火山の噴火によって面積が拡大した小笠原諸島の西之島の航空写真や溶岩などを展示した特別展が、東京で開かれています。 特別展は西之島について多くの人に知ってもらおうと、海上保安庁が東京・江東区の海洋情報資料館で開いていて、島の写真や海図などおよそ30点が展示されています。 このうち4年前から先月にかけて撮影された航空写真では、島の南東側の海底で起きた噴火によって新たにできた陸地がおよそ1か月で島とつながったあと、さらに拡大していった様子がわかります。 また島の周辺で行った測量をもとに作成したCGでは陸上部分だけでなく、海中にある火山の形がはっきりと確認できます。このほか会場には、海上保安庁の調査チームが去年10月に島から持ち帰った重さ2キロほどの溶岩も展示されています。 海上保安庁海洋情報部の木村信介さんは「ふだんは見られないものを紹介しているので、西之島に興味を持ってもらえればうれしいです」