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  • (研究成果) 家畜ふん尿由来液肥を効果的に散布可能な低コストなスラリーインジェクターを開発 | プレスリリース・広報

    詳細情報 開発の社会的背景と研究の経緯 北海道では近年、乳牛の飼養頭数が増加し、それに伴いふん尿発生量も増加傾向にあります。また、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が2012年に開始されて以降、メタン発酵の事業性が向上し、ふん尿を原料としたメタン発酵施設の導入件数が増え、特に、北海道の十勝地方ではすでに45基が稼働しています。それに伴い、メタン発酵の発酵残さであるメタン発酵消化液等の液肥の発生量が増加しています。このような状況により、州と比較して広い牧草地を有し、これまで牧草地を中心とした利用が可能であった北海道であっても、発生する消化液やスラリー等を含めた液肥全量を消費することは難しくなっています。さらに、化学肥料使用量の低減や地域資源循環の観点からも、畑作での利用をより積極的に進める必要性が高まっています。しかし、従来の表面散布では液肥の肥料成分であるアンモニアの揮散率が高いた

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    agrisearch 2024/05/21
    農研機構農村工学研究部門、株式会社北海コーキ、株式会社北海道クボタ
  • (研究成果) 1回の天敵昆虫導入でクリの侵入害虫による被害防除効果が約40年持続していることを明らかに | プレスリリース・広報

    プレスリリース (研究成果) 1回の天敵昆虫導入でクリの侵入害虫による被害防除効果が約40年持続していることを明らかに - 伝統的生物的防除の持続事例を解明 - ポイント 中国から導入し、1982年に放飼した天敵寄生蜂1)チュウゴクオナガコバチ2)が、クリの侵入害虫クリタマバチ3)による被害を導入から40年余りも抑制し続けていることが、農研機構による長期定点調査データの解析から明らかとなりました。化学農薬や耐虫性品種の育成では対応しきれなかった害虫被害に対して、天敵寄生蜂の1回の放飼が極めて効果的な防除法として機能していたことを科学的に明らかにしたことで、クリの安定的生産のための伝統的生物的防除4)の持続的な有効性を世界で初めて示しました。 概要 海外からの侵入害虫は、多くの場合、侵入先には自身の天敵がいないため、個体数が急速に増加しやすく、結果、餌となる作物に大きな被害を及ぼします。そこ

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    agrisearch 2024/05/21
    「中国大陸から侵入したと考えられているクリの難防除害虫・クリタマバチの伝統的生物的防除…中国から導入した天敵寄生蜂チュウゴクオナガコバチの最初の本格的放飼を1982年に農研機構敷地内(茨城県つくば市)で」
  • アズキとゴマの湿害・雑草対策マニュアル | 農研機構

    画像をクリックするとPDFが開きます カテゴリ 畑作 技術紹介パンフレット タイトル アズキとゴマの湿害・雑草対策マニュアル 発行年月日 2024年2月29日 概要 アズキとゴマの省力的除草体系を確立し、マニュアルを作成しました。 また、ゴマでは排水性診断法と湿害対策技術も紹介しています。 (研究は農林水産省戦略的プロジェクト研究推進事業「畑作物生産の安定・省力化に向けた湿害、雑草害対策技術の開発」の支援を受けて実施しました。)

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    agrisearch 2024/05/15
    「アズキとゴマの省力的除草体系を確立」
  • (研究成果) 要侵入警戒ウイルスToBRFVのトマトやピーマンにおける種子伝染の仕組みを解明 | プレスリリース・広報

    プレスリリース (研究成果) 要侵入警戒ウイルスToBRFVのトマトやピーマンにおける種子伝染の仕組みを解明 - 国内未発生のウイルスの侵入リスクを下げることに貢献 - ポイント 農研機構は、トマトに大きな被害をもたらすtomato brown rugose fruit virus (ToBRFV1))がトマトだけでなくピーマンにおいて種子伝染2)することを世界で初めて明らかにしました。また、トマトやピーマンの種皮にToBRFVが蓄積されることを示しました。成果は、ToBRFVの侵入を防止するため種子への厳密な検疫が重要であることを示しており、また、伝染部位を特定したことで検査技術の向上にもつながることが期待されます。今後の種子検査技術の向上に役立つことで、国内未発生のウイルスの侵入リスクを下げることに貢献するものと期待されます。 概要 Tomato brown rugose fruit

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    agrisearch 2024/05/15
    農研機構 植物防疫研究部門「トマトだけでなくピーマンにおいてもToBRFVが種子伝染することを明らかにし、感染種子の国際的な流通がToBRFVを世界的にまん延させている可能性を示しました」
  • 果樹茶業研究部門:戦略的スマート農業技術等の開発・改良 「カンキツ輸出に向けた高糖度果実安定生産技術と鮮度保持技術の確立」シンポジウム(令和6年度果樹茶業研究会「常緑果樹研究会」)開催要領 | 農研機構

    戦略的スマート農業技術等の開発・改良 「カンキツ輸出に向けた高糖度果実安定生産技術と鮮度保持技術の確立」シンポジウム(令和6年度果樹茶業研究会「常緑果樹研究会」)開催要領 我が国のうんしゅうみかんはべやすく、他国産より味と外観に優れることから、近年はアジア富裕層による需要が増加しています。しかしながら生産現場では、人手不足で生産力が衰退し続けているのみならず、ゲリラ豪雨の頻発で高品質果実の安定生産が困難になりつつあります。また、輸送中の腐敗発生及び鮮度低下による経済的損失が大きく、輸出事業者から鮮度保持技術の確立が求められています。そこで、戦略的スマート農業技術等の開発・改良「カンキツ輸出に向けた高糖度果実安定生産技術と鮮度保持技術の確立」事業(委託元:生物系特定産業技術研究支援センター)において「カンキツ輸出コンソーシアム」(農研機構、ヘッドウォータース、三井化学、王子コンテナー、愛媛

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    agrisearch 2024/05/15
    「NARO S.マルチにおけるAI画像診断によるかん水判断技術の開発」など
  • 日本農業工学会賞・新農林社賞を受賞しました。 | 農研機構

    受賞年月日 2024年(令和6年)5月12日 業績 局地気象の実態解明に関する農業気象学的研究 受賞者 農業・品産業技術総合研究機構西日農業研究センター 研究推進部 黒瀬 義孝 研究の概要 地形条件の複雑な地域では、ちょっとした場所の違いによって作物の収量や品質に違いが現れます。この要因の1つとして、局地気象の関与が挙げられます。局地気象とは比較的狭い範囲に形成される地域固有の気象であり、多くの場合、地形の影響を強く受けて形成されます。局地気象の特徴として現象の再現性が挙げられ、この再現性により局地気象を農業に活用したり、逆に農業被害の常習地帯が作られたりします。局地気象には、局地風、斜面温暖帯、冷気流、盆地霧、オアシス効果など、さまざまな気象現象があり、そこで営まれる農業に影響を及ぼしています。 局地気象を農業に活用するため、局地気象の実態解明に関する研究を行いました。この過程で、独

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    agrisearch 2024/05/15
    西日本農研の黒瀬義孝氏「局地気象の実態解明に関する農業気象学的研究」
  • 養豚農家の密閉縦型堆肥化装置排気中アンモニアの回収と有効利用標準作業手順書(サンプル版) | 農研機構

    画像をクリックするとPDFが開きます カテゴリ 畜産・草地 標準作業手順書(SOP) 機械・情報技術 バイオマス・エネルギー 土壌肥料・根圏 みどりの料戦略 タイトル 養豚農家の密閉縦型堆肥化装置排気中アンモニアの回収と有効利用標準作業手順書(サンプル版) 発行年月日 2024年4月30日 概要 養豚農家で稼働している堆肥化装置(密閉縦型堆肥化装置)から発生する排気中のアンモニアを回収して肥料利用する技術について紹介しています。 この標準作業手順書では、一般的な密閉縦型堆肥化装置を対象に、アンモニア回収装置の設置手順や作業手順のほか、実際の施設でのアンモニア回収事例や回収後の肥料成分の性状について詳しく解説しています。 養豚農家や農業者団体が所有している密閉縦型堆肥化装置を対象として、堆肥に加えて排気中の窒素を肥料として利用したい場合に、また肥料製造業者が現在化学肥料としている窒素肥料の

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    agrisearch 2024/05/02
    畜産研究部門
  • (研究成果) 温暖化に対応したパインアップル品質予測モデルの開発 | プレスリリース・広報

    プレスリリース (研究成果) 温暖化に対応したパインアップル品質予測モデルの開発 - 出荷計画の策定や、新規開園の際に利用できます - 農研機構 沖縄県農業研究センター ポイント 農研機構と沖縄県農業研究センターは、パインアップル果実の酸度・糖度や収穫期を気温から精度よく予測するモデルを開発しました。成果は各産地において、その年に収穫する果実の品質や収穫期を予測する場合、また、新規にパインアップルを導入する地域において、高品質果実を収穫できる期間・品種を推定する場合の予測式として利用できます。 概要 地球温暖化の影響により、日ではこれまで生産が限定的だった亜熱帯・熱帯果樹の生産拡大が見込まれています。一方で、温暖化はパインアップルなどの代表的な熱帯果樹の生育に大きな影響を及ぼしており、長年にわたって栽培を行ってきた産地でも、生産者が過去の経験に基づいて果実の品質や収穫期を予測することが

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    agrisearch 2024/05/02
    農研機構果樹茶業研究部門と沖縄県農業研究センター、パイナップル
  • (研究成果) トルコギキョウの花の香り成分を明らかに | プレスリリース・広報

    ポイント 農研機構は、トルコギキョウの花の香りの成分を解析し、ハーブのような香りの成分、甘い香りの成分など多様な成分を発見しました。成果は、香りがないとされるトルコギキョウの花の香り成分についての世界で初めての報告であり、香りの良いトルコギキョウの品種育成のための基礎的な知見となるとともに、香りをトルコギキョウの新たな魅力として提示するものです。 概要 バラに代表されるように、消費者にとって切り花の大きな魅力の一つに香りの良さが挙げられます。国産花き生産流通強化推進協議会の調べでも、切り花の香りは消費者が花の購入時に重視するポイントの一つです(「花、植物に関する消費行動調査(2021年度)」)。トルコギキョウは、多様な花色、花形や日持ちの良さが魅力であり、国内の主要花き品目です。また、トルコギキョウは日で育成された品種種子の世界シェアが高く、日のみならず世界の人々を魅了する人気の切り

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    agrisearch 2024/04/19
    農研機構野菜花き研究部門、「オイゲノールなどの芳香族化合物」
  • 農研機構農業機械研究部門60年史(農機研60年史) | 農研機構

    画像をクリックするとPDFが開きます カテゴリ 年史 タイトル 農研機構農業機械研究部門60年史(農機研60年史) 発行年月日 2023年10月31日 概要

  • (研究成果) 「関東地域における大豆有機栽培技術体系」標準作業手順書を公開 | プレスリリース・広報

    プレスリリース (研究成果) 「関東地域における大豆有機栽培技術体系」標準作業手順書を公開 - 品種選定、播種時期、早期中耕培土がポイント - ポイント 農研機構は、関東地域における大豆有機栽培技術体系を開発し、このたび標準作業手順書を公開しました。手順書では、品種選択や病害虫・雑草防除のポイント等をわかりやすく示しています。有機大豆の関東での生産拡大に役立つとともに、今後手順書が国内各地域に適した栽培体系に応用されることにより他地域での生産拡大にも貢献しうると考えられます。また「みどりの料システム戦略」に掲げられている、有機農業の取組面積目標の達成に貢献します。 概要 農林水産省では、2021年に「みどりの料システム戦略」を策定し、その中で「2050年までに、有機農業の取組面積の割合25%(100万ha)」という目標を掲げています。この達成には水稲や大豆などの土地利用型作物の面積

  • (研究成果)新規需要米に適した水稲新品種「あきいいな」 | プレスリリース・広報

    プレスリリース (研究成果)新規需要米に適した水稲新品種「あきいいな」 - 耐病性が優れ倒れにくいため安定生産が可能に - ポイント 農研機構は、葉いもちに強く、耐倒伏性が優れる水稲新品種「あきいいな」を育成しました。「あきいいな」は、多収品種「ホシアオバ」と同等の収量性で、西日の主力品種「ヒノヒカリ」より約2割多収であり、「ホシアオバ」より早く「ヒノヒカリ」並の熟期で、暖地および温暖地西部の平坦地での栽培に適します。「あきいいな」を導入することにより新規需要米の低コストで安定的な生産が期待されます。 概要 主用米の国内需要量減少にともなう需給及び価格の安定を図る対策の一環として、農地の有効利活用と農業所得の向上を図るため、農林水産省では、米粉用や飼料用といった新規需要米1)向け多収品種の作付けを推進しています。これら多収品種は、肥料投入量を増やすことで一般品種より大幅に収量を増大させ

  • リアルタイムPCRによるサツマイモ基腐病菌の検出・同定技術標準作業手順書 | 農研機構

    画像をクリックするとPDFが開きます カテゴリ 畑作 標準作業手順書(SOP) 病害虫・鳥獣害 タイトル リアルタイムPCRによるサツマイモ基腐病菌の検出・同定技術標準作業手順書 発行年月日 2023年3月27日 最終更新日 2024年3月25日 概要 サツマイモ基腐病は、サツマイモの茎葉の枯死および塊根の腐敗を引き起こす病害で、特に南九州地域の産地で深刻な被害をもたらしています。 病を防ぐためには、基腐病の病原菌を「持ち込まない」、「増やさない」、「残さない」ことが重要であり、そのためには病原菌による汚染が疑われるサツマイモから迅速にこれを検出する技術が必要です。 この手順書は、サツマイモ基腐病の感染拡大を防ぐため、茎や塊根からDNAを抽出し、リアルタイムPCRにより病原菌を検出・同定する方法を記載しています。

  • 地図ベース工程管理システム QAgriSupport / Foregis 標準作業手順書(サンプル版) | 農研機構

    画像をクリックするとPDFが開きます カテゴリ 水田作 畜産・草地 標準作業手順書(SOP) 農村・経営 機械・情報技術 タイトル 地図ベース工程管理システム QAgriSupport / Foregis 標準作業手順書(サンプル版) 発行年月日 2024年4月10日 概要 作物作付計画及び作業日程計画の登録、作業者への指示、作業日報の登録、作業の進捗管理等、土地利用型農業における工程管理を支援する地図ベース工程管理システムです。 WindowsデスクトップPCで動作する地図アプリケーション「QAgriSupport」及びiOS/Android端末で動作するモバイルアプリケーション「Foregis」で構成されています。 広域に圃場が分散するような大規模な農業生産組織において、円滑な工程管理を支援します。 注意! 掲載されているSOPは、一部のみです。 SOP全編をご希望の方は、以下までお問

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    agrisearch 2024/04/11
    農研機構 北海道農業研究センター
  • (研究成果) カキのわい性台木に利用できる品種「豊楽台(ほうらくだい)」の 標準作業手順書を公開 | プレスリリース・広報

    プレスリリース (研究成果) カキのわい性台木に利用できる品種「豊楽台(ほうらくだい)」の 標準作業手順書を公開 - カキをコンパクトに育て、生産性の向上と省力化を可能に - 農研機構 島根県農業技術センター ポイント 農研機構と島根県は、共同で育成したカキのわい性台木品種「豊楽台」の特徴と利用方法をまとめた標準作業手順書を公開しました。「豊楽台」台木1)に接ぎ木2)した「富有」3)樹は、一般的な台木に接ぎ木した樹と比べて樹高が低く、樹の大きさも半分程度になり、単位容積当たりの収量が向上するため生産性も高まります。また、高所での作業も減ることからカキの省力栽培、労災軽減に貢献します。「豊楽台」の接ぎ木苗は、2025年秋から販売される予定です。作業手順書の活用により、高生産性で省力栽培でき、労災軽減にも繋がる技術としてカキわい性台木の普及が期待されます。 概要 カキは高木になりやすい樹種で

  • 作物の系譜情報を利活用するためのデータベース(Pedigree Finder)標準作業手順書(サンプル版) | 農研機構

    画像をクリックするとPDFが開きます カテゴリ 水田作 畑作 園芸・茶 標準作業手順書(SOP) 機械・情報技術 みどりの料戦略 タイトル 作物の系譜情報を利活用するためのデータベース(Pedigree Finder)標準作業手順書(サンプル版) 発行年月日 2024年4月10日 概要 作物種に応じて品種・系統の類縁関係とそれらが示す特性を関連づけて表示できるデータベース「Pedigree Finder」について紹介しています。 この標準手順書では、品種・系統の交配親としての優良性評価、系譜情報とゲノム情報との連携、系譜情報を利用した品種・系統の特徴付け等について、データベースの利用法を詳しく解説しています。 育種家が近縁関係を考慮して交配親を選定する場面、大学及び研究機関関係者が育種家の養成を行う教育の場面、生産者や消費者が特性を考慮して品種・系統を選択する場面でご利用いただけます。

  • (研究成果) 肉用牛品種の黒毛和種におけるゲノム情報を利用した近交度の評価法 | プレスリリース・広報

    プレスリリース (研究成果) 肉用牛品種の黒毛和種におけるゲノム情報を利用した近交度の評価法 - 持続可能で安定した黒毛和種肉の生産に貢献 - 農研機構 家畜改良センター ポイント 農研機構は、個体ごとの塩基配列の違い(ゲノム情報)を利用して、肉用牛の黒毛和種における近親交配の程度(近交度1))を評価する方法を新たに開発しました。方法は、家系情報2)を利用しなくても、ゲノム情報から正確な近交度を評価できます。これにより、育種現場だけでなく生産現場である農家においてもゲノム情報を取得することで近交度を考慮した交配が可能となり、近交度の上昇による生産性の低下を防ぐことができます。 概要 わが国の肉用牛の黒毛和種の育種は、霜降りを中心とした枝肉3)形質の改良を目的として、ごく少数の優秀な種雄牛を繁殖に供してきたため、集団内近交度の急激な上昇が懸念されています。一般に、近親交配により個体の近交度

  • (研究成果)空撮画像のAI解析技術を活用してスイートコーン収穫適期を予測 | プレスリリース・広報

    詳細情報 開発の社会的背景 高収益作物のひとつであるスイートコーンは、わが国で約21万トンの収穫量を有する作物であり、うち4割程度が北海道で収穫されています(農林水産省 令和4年産野菜生産出荷統計)。北海道道央地域の露地スイートコーン栽培(直播)では、5月上旬に播種を行い、7月上旬に雄穂が抽出し始めた後、7月下旬から8月上旬にかけて絹糸(けんし)抽出期を迎え、その後3週間程度の8月中下旬に収穫適期を迎えることが一般的です。スイートコーンの可部である雌穂(しすい)4)は、収穫適期前は粒がそろっていない上に糖含量が低く、一方で収穫適期を過ぎてしまうと水分量が少なくなるため萎びやすく品質が下がりやすいという特徴を持っています。したがって、スイートコーンは収穫適期を正確に見極めて収穫作業を行う必要があります。 スイートコーンの収穫方法は手取り収穫と一斉機械収穫(図1)があり、手取り収穫は作業者が

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    agrisearch 2024/04/11
    農研機構 北海道農業研究センター、ドローンで開花前後の1度の空撮。
  • 生物系特定産業技術研究支援センター:食料安全保障強化に向けた革新的新品種開発プロジェクト及びシャインマスカット未開花症緊急対策 | 農研機構

    料安全保障強化に向けた革新的新品種開発プロジェクト」及び「シャインマスカット未開花症緊急対策」に応募のあった研究課題について、審査の結果、別添『「料安全保障強化に向けた革新的新品種開発プロジェクト」及び「シャインマスカット未開花症緊急対策」の審査結果について』のとおり採択課題を決定しました。

  • (研究成果)いもち病抵抗性イタリアンライグラス「Kyushu 1」で冬季と春季の2回収穫が可能に | プレスリリース・広報

    農研機構は、いもち病抵抗性が強い極早生イタリアンライグラス新品種「Kyushu 1」の標準作業手順書1)を日ウェブサイトで公開しました。 イタリアンライグラスは春季からの収穫が一般的ですが、手順書では、「Kyushu 1」を用いて、冬季と春季に2回収穫することを可能とする新たな栽培管理法等をまとめています。これらの技術の普及により国産飼料の増産につながることが期待されます。 輸入飼料価格が高水準で推移する中、家畜の餌となる国産飼料の増産は畜産経営の安定化のために喫緊の課題となっています。イタリアンライグラスは、ウシの嗜好性や栄養価が高く、我が国で広く栽培されている一年生の冬作飼料作物です。中でも九州地域はその主要な産地であり、全国の栽培面積(推定約6万ha)の約7割を占めます。一般的にイタリアンライグラスは10月から11月頃に播種し(従来作型)、出穂する春季に収穫します。一方で、九州の