なぜリクルートのデザイン組織では「職能を細分化」しないのか。自律性と部門横断を可能にする組織文化 【前編】ゲスト:株式会社リクルート 萩原幸也氏、磯貝直紀氏 本連載は、先進的な企業・団体のデザイン組織への取材を通じて、組織変革の担い手としてデザイナーが今後果たし得る可能性やそのあり方を探っていく。本記事では、連載ナビゲーターの武蔵野美術大学クリエイティブイノベーション学科教授(ビジネスデザイナー)の岩嵜博論氏が、リクルートのデザイン組織に迫る。2021年に子会社7社を統合し、新たな体制をスタートさせたリクルート。そのなかでデザイン組織はどのように姿を変え、どのような機能を果たしているのか。デザインマネジメントユニットの磯貝直紀氏とブランドプランニングユニットの萩原幸也氏に、リクルートのデザイン組織の現在地を聞いた。 2021年の新体制スタートを見据え、事業横断型のデザイン組織を組成 岩嵜博