哺乳類ではキティブタバナコウモリやトウキョウトガリネズミ、鳥類ではハチドリ、魚には1cmにも満たない大きさの種類も存在する。昆虫にはさらに小さく、世界最小とされる寄生バチの一種はなんと単細胞生物であるゾウリムシよりも小さいサイズだと言う。だが、世の中にはこれら『真核生物』よりもさらに小さな生物が地球上に大量に存在しているのは皆様ご存じだろう。バクテリアでお馴染み「細菌」である。ただ、巷では「細菌」や「原核生物」などとひとまとめで言われる事が今も多いのだが、ここ数十年の研究の中で『真正細菌』と『古細菌』という全く異なる二つの勢力に分かれている事が判明している。