTT 1445Acの直径は地球の約1.07倍と推定されています。 【▲ 赤色矮星「LTT 1445A」の手前を通過する太陽系外惑星「LTT 1445Ac」の想像図。LTT 1445Acは黒い影として描かれている。左下は同じ主星を公転する太陽系外惑星「LTT 1445Ab」(Credit: NASA, ESA, L. Hustak (STScI))】 LTT 1445Acはエリダヌス座の方向にある赤色矮星「LTT 1445A」を公転しています。ハッブル宇宙

    ハッブル宇宙望遠鏡の観測で算出 約22光年先の太陽系外惑星「LTT 1445Ac」の直径は地球の約1.07倍
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    sakstyle 2023/11/29
    TESSの観測データだけだとわからないところがあって、ハッブルの観測データ使ったらしい。主星は赤色矮星ね、ふーんと思ってたら、三重連星なんだ?!
  • 太陽系に「ホット・ジュピター」が存在しないのは太陽系の年齢が理由かもしれない

    恒星から極めて近い距離を公転する「ホット・ジュピター」は多数の恒星に存在することが分かっていますが、太陽はホット・ジュピターを持たない例外的な恒星の1つです。なぜ存在しないのでしょうか? JAXA(宇宙航空研究開発機構)の宮﨑翔太氏と大阪大学の増田賢人氏の研究チームは、太陽のような年齢の古い恒星にはホット・ジュピターが少ない傾向にあることを突き止めました。これは太陽系にホット・ジュピターが存在しない理由となるとともに、太陽と似た恒星の中では、太陽系がそれほど少数派ではない可能性を示唆しています。 【▲ 図1: 典型的なホット・ジュピターの想像図。発見時は常識外れに見られていたホット・ジュピターですが、現在では発見そのものは珍しくないほどの多数派となっています(Credit: NASA, JPL-Caltech, R. Hurt)】■ “常識外れ” から多数派となった「ホット・ジュピター」天

    太陽系に「ホット・ジュピター」が存在しないのは太陽系の年齢が理由かもしれない
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    sakstyle 2023/10/24
    太陽に似た惑星が時間経過とともにホット・ジュピターをもつ確率をベイズ推定。60億年経過すると減る。60億年は太陽程度の質量の惑星の寿命の半分
  • 恒星「ASASSN-21qj」で2つの巨大氷惑星が衝突した瞬間を観測?

    惑星に別の巨大な天体が衝突する出来事は、惑星の誕生直後には頻繁に起きていたと考えられています。しかし、その直接の観測事例はこれまでありませんでした。 ライデン大学のMatthew Kenworthy氏などの研究チームは、恒星「ASASSN-21qj」の明るさの長期的な変化を観察し、ASASSN-21qjの周りで惑星同士の衝突が発生したと主張しました。この主張が正しい場合、地球の数倍~数十倍の重さを持つ2つの惑星が衝突した様子を観測によって捉えたと考えられます。 【▲ 図1: 2つの巨大氷惑星が衝突したASASSN-21qjの想像図(Credit: Mark Garlick)】■惑星は頻繁に巨大衝突をしている?恒星が新しく誕生する現場では、恒星の周囲に塵とガスでできた「原始惑星系円盤」が存在します。原始惑星系円盤の内部では塵が集まって惑星が誕生すると考えられています。 塵の円盤は、やがて恒星

    恒星「ASASSN-21qj」で2つの巨大氷惑星が衝突した瞬間を観測?
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    sakstyle 2023/10/22
    “約500日に渡って暗くなりましたが、それ以前の約1000日間は赤外線で2倍も明るくなって”これが惑星同士の衝突だったのではないか、と