Alder Lake-Sはゲーム性能でRyzen 9 5950Xを上回れたのか? Intel Core i9-12900K Text by 米田 聡 2021年11月4日,IntelのデスクトップPC向け第12世代Coreプロセッサ(開発コードネーム Alder Lake-S)が発売となった。PC向けのCPUとしては初めて,高性能CPUコア(P-Core)と省電力CPUコア(E-Core)という2種類のCPUコアを搭載する「Hybrid Architecture」を採用するなど,PCの世界に大きな変化をもたらす可能性をもつ製品といえる。 本稿では第12世代Coreプロセッサの中から最上位製品となる「Core i9-12900K」(以下,i9-12900K)の性能をチェックしていく。i9-12900Kは,第12世代Coreプロセッサのフル実装版であり,8基のP-Coreと8基のE-Coreを
Windows11のバージョンはこんな感じ。 キャッシュ・メモリのレイテンシ まずはレイテンシから。最初はキャッシュの構造の見やすい少し規則性のあるアクセスパターンから。 5950Xは一つのコアから見えるL3キャッシュは32MBなので、Windows10ではそのぐらいまでレイテンシが低い状態が続き、まあこれが想定される状態なのだけど、Windows11では2MB(2048KB)ぐらいから急激にレイテンシが上昇し、メモリアクセスと変わらない感じになってしまっている。 完全ランダムアクセスの場合も同様で、Windows11では2MB(2048KB)以降でキャッシュが見えなくなっているみたい。 キャッシュ・メモリ帯域 今度はシングルスレッドの帯域。 Windows10では32MBまでL3キャッシュによると思われる高い帯域が持続するが、Windows11では2MB(2048KB)以降メモリアクセス
Zen 3世代のAPU「Ryzen 7 5700G」「Ryzen 5 5600G」はPCパーツ高騰時代の救世主なのか? 2021年8月6日午後7時より(グローバルでは8月20日22時より)、AMDはSoecket AM4用の新APU「Ryzen 5000G」シリーズの販売を解禁する。この新APUの製品コンセプトや発売時期等についてはCOMPUTEX 2021速報記事で報じた通りだが改めてまとめると、Ryzen 7 5800Xの下位モデルとして投入されるのが「Ryzen 7 5700G」、同様にRyzen 5 5600Xの下位「Ryzen 5 5600G」の2モデルが既存のRyzenと同じ「リテールパッケージ版」として投入される。 本邦における予想販売価格はRyzen 7 5700Gが税込5万1800円、Ryzen 5 5600Gが3万6800円となり、対応するRyzen 5000シリーズの
8月6日19時発売! Zen 3採用APU「Ryzen 7 5700G」「Ryzen 5 5600G」の実力を先行レビュー(1/3 ページ) AMDは8月6日19時から、デスクトップPC向けのAPU(GPU統合型CPU)「Ryzen 7 5700G」「Ryzen 5 5600G」の市販用パッケージによる販売(いわゆる「ボックス販売」)を開始する。税込みの想定販売価格は、Ryzen 7 5700Gが5万1800円、Ryzen 5 5600Gが3万6800円となっている。 →AMDが「Ryzen 5 5600G」「Ryzen 7 5700G」をボックス販売 米国では8月5日に発売 いずれのAPUも2021年4月に発表済みで、メーカー製PCに組み込まれる形で既に出回っているが、自作PCなどで利用できる市販品として改めて発売されることになる。この記事では発売に先駆けて、Ryzen 7 5700Gと
ただ実際にはこのルールはモバイル向けのみであり、デスクトップ向けは全製品ともCezanneで統一されたのは喜ばしい。ただこうなると、Lucienneコアの存在意義がさらに不明なものになっている。連載600回で書いたようにRenoirとLucienneは物理的に異なるダイであり、ということは(今のところ)モバイル向けだけのために、わざわざ新規のダイをCezanneとは別に起こした格好になる。 もちろん今後組み込み向けなどに流用される可能性はあるし、あるいはデスクトップ向けに今後追加される可能性もゼロではない。AthlonグレードがLucienneベースになるなんてことは、ありえそうなシナリオだ。 ちなみに連載597回のロードマップ図であるが、一ヵ所訂正がある。図ではCezanneベースのRyzen 5 5600UのL3容量を12MBとしているが、実際のスペックでは16MBとなっている。連載5
AMDが「Ryzen 5 5600G」「Ryzen 7 5700G」をボックス販売 米国では8月5日に発売:COMPUTEX TAIPEI 2021 AMDは5月31日(米国東部時間)、デスクトップ向け新型APU(GPU統合型CPU)「Ryzen 5 5600G」と「Ryzen 7 5700G」を市販することを発表した。米国では8月5日に発売する予定で、想定販売価格はRyzen 5 5600Gが259ドル(約2万8410円)、Ryzen 7 5700Gが359ドル(約3万9400円)となる。 →AMDがZen 3アーキテクチャ採用のデスクトップ向け新APU「Ryzen 5000G」シリーズを発表 合わせて同社は、大企業向けのセキュリティ機能や管理機能を追加した「Ryzen PRO 5000 G-Series Desktop Processors with Radeon Graphics」(
歴代Ryzen 5を横並びで比較。Zen 3世代の強さを再確認する Ryzenはコア数の多いRyzen 9やRyzen 7に注目が集まりやすい。特に動画編集やCG制作をする人、ゲームとストリーミングを1台のPCで済ませたい人にとっては、CPUのコア数は心の余裕であるため、Ryzen 9のようなメニーコアCPUに注目するのは合理的な考え方だ。 しかし、コア数が少々少なくてもお財布に優しいCPUの方が良い場合もある。特にRyzen 5の6コア/12スレッド(6C/12T)モデルはコストパフォーマンスに優れている。今時のゲームだと4C/8TではCPUの余裕がほとんどないが、6C/12Tなら十分かつ過大すぎない余裕が持てるケースがしばしば見られる。6C/12Tでも動画編集も可能だし、ゲームとストリーミングを1PCでまとめることも可能だ。 そこで本稿では、歴代のRyzen 5(X付き)のパフォーマン
初代〜最新Ryzenの性能比較をするなら、物理8コアモデルが最適だ。4年の歳月はRyzenにどの程度のパフォーマンスゲインをもたらしたのだろうか? 近年のCPUパフォーマンス競争における大きな分岐点といえば、2017年2月に発売されたAMDのRyzen 1000シリーズ、いわゆる“Zen”世代のRyzenが登場した時だ。 その後、RyzenはZen+、Zen 2と順調にアーキテクチャーを更新し、Zen 2では物理12コアどころか16コアモデルまで投入して世間を沸かせた。昨年7月に発売された“Zen 3”世代のRyzen 5000シリーズでは、長年の弱点であった内部レイテンシーを大幅に抑える設計を採用したことで、さらにパフォーマンスを伸ばした。 ライバルであるインテルがプロセスルールの微細化に手間取る一方で、AMD(とTSMC)は14nm→12nm→7nmと順調にモノにした。上位モデルの製品
2020年08月08日19:30 (注:商品価格は執筆当時のものです。販売ページリンクにはアフィリエイトを含みます) 「AMD Ryzen 7 PRO 4750G」をレビュー。Core i7 10700と徹底比較 wisteriear コメント(4) タグ :#AMD_Ryzen_4000G_レビュー#CPU_レビュー#レビュー#AMD_Ryzen_3rd#AMD_Ryzen_3rd_レビュー#スポンサード_レビュー スポンサードリンク 第3世代Ryzenと同じZen2 CPUコアと、7nmプロセスで改良・製造されるRadeon Graphicsを組み合わせた、RenoirことAMD第4世代Ryzen APUのビジネスユーザー向けPROシリーズから、8コア16スレッドの最上位モデル「AMD Ryzen 7 PRO 4750G」をレビューします。 8コア16スレッドAPUの「AMD Ryze
ライバルのIntel製CPUを引き離す性能と評価される「Ryzen 5000」シリーズや、8K・60fpsゲーミング対応をアピールするNVIDIAの「GeForce RTX 3000」シリーズとそれに対抗できる性能をアピールする「Radeon RX 6000」シリーズなど、2020年には魅力的な高性能PCパーツが多数登場しました。しかし、IT系ニュースサイトのExtremeTechはそれらのパーツを「今は買う時期じゃない」と指摘しています。 This Is a Bad Time to Build a High-End Gaming PC - ExtremeTech https://www.extremetech.com/computing/318119-this-is-a-bad-time-to-build-a-high-end-gaming-pc 「Ryzen 5000」シリーズは確かに
2020年11月6日19時に販売解禁となったRyzen 5000シリーズは、各ショップから販売在庫が速攻で消滅するという人気ぶりを見せた。今回投入された「Ryzen 9 5950X」と「Ryzen 9 5900X」はどこも流通量が少なく、「Ryzen 7 5800X」と「Ryzen 5 5600X」は比較的入手性が高くなっている。 前回はAMDの意向により「Ryzen 9 5900X」と「Ryzen 7 5800X」しかレビューできなかったが、今回は残りの「Ryzen 9 5950X」と「Ryzen 5 5600X」のレビューをお届けしたい。前回の結果を踏まえつつ、改めてRyzen 5000シリーズの凄さを俯瞰的に検証することとしよう。Ryzen 5000シリーズの簡単な解説は、前回の記事をご一読戴きたい。
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