エントランスに設置された幅3メートルの大水槽。ホシザメやマダイなどが来場者を迎えてくれる=大洲市(前川康二撮影) 全国唯一の水族館部という名の部活動がある愛媛県立長浜高校(同県大洲市)で、部が運営する長高水族館が4月、学校に隣接する市の長浜保健センター内に移転、新たにオープンした。生徒の全国公募で部員が増え続け、活動していた教室では手狭になったためで、スペースは以前の約2倍の広さ。部は今年度、新入生43人が入り、全校生徒の約6割に当たる95人が在籍。移転後初の一般公開で部員らは新調された水槽で飼育する生物を解説するなどして来場者をもてなした。 ホシザメやマダイがお出迎え「新しい水族館をぜひ楽しんでください」 4月20日に開かれた一般公開で、集まった来場者を前に部長の西岡春陽さん(17)が部員らを代表しあいさつ。来場者たちは部員による生物の説明を聞きながら、熱心に水槽をのぞき込んでいた。この