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  • インドの謎の鉄柱、1600年経った今もさびない理由とは?

    ニューデリーの有名な鉄柱。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産「クトゥブ・ミナールとその建造物群」の敷地内にある/Allen Brown/Alamy Stock Photo (CNN) 鉄の構造物が、風雨にさらされながら1600年もの間さびることなくそびえ立つことは可能なのだろうか。建造当時の技術不足を考えると、あり得ないことのように思える。 だが、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている「デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群」(インド・ニューデリー南郊のメヘラウリー地区に位置する13世紀初頭に建てられた歴史的記念碑と建造物の複合建築群)の敷地内には、まさにこの謎を証明するような不思議な建造物がある。 クッワト・アルイスラム・モスクの中庭に入るとすぐに、上部に装飾が施された高さ7.2メートル、重さ6トンの鉄柱が目に入る。 注目すべき点は、この鉄柱はニューデリーの

    インドの謎の鉄柱、1600年経った今もさびない理由とは?
  • 地球から240億キロ、ボイジャー1号システム復旧に成功 5カ月ぶりに解読可能データ受信

    (CNN) 地球から最も遠い宇宙空間を飛行する米航空宇宙局(NASA)の探査機「ボイジャー1号」から、5カ月ぶりに解読可能なデータが地球に届いた。NASAのチームが試行錯誤を繰り返し、通信問題を引き起こした原因が1個のチップにあることを突き止めて、解決策を編み出した結果だった。 ボイジャー1号は現在、地球から240億キロメートル離れた宇宙空間を飛行中。打ち上げから46年を経て、さまざまな不具合や老朽化の兆候が見えている。 今回の問題は2023年11月に発生。飛行データシステムの遠隔測定モジュールから送られてくるデータが解読不可能になった。 ボイジャー1号の飛行データシステムは、現在の健康状態を表す工学データを科学計器の情報と組み合わせて収集している。地球上の管制室はそのデータを、0と1で構成される2進コードで受信する。 ところが11月以来、この飛行データシステムがループ状態に陥り、無線信号

    地球から240億キロ、ボイジャー1号システム復旧に成功 5カ月ぶりに解読可能データ受信
  • XB70「バルキリー」、コンコルドよりも速かった超音速機

    (CNN) 超音速機コンコルドの初飛行に先立つこと5年、もう一つの雄大な超音速機が空に飛び立った。あと少しでコンコルド以上の高速旅客機を生み出すところまで行った航空機だ。 この航空機の名は「XB70バルキリー」。米空軍向けに開発された実験機だ。今から60年前の1964年9月に実施された初飛行は、超音速機の黄金時代の幕開けを告げる契機になった。後にコンコルドの1.5倍近い時速3210キロ超を出したこともある。 オハイオ州デイトンに拠点を置く空軍資材コマンドの歴史家、トニー・ランディス氏は「XB70の全体的なデザインは美しいの一言に尽きる」と語る。「高速性と高高度運用能力を誇るこれほど魅力的な航空機が65年あまり前に開発されたとは、人工知能(AI)やコンピューターをベースとした今日の技術環境では理解しがたい」 XB70のプログラムに問題がなかったわけではない。軍用機としてはロールアウト前に既に

    XB70「バルキリー」、コンコルドよりも速かった超音速機
  • 老朽化したボイジャー1号から驚きの応答、通信障害の復旧に期待

    ボイジャー1号から機体の現状を確認する上で期待の持てる無線信号が寄せられたという/NASA/JPL via CNN Newsource (CNN) 恒星間空間を飛行する探査機「ボイジャー1号」に地球から交信を試みたところ、期待の持てる反応が返ってきたことが分かった。技術チームは数カ月前から続く老朽化したボイジャー1号の通信障害を修復したい考えだ。 ボイジャー1号は1977年に打ち上げられ、現在はボイジャー2号とともに太陽系の果ての未知の宇宙空間を飛行中。 ボイジャー1号は今でも地球の管制チームに無線信号を送り続けているものの、11月以降はこの信号に利用可能なデータが含まれていない状態だった。これはボイジャー1号に搭載されたコンピューター3台の一つに問題があることを示している。 だが最近送信されてきた新たな信号を見ると、ボイジャー1号の状態を理解しようとするNASAミッションチームの試みに一

    老朽化したボイジャー1号から驚きの応答、通信障害の復旧に期待
  • 小惑星の標本閉じ込めた頑固な留め具、やっと開いた NASA

    (CNN) 米航空宇宙局(NASA)は11日、地球近傍小惑星「ベンヌ」で回収した貴重な標を閉じ込めたまま、なかなか開かなかった2個の留め具を、数カ月かけてようやく開くことができたと発表した。 NASAはこれまでに、探査機「オシリス・レックス」がベンヌで採集した岩石や粉じん約70グラムを回収している。ところが昨年10月、標採集に使ったロボットアームの内部にあるカプセルに一部の物質が残り、手の届かない状態にあることを明らかにした。 ロボットアームTAGSAMのヘッド部分は35個の留め具で閉じられていて、そのうち2個がなかなか開けなかった。 こじ開けるのは簡単ではなかった。標を傷つけたり汚したりするリスクを最小限に抑えるため、NASAは事前に承認された機材や道具を使う必要があった。 そうした道具は狭い空間の中で機能するものでなければならず、長さや重さ、動かす範囲にも制約があった。 「キュレ

    小惑星の標本閉じ込めた頑固な留め具、やっと開いた NASA
  • 太陽よりも輝く「石」 化石燃料時代の終わりを告げるか

    カリフォルニア州フレズノ(CNN) 人類の黎明(れいめい)期のあるとき、平均よりも賢いホモ・サピエンスが暖を取るために石を火から遠ざけて熱電池を発明した。 それから100万年以上が経過し、人類が気候危機を回避するために化石燃料を超える進化を遂げようと奮闘するなか、その簡素な考え方が現代によみがえりつつある。文字通り、また、比喩的にも、岩石への蓄熱はかつてないほど熱くなっている。 「箱の中(の石)は現在、1600度だ」とアンドリュー・ポネックさんは小さな建物ほどの大きさの熱電池の横に立って語った。鉄の融点よりも温度が高いという。 ポネックさんの白熱した石の箱が非常に重要なのは、それらが大量の石炭やガスを燃やして加熱されたのではなく、ポネックさんの試作品を囲む何千もの太陽光発電ソーラーパネルが太陽光を受けることで加熱されたという点だ。 もし成功すれば、ポネックさんとその新興企業アントラ・エナジ

    太陽よりも輝く「石」 化石燃料時代の終わりを告げるか
  • シファ病院近くに露出したトンネルのシャフト、CNNが現地で目撃したもの

    パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市(CNN) 暗闇の中でさえ、パレスチナ自治区ガザ地区北部の惨状は火を見るよりも明らかだった。ガザを横切る未舗装の道路で、建物の空っぽの外壁が最後の光に照らされて景色から浮き上がっている。夜間には、イスラエル国防軍(IDF)の車両がそうした景色の中をガタゴトと音を鳴らして走行し、ガザ北部に対する軍の支配を強めている。 CNN取材班は18日夜、イスラエル軍とともにガザを移動した。地域で最大の病院であるシファ病院の敷地内で新たに発見されたトンネルシャフトを取材するためだ。 午後9時ごろに境界のフェンスを越えた後、車列は明かりを消し、暗視ゴーグルを頼って、ガザを移動した。取材班はその後、6時間をガザで過ごすことになるが、その時間の大部分は、シャフトとの往復に費やされた。 取材班が移動した道沿いでは、ほとんどすべての建物に戦時の傷跡が残されていた。多くの建物が完全に破壊

    シファ病院近くに露出したトンネルのシャフト、CNNが現地で目撃したもの
  • 「世界最大のクルーズ船」、イラストに賛否分かれる 専門家の分析は?

    世界最大のクルーズ船「アイコン・オブ・ザ・シーズ」の完成予想図が拡散し、インターネット上で大きな反響を呼んだ/Royal Caribbean International (CNN) 世界最大のクルーズ船「アイコン・オブ・ザ・シーズ」は、まだ1人の乗客も迎え入れていないにもかかわらず、ネット上ではすでに大反響を呼んでいる。 同船は、2024年1月の初航海に向け、最近、初の海上試運転を終えたばかりだ。全長は約365メートルで、タイタニックよりも約96メートル長い。幅は約48メートル、総デッキ数は20デッキで、最大収容人数は乗客とクルーを含め約1万人だ。 しかし、7月にこの船の船尾部分の画像がネット上に拡散すると、賛否が分かれ、あちこちで激しい反響を呼んだ。 アーティストが作成したイラストには娯楽設備を満載したカラフルな船が描かれており、特に記録的な長さのウォータースライドを備えた巨大なウォータ

    「世界最大のクルーズ船」、イラストに賛否分かれる 専門家の分析は?
  • プーチン氏が「永遠の戦争」を望む理由

    (CNN) 西側の人間がウクライナでの紛争について「永遠の戦争」になりつつあると語るとき、たいていは悪いことを意味する。だがロシアのプーチン大統領にとって、それはゴールである公算が大きい。 プーチン氏は先ごろ、9月30日を正式な休日にした。洗練されたネーミングとは言い難い「新たな地域のロシア連邦への再統合の日」。ウクライナのドネツク州、ルハンスク州、ヘルソン州、ザポリージャ州の併合1周年を記念している。その時点でほとんどの地域はロシアの支配下になかったが、プーチン氏には自らが現在抱く強迫観念の一つに立ち返る機会を提供した。この苦闘を通じ「母なる大地と自分たちの主権、精神的価値、統合と勝利」を手にするのだという思いだ。 同氏の目から見れば、この戦いはウクライナ相手ではなく、むしろ地球規模での西側との戦いになる。ウクライナはあくまでも一戦場に過ぎず、たとえ犠牲がとりわけ多く、わかりやすい戦いの

    プーチン氏が「永遠の戦争」を望む理由
  • 蚊を引き寄せるのはこの成分、体臭使った調査で狙われやすい人判明

    (CNN) 夏の蒸し暑い夜に人を悩ませる蚊の存在。体臭のどんな成分が蚊を引き寄せているのかを調べた研究結果が、このほど学術誌に発表された。 研究チームはスケートリンクほどの大きさの実験施設にさまざまな人の体臭を送り込み、蚊の行動を観察することで、蚊を引き寄せている化学物質を特定した。この研究は19日の科学誌カレントバイオロジーに発表された。 蚊はハエの仲間でほとんどは花の蜜を餌としているが、産卵を控えたメスはたんぱく源を求めて血液を吸う。 刺された場合、大抵は赤く腫れてかゆみを感じるだけで済む。しかし蚊が寄生虫やウイルスを媒介して、マラリアなどの感染症にかかることもある。 論文を執筆したジョンズ・ホプキンス大学のコナー・マクメニマン氏によると、世界では5歳未満の子どもや妊婦を中心に年間60万人以上がマラリアのために死亡している。 そこでマクメニマン氏の研究チームは、マラリアを媒介する蚊がど

    蚊を引き寄せるのはこの成分、体臭使った調査で狙われやすい人判明
  • 戦時のウクライナ、仕事場でジェンダー規範を打ち破る女性たち

    ウクライナ東部(CNN) 祖国がロシア軍を撃退するための戦闘を続けるなか、ウクライナの女性が、困難かつ危険な状況も多いなかで、これまでは許されていなかった役割や責任を果たしている。 ロシア軍が約1年2カ月前にウクライナに侵攻した後、数千人のウクライナの男性が軍隊に入って国を守るために仕事を辞めた。男性の不在を受けて、女性が立ち上がった。ウクライナの法律では以前は、あまりに危険とみなされた仕事に女性が就くことは禁じられていた。 地下での採掘や高温の金属の鍛造、重機の操作などは、これまでウクライナでは女性が行うことは許されていなかった。 しかし、ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアの侵攻を受けて戒厳令を発令し、既存の法律を停止。ウクライナの女性たちは仕事に出かけるようになった。 過去2回の世界大戦でも、女性は戦時中の労働力として、伝統的に男性が担ってきた仕事や責任を引き受け、歴史的に重要な役

    戦時のウクライナ、仕事場でジェンダー規範を打ち破る女性たち
  • 艾未未氏、65万個のレゴブロックでモネの「睡蓮」を再現

    4月に英ロンドンのデザインミュージアムで開幕した中国人の芸術家、艾未未(アイウェイウェイ)氏の個展の来場者は、見覚えのある光景を目にすることになる。それはフランスの画家クロード・モネの有名な絵画「睡蓮(すいれん)」だ。しかし、この作品はモネの印象派の筆遣いをまねて描かれたのではなく、22色、65万個のレゴブロックを組み合わせて「睡蓮」を再現した巨大な作品だ。 デザインミュージアムによると、「睡蓮#1」と題されたこの作品は、幅が15メートル以上あり、艾氏がこれまでに制作した中で最大級のレゴアートだという。 艾氏の「睡蓮#1」にもモネの故郷であるフランス・ジベルニーののどかな睡蓮の池が描かれているが、一方で、作品の右端に「暗い入口」のようなものも描かれている。これは、艾氏が中国の新疆ウイグル自治区で過ごした幼少期を示している。デザインミュージアムのプレスリリースによると、暗い色のレゴブロックで

    艾未未氏、65万個のレゴブロックでモネの「睡蓮」を再現
  • ゼレンスキー氏、習近平氏をウクライナに招待

    ウクライナのゼレンスキー大統領と中国の習近平・国家主席/Ukrainian Presidential Press Service/Xinhua/Getty Images (CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領が中国の習近平(シーチンピン)国家主席を、ウクライナへ正式に招いた。AP通信が29日に報じたインタビューで語った。 ゼレンスキー氏はこの中で、「私たちはここで習氏と会う用意がある。会談を希望する」と語った。「全面戦争」以前は同氏と接触があったものの、この1年以上は連絡を取っていないと述べた。 習氏はロシアのプーチン大統領と近い関係にあり、ロシアウクライナ侵攻を始めてからさらに経済的、政治的なつながりを深めてきた。 習氏が今月ロシアを公式訪問し、両首脳は幅広い連携を確認したが、ウクライナ侵攻をめぐる突破口は開けていない。 ゼレンスキー氏はインタビューの中で、東部バフムートで続くロシ

    ゼレンスキー氏、習近平氏をウクライナに招待
    aoiyotsuba
    aoiyotsuba 2023/03/30
    ここで上手く立ち回ることができたら、中国の立場は相当高くなるが…?
  • モルディブの水上都市、その全容が徐々に明らかに

    インド洋上に都市が建設されつつある。モルディブの首都マレからボートでわずか10分の場所にあるターコイズブルーのラグーン(潟)に浮かぶこの水上都市には2万人が居住可能だ。 脳サンゴの模様に似たデザインのこの都市は、住居、レストラン、店舗、学校など、5000もの水上ユニットで構成されており、ユニットとユニットの間には運河が流れている。6月に最初の数ユニットが発表されたが、2024年はじめに住民が入居を開始する。そして27年までに都市全体が完成予定だ。 不動産開発業者ダッチ・ドックランズとモルディブ政府との合弁事業であるこのプロジェクトは、とっぴな実験でも革新的な構想でもない。この都市は、海面上昇という厳しい現実に対する実用的な解決策として建設されている。 1190もの低地の島々で構成されているモルディブは、世界で最も気候変動に対して脆弱(ぜいじゃく)な国のひとつで、陸地部分の8割が海抜1メート

    モルディブの水上都市、その全容が徐々に明らかに
  • 星が死にゆく最後の瞬間、超新星爆発をリアルタイムで観測 天文史上初

    赤色超巨星が死期を迎え、ガスを噴出していることを表したイメージ画/The Astrophysical Journal/Northwestern University (CNN) 死期を迎えた巨大な恒星が超新星爆発を起こす現象が初めてリアルタイムで観測されたとして、米カリフォルニア大学などの研究者が6日の天文学会誌に研究結果を発表した。 観測を行った赤色巨星は地球から約1億2000万光年離れた銀河「NGC 5731」に位置していた。爆発前の質量は太陽の10倍もあった。 恒星が最後の輝きに包まれる前には激しい爆発が起きたり高温のガスが噴出したりすることもある。しかし今回の現象が観測されるまで、赤色巨星は比較的静かな状態が続いた後に大爆発して超新星になったり、崩壊して高密度の中性子星になったりすると考えられていた。 ところが今回の赤色巨星は研究チームが見守る中で、劇的な自己崩壊を起こしてII型超

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  • 「戦略メープルシロップ備蓄」を放出へ、市場で不足 カナダ

    市場での品不足を受けて、メープルシロップの「戦略備蓄」が放出される/Ben Nelms/Bloomberg/Getty Images ニューヨーク(CNN) カナダが市場で不足するメープルシロップへの対応として、戦略備蓄を放出する。 業界団体のケベック・メープルシロップ生産者協会(QMSP)は戦略メープルシロップ備蓄の半量近くに相当する約5000万ポンド(約2万3000トン)を放出すると発表した。 政府からの支援を受けるQMSPは「メープルシロップのOPEC(石油輸出国機構)」とも呼ばれ、備蓄をメープルシロップの価格や供給のコントロールに利用する。 昨年時点でケベック産のメープルシロップは世界生産の73%を占める。最大の顧客は米国で、カナダの輸出量の約6割を占めている。 戦略備蓄が設置されたのは不作時や需要急増時の在庫確保が目的だった。今はそれに該当する時期で、暑くて短い夏が原因で生産量が

    「戦略メープルシロップ備蓄」を放出へ、市場で不足 カナダ
    aoiyotsuba
    aoiyotsuba 2021/11/30
    一瞬虚構新聞かと思った
  • 「天然痘ウイルス」と書かれた瓶、研究所の冷凍庫で発見

    天然痘ウイルスの電子顕微鏡写真/BSIP/Universal Images Group Editorial/Getty IMages (CNN) 米疾病対策センター(CDC)は16日、数十年前に根絶された伝染病、天然痘の表記がある複数の小瓶が、東部ペンシルベニア州のワクチン研究施設で見つかったことを明らかにした。 瓶は冷凍状態だった。中身に異常はみられず、だれかが接触した形跡もないという。 CDCによると、研究施設の冷凍庫を片付けていた職員が偶然見つけた。CDCと関係機関、捜査当局が詳しく調べている。 天然痘はかつて年間1500万人が感染し、そのうち約3割が死に至る疫病として恐れられていたが、1980年に世界保健機関(WHO)が根絶を宣言した。米国での感染は47年を最後に報告されていない。 2014年には東部メリーランド州で、国立衛生研究所(NIH)の研究室を移転するための準備作業中、倉庫

    「天然痘ウイルス」と書かれた瓶、研究所の冷凍庫で発見
  • 世界で「最も深い」穴、南シナ海で発見

    (CNN) 中国海南省三沙市の研究機関の科学者らは30日までに、南シナ海のパラセル(西沙)諸島沖にある海底の穴(シンクホール)が世界で最も深いことがわかったと明らかにした。中国中央テレビ(CCTV)が伝えた。 科学者らは海中探査ロボットを使って穴の規模を測定した。1年間をかけた調査の結果、穴の深さは300メートルに及ぶことがわかったという。 穴の上層には20種類以上の魚が見つかったが、深さ100メートルを超えると酸素がほとんどないため、生物がいる可能性は少ないという。 こうした穴は「ブルーホール」と呼ばれ、海面から見える水中の大きな陥没穴や洞窟を指す。これまで世界最深とされてきたブルーホールはカリブ海の島国バハマにあり、深さは約200メートルだった。 今回調査されたブルーホールは地元住民から南シナ海の「目」や「竜の穴」と呼ばれており、パラセル諸島のサンゴ礁の中にある。三沙市当局は穴の保護と

    世界で「最も深い」穴、南シナ海で発見
  • スエズ運河の座礁、五輪プール最大8杯分の砂の除去必要

    (CNN) 世界の海上交通の要衝、エジプトのスエズ運河で大型のコンテナ船が座礁して運河をふさぎ、船舶が通行できなくなっている問題で、運河当局はコンテナ船を離礁させるのに最大で2万立方メートルの砂を除去する必要があると明らかにした。 当該の船舶はパナマ船籍の大型コンテナ船「エバーギブン」(全長400メートル、幅59メートル、22万4000トン)で、現地時間の23日午前7時40分ごろ、地中海へ向けて運河を北上する途中、強風と砂嵐のために視界が悪化して座礁した。オランダのロッテルダムへ向かう途中だったという。 現場ではエバーギブンの離礁に向けた懸命な作業が行われている。浚渫(しゅんせつ)船2隻とタグボート9隻を使用しているほか、河岸では掘削機4台が稼働している。 運河当局が25日に発表したところによると、これらの浚渫船は1万5000~2万立方メートルの泥や砂を除去し、12~16メートルの深さを確

    スエズ運河の座礁、五輪プール最大8杯分の砂の除去必要
  • 世界を変えた日本の発明品25選 <前編>

    (CNN) 日は発明家の国といえるかもしれない。日がわれわれにもたらしたのはロボットやノートパソコンや信頼性のある車だけではない。日は大衆文化にも多大な影響を与えている。 たとえば、カラオケはいまでは世界的な人気を誇るが、誕生したのは日だという。トヨタの「カローラ」は4000万台以上を売った世界的なベストセラーであり、ポケットに入る電卓や、世界初のハンドヘルドコンピューターも日生まれだ。 そのほか、ゲーム機やべ物、パズルなど、人々の生活を変えた「日の発明品」を紹介する。 ◇ 自撮り棒 自撮り棒がいつどこで誕生したかについては諸説あるが、最初に特許を取った自撮り棒(当初は「エクステンダー」と呼ばれた)は、1980年代に日で作られた。

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