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『見ること』ジョゼ・サラマーゴ|白票の意味するところは|賢明な言葉による豊穣さに心躍る - 書に耽る猿たち
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『見ること』ジョゼ・サラマーゴ|白票の意味するところは|賢明な言葉による豊穣さに心躍る - 書に耽る猿たち
『見ること』ジョゼ・サラマーゴ 雨沢泰/訳 ★ 河出書房新社 2023.8.5読了 敬愛する作家の一人、ジョ... 『見ること』ジョゼ・サラマーゴ 雨沢泰/訳 ★ 河出書房新社 2023.8.5読了 敬愛する作家の一人、ジョゼ・サラマーゴさんの小説が河出書房から新刊で刊行された。2004年に刊行された本書は、著者晩年81歳の時の作品で『白の闇』と対をなす物語となっている。 投票率は高いのに、白紙表が85%という驚異的な数字となってしまった。投票しないのではない。わざわざ足を運んで投票しに行ったのに、何も記入せずに票を投じるのだ。日本では白紙投票は無効になるが、どうやらこの国では有効となるらしい。この国の市民は、政治について、社会制度についてどう考えているのか。 おもしろいのが「白紙投票」のせいで、「白」という言葉が、卑猥なもの、あるいは人聞きの悪いものとして使われなくなってくるということだ。こういうニヒルな滑稽さが良いんだよなぁ。白票を無制限に行使すれば、民主主義のシステムが制御できなくなると焦る政府や