ネコ館長ムクニャン就任5周年を迎えて 椋鳩十記念館・記念図書館・塩澤真由美(しおざわまゆみ) 椋鳩十記念館・記念図書館のネコ館長にムクニャンが就任して5周年を迎えた。ネコ館長としての活動は,村内だけでなく県外の方にも知れ渡るようになった。5周年の節目となり,2021年8月に当館で「ネコ館長ムクニャン展」を開催した。 長野県南部の喬木村に位置する当館は,村出身の児童文学者椋鳩十の作品をはじめとする読書活動推進や椋鳩十顕彰のため1992年8月9日に開館した。椋鳩十は多くの作品を書いているが,よく知られているのは小学校の教科書に使われている「大造じいさんとガン」などの動物物語であろう。幼いころから父親と山を歩き,また山の人々の話を聞くなどして過ごし,自身もイヌやネコなど多くの動物を飼っていた。 そんな椋鳩十と所縁のある当館に一匹のネコが迷いこんできたのは2016年1月22日の朝だった。その日はか
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