クマそれぞれのお食事メニュー ~性別と年齢で変わる食生活~ ポイント ツキノワグマの食生活を調べたところ、個体の性別・年齢、年によるドングリの結実量の違いによって、食事のメニューの構成が異なっていた。 夏には若いクマ(1-4歳)より成熟したクマ(5歳以上)のほうが、メスよりもオスのほうが、よりニホンジカを食べていた。 秋にはどのクマもドングリに依存した食生活を送るが、メスや若いクマはドングリが不作の年に昆虫等の動物質をやや多く食べ、成熟したオスは豊作の年でも一定の量の動物質を食べていた。 ツキノワグマの食生活は老若男女で異なることから、食べ物を求めて人里へ出没する個体の原因や特性の検証が可能となり、ツキノワグマの科学的な保護管理に役立つ。 本研究成果は、日本の哺乳類学誌「Mammal Study(略称:Mamm Stud)」オンライン版(4月15日付)及びVol45 No.2 (4月30日
生息している場所だけではありません。2種類のクマには他にも違いがあります。それが大きさです。ツキノワグマは120センチから180センチの大きさです。一方、ヒグマは170センチから280センチにまで成長するそうです。 そして、得意なことも違っていて、ツキノワグマは木登りが得意です。一方、ヒグマは穴掘りだということです。 大井先生に「他に違う点はありますか?」と聞いてみましたが、大きな違いというのはこの程度で、実は共通している部分も多いということです。それは「食べ物」「出産時期」「性格」です。食べ物はなんでも食べる「雑食」、出産はどちらも「2月上旬ごろ」、そして性格も「慎重」だそうです。 そして、ツキノワグマでもヒグマでも「クマへの対策」が共通している点があることが分かってきます。 2種類とも雑食ということで人里に寄せ付けないために柿の実を撤去などする。「慎重な性格」というのも共通していますの
冬眠の時期が終わり、クマの被害が全国で相次いでいます。 秋田県と青森県との境にある十和田湖の南にある山林で、タケノコ採りに山に入り行方不明になった男性の遺体が見つかり、運び出そうとしていた警察官2人がクマに襲われ、大けがをしました。 秋田県内では、今年に入ってすでに198件の目撃情報が寄せられていて、県は、先月、早々にツキノワグマ出没警報を発令。人が襲われたのは、今回が3件目で、県は21日、緊急の会議を開きました。 秋田県ツキノワグマ被害緊急対策会議:「4月から出没のペースが非常に早かったというのが今年の特徴。5月についてもペースが早いと言える」 その後も遺体の搬出は進んでいません。現場がやぶになっていて見通しが悪く、再び、クマに遭遇するおそれがあるためです。21日、現場近くまで車で入れるようにするため、重機を使って道路を広げる工事が行われました。 地元では、困惑が広がっています。 地元の
ポ卜フ @Po_t_ofu ニトリで一目惚れしたデカいトリケラトプス買うつもりで抱えて練り歩いてたら店員さんに「売り物じゃないです…」言われて全身がジュラ紀になってきた 2024-02-16 16:44:47
動物行動学とは、動物の行動に関するさまざまな疑問を解明する学問分野です。進化論を唱えたダーウィンをはじめ、世界には動植物の研究者がたくさんいて、動物行動学の父と呼ばれるユクスキュルは、人が見ている世界と動物が見ている世界は違う、動物の感覚世界を知ろうということを提唱しました。20世紀に入るとますます関心が高まり、動物の行動を説明する体系的な理論やモデル、詳細な観察に基づく研究などが次々と発表されるようになったのです。こうしたなか、ティンバーゲンは、動物の行動はさまざまな次元で説明することができ、動物の行動を完全に理解するためには多様な領域からのアプローチが重要であると、「4つの問い」を提唱しました。これは、直接的な原因を解く“至近要因”としての「メカニズム(特定の体の部位や臓器、その他の化学物質などがどのように働いて行動として表れているのかなど)」、「発達(個体全体や身体の一部分がどのよう
今回の映像は、ホホジロザメの新生児が初めて目撃・記録された例となるのだろうか。米カリフォルニア州サンタバーバラ沖を泳ぐサメの尾からは、子宮内の「ミルク」のような乳白色の薄い膜がはがれ落ちていた。(VIDEO BY CARLOS GAUNA) ホホジロザメ(Carcharodon carcharias)の研究と撮影には、これまで多くの時間とお金が費やされてきたが、出産を目撃した者はだれもいなかった。しかし、米国カリフォルニアで生まれたての可能性がある個体が記録され、1月29日付けで学術誌「Environmental Biology of Fishes」で報告された。 2023年7月9日、映像作家のカルロス・ガウナ氏と個体生物学者のフィリップ・スターンズ氏は、ドローンを使ってサンタバーバラ沖のサメを追っていた。彼らはすでに大型のホホジロザメ数匹を映像に捉えていたが、そのときまったく予想外のもの
今年はどんぐりの大凶作の影響もあって、北海道や本州でクマの出没が相次ぎ、人里での多くの目撃情報や、5人の死者、180人のケガ人を出すなど、熊害は環境省が統計を取り始めて最多ペース(10月末時点)となっている。 これに伴い、クマの駆除件数やそれに対するクレームの数も増加している。10月4日に秋田県美郷町でツキノワグマの親子3頭が作業小屋に侵入し、24時間ほど立てこもったすえに銃殺された事件では、駆除にあたった町役場を中心にクレームの嵐となった。 「『かわいそうだろ』『なぜ殺すんだ』といった内容がほとんどで、なかには感極まって泣きだしたり、『クマと一緒に死ね』などと強い言葉を使ってくる人もいたそうです。クマ被害のない地域からの連絡も多く、もはやただの憂さ晴らしのための抗議と思えるものも少なくないようです」(情報番組ディレクター)
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