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「レコード大賞歌手」の彼女が選んだ意外なその後
「一曲いかがですか?」 ギターをかついで飲み屋街をさすらい、客のリクエストに応えて歌や演奏を披露す... 「一曲いかがですか?」 ギターをかついで飲み屋街をさすらい、客のリクエストに応えて歌や演奏を披露する人がいる。「流し」と呼ばれる人々だ。 全盛期だった昭和には、新宿だけで数百人の流しがいたとされるが、カラオケの普及などさまざまな要因で激減。現在はなかなか見かけない存在になっている。 そんななか、新宿ゴールデン街で活動する唯一の流しが、Be-B(ビービー)/和泉容(いずみよう)さんだ(2つの名義で活動。本記事ではBe-Bに統一)。 メジャーデビューやレコード大賞新人賞受賞など、ミュージシャンとしてそうそうたる経歴を持つBe-Bさん。なぜ流しになったのか、流しとしてどのような日々を送っているのか、取材した。 現場で歌うことが歌手にとって原点 22時過ぎ。カウンターだけの狭い飲み屋に、ボン・ジョヴィの曲が響き渡る。Be-Bさんによる引き語りだ。 力強く、静かに、激しく曲が進み、終わると拍手や歓声
2024/05/12 リンク