米女性下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」は21日、毎年恒例のファッションショーを今年は中止すると発表した。テレビ中継の視聴率が低下する一方で、ショーに対する批判は高まっている。
ネット空間、特にTwitterを中心にして、トランス女性が女性スペースを利用することへの差別的発言が昨今、散見されます。差別対象となっているトランス女性は、特に「未オペ」のトランス女性、言い換えれば、ペニスがまだ残っているトランス女性です。差別者の主張としては「ペニスをもったトランス女性は、ペニスがあるために、性暴力やハラスメントを犯す危険性がある」とまとめられるでしょう。 もちろん、トランス女性「全て」を犯罪者予備軍のようにみなすこの主張は、明かに暴論です(例えば、日本国籍の方が犯罪を犯したからといって「全て」の日本人が犯罪者予備軍となるわけではないです)。そもそも、ペニスの有無をどのように判断するのでしょうか。 今回は、身体の性とはそもそも何なのか、そして、「見た目問題」に身体の性の議論が移っているのではないか、という問いからこの問題を考えてみたいと思います。 身体の性の曖昧さ しばし
※脱力を誘う結論 さて、長らく紛糾していたトランス女性の女性専用スペースの利用について、今回トランス女性側、アンチトランス側の間のあるやりとりが注目されました。 「女子トイレを使えるのはパスしているトランス女性のみ、それ以外のトランス女性は女装男性の侵入者として建造物侵入罪で犯罪扱いになるのはやむを得ない」という見解がエリン氏の執拗かつ陰湿な追及によって三橋順子氏から引き出されたのです。 このカッコの部分の「、」以降の後半部分は建造物侵入罪の適用条件面でかなり問題があることがすでに多くの方々によって指摘されています。一方で、前半については黒井を含む多くの当事者が暗黙の了解としてすでに引き受けていたはずのことでした。なぜなら、この暗黙のルールをやぶれば一番痛い目を見るのは自分だからです。この社会の成員すべてがトランスに理解を示しているとは到底言えませんから。つまり、この結論の前半部分は現状の
アメリカのランジェリー・ブランドのヴィクトリアズ・シークレットでは、11月13日にCEOのジャン・シンガーが退任した。その前にも、CMO(最高マーケティング責任者)のトランスジェンダーに関する発言が批判されており、ここ数年徐々に衰退してきている同社にとってさらなる打撃となっている。 ヴィクトリアズ・シークレットのマーケティングはとにかく一貫している。11月に開かれた同社のファションショーは、1995年に開かれた最初のショーとそっくりだった。ウイングやスパンコールが少し増えたものの、やせたモデルに、胸を持ち上げるプッシュアップ・ブラ、Tバック、ストラップだらけのハイヒールが並ぶのは同じだ。 同社のセクシーさへのこだわりは揺るがない。たとえ性差別的だと批判されても、新しく誕生している多数の下着ブランドが着心地や快適さを追求しても、女性たちがヴィクトリアズ・シークレットを離れてほかのブランドに向
健康はみんなの願い みなさんは健康でいたいですか? 私は健康でいたいですし、無病息災が一番大事という方も多いと思います。たいがいの人は、痛いのや苦しいのはイヤですし、家族や友人に病気をしないで欲しいと思うのは優しい心遣いです。 時として、健康こそ美の理想だというような主張がなされることもあります。フェミニズムの文脈においても、健康で生き生きした女性のイメージが理想のように語られることがあります。しかしながらひとりひとりの市民が自分の健康を願ったり、医療制度や公衆衛生の改善のために活動したりすることと、健康な人間こそ理想であるというイメージを流通させることの間には少々、違いがあります。今回の記事では、私がフェミニズム批評、とくにアメリカ系のフェミニズム批評を読んでいてたまにひっかかる、「健康信仰」とでも言うようなものについて書いてみたいと思います。 反バックラッシュと健康志向 スーザン・ファ
「オカマ」のヘアショー 「今回、モデルは全員オカマなの。見に来てね」と美容師に言われたのは、かなり前のことだった。 彼女は名古屋の美容師で、高校時代からの友人。毎年ヘア・ショーを開いているが、「美容師がモデルの頭弄ってるのなんか、すぐ見飽きるから」ということで、いつも大層凝ったエンターティメントなステージを作っている。 数年前開催したショーでも、身長185センチくらいの「オカマ」(ニューハーフ)の超美形を二人使い、 「うわ、何あのすごい美人」 「‥‥え、あれ男?」 「ええ〜っ」 と観客の目を釘付けにしていた。 なぜ彼女が「オカマ」(ニューハーフとお仕事している人が彼女たちとの間で共通して使っている言葉なので、ここではそれに倣って使わせて頂きます)を使うのかと言えば、その人工美にある。 女性のモデルで美しい人はいくらでもいるが、やはり「オカマ」の人の持つあたりを払うような圧倒的なゴージャス感
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